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Author:樫田秀樹 ブンブンエコライト
ブンブン回すだけで充電できる懐中電灯。たった97グラム!
電気不要・8年間カートリッジ交換不要の浄水器
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Designed by Shibata 40種類の柄、15種類のカラーから自分好みに選べる、オリジナル フルジップパーカ
バケツ洗濯機KJ-950
これは便利!雑巾や軍手、スニーカーなどがきれいに!
携帯用洗面器
旅行に便利。空気で膨らむ洗面器。
電球型ポケットライト
財布や名刺入れにも入る薄型ライト。厚さ3ミリ
LEDダイナモランタン
手回し充電もソーラー充電もOK。部屋のインテリアにも。
LEDキャンドル
LEDだけど炎がゆらぐ。癒される。息の吹きかけでオン・オフができる。
タタメットズキン
サイズ調整できる折り畳み防災ヘルメット+ずきん。落下物にも炎にも強い!
パッカブルブーツ
折り畳める長靴。色も選べます
アンチボトル
折り畳めるウォーターバッグ。500mlなので、何度でも使えるペットボトルとして重宝する。色は7色。
浄水機能ペットボトル
カーボン製フィルターが水道水をおいしい水に変える。385ml。色は3色。
あつあつ加熱パック
火を使わずに食材を98℃まで加熱。災害時には暖かいものを食べたいですね。
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●JR東海の説明は、3月とほとんど同じだった… 2014年から、静岡県とJR東海と学識者とが、リニア中央新幹線の工事による大井川減流問題などを話し合う「中央新幹線環境保全連絡会議」。その第8回「生物多様性部会専門部会」が10月22日に開催された。 ![]() 3月に第7回が開催されたばかりだが、簡単に報告すると、その内容は第7回とほぼ同じだった。 生物多様性部会専門部会とは、その名の通り、「生物多様性」を議案とする。 JR東海は、静岡県最北部でリニアのためにトンネル掘削する。もし無策なら大井川の流量が毎秒2トン減る…と予測していることは周知されているが、問題はもう一つある。 JR東海は、トンネル掘削地周辺の沢の流量が最大7割も減ること、地下水位が最大で300m以上も下がることを公表している。 「生物多様性部会専門部会」は、その結果、失われるかもしれない動植物や生態系の保護について話し合うものだ。 ところが、今年3月の第7回会議で、JR東海が主張したのは「代償措置=移植」だった。 つまり、沢の水が減ると生きられない生物もいるから移植しましょうとの案だ。 これに学識者の委員たちは異議を唱える。 「移植は最後の最後の手段であるべき。まずやるべきは、生態系への影響の回避や低減策を打ち出すことだ」 で、7カ月ぶりの開催となった会議で、JR東海は、より詳細な検討や調査方法を加えるなど一定の前進はあったが、またも同じ主張を繰り返したのだ。移植をやりますと。 以下、学識者の委員とJR東海との主だったやりとりを抜粋してみた。 ●哲学の欠如 ★岸本委員 3月の資料から、随分と書き込んではいることは評価する。一方で、ライチョウ保護やイワナ保全については不十分。 そもそも企業として、環境保全を推進すると言っていただけないか。これでは、まだ不十分。やってほしいのは保全の推進なんです。環境への悪影響は必ず出るんです。水の保全もどうするのかまで踏み込んでほしい。企業としての哲学を見せてほしい。根本的なところでの検討をするべきだ。 ●人口産卵床 JR東海は、絶滅危惧種である、たとえばヤマトイワナの保護のため、「代償措置=移植」を考えている。大井川上流部には、ヤマトイワナ、外来種のニッコウイワナ、その交雑種がいる。JR東海は、ヤマトイワナのために「人口産卵床」を考え、実験を行っているという。 ![]() ★坂井委員 人口産卵床は本当に効果があるのか? 新たに生まれた子どもたちはその場所で生息できる環境があるかどうか。これを知らねば、過密になる。その環境はヤマトイワナが住むのに十分か。個体群が安定するのか? それ抜きでの産卵床はお勧めできない。 実際(実験を)どこでやったの? ヤマトイワナがいるところ、ニッコウイワナとの交配地? ★JR東海 具体的な沢は申し上げられない。産卵床の作り方も、今の体験を参考にしてやる。9月に実験を始めたばかり。実際に卵がつくのかは、専門家によると11月にはということ。 ●ハコネサンショウウオ ★坂井 移植に関して、今回初めて名前が出たハコネサンショウウオも、水が減れば移すとのことだが、そもそもハコネサンショウウオは水の中よりも外に住む期間のほうが長い。繁殖のために水に来るだけ。移植の行為は何のため? ●休憩時の委員たちへの取材 ハコネサンショウウオの基本的なことを知らないとは。かつて、向こうの言う専門家って誰かと尋ねても教えてくれなかった。今も教えてくれない。大学教員なのか研究所職員かもわからない。おそらく文献調査の整理が得意なだけのコンサルかもしれない。 ●平均ではダメ ★難波副知事「情報操作です」 前からそうだが、流量減少の予測値は、平均値ですよね。雨が降らないとき、工事中、工事後、渇水期には流量が0のときもあるのに、あなたたちの資料ではすべて平均値で、つまり常時水が流れているように書いている。これ情報操作です。沢では確実に影響が出る。だが資料にはその対策が書かれていない。何をやるんですかと聞いたのに、一般論しか答えない。これは何もしませんと言っているのと同じ。 ![]() ●残土置き場について--JR東海「残土は崩れません」-- JR東海は静岡県のリニア工事で出る360万㎥(東京ドーム3倍分)という膨大な残土を、大井川上流部の燕沢(つばくろさわ)という河原に積む計画をもっている。高さ70mx幅300mx長さ600mという副都心のビル街に匹敵する残土山を作る予定だ。これは熱海の土石流事故を起こした残土5・5万立米の60倍以上の量だ。崩れないのか。 この日の会議では、こんなやりとりがあった。 ★三宅委員 盛土は360万立米で高さ70mもある。そんな大量の土砂が盛られて問題ないのか。JR東海は今まで何mの盛土をしたことがある? ★JR東海 我々は他県でも谷を埋めて適切に工事をする。身近な例としては、静岡空港は2600万立米の残土を(他社が)高さ75mで積んだ。それよりも大きな盛土もある。我々は、大きい(盛土だから)からこそ、よりきちんと施行をする。 ★三宅 もちろん崩れる工事をするのはあり得ない。でもこれだけ豪雨があって、何があるか判らない。もし何かあればどういう対応があるのか。 ★JR東海 盛土に関しては、しっかりやる。 ★三宅 質問に答えていない。対策は? ★JR東海 崩れる想定はない。 ★難波副知事 それだけらダメと言っている。崩れたことを想定しなければならない。100年に一度、200年に一度の災害を考えるべき。しかし、崩れることを想定していないとは、リスクマネージメントができていない。あなたがたはリスクマネージメントを理解していない。 ★JR東海 まったく崩れないとは言わないが、しっかりやる。 この具体性のない回答に難波副知事がこうもらした。 ★難波 やめてくださいよ、もう…。 ●記者会見で、JR東海は、住民説明会を行う予定はないと言った。 記者会見で、私はJR東海に尋ねた。 「前回の国の有識者会議で、JR東海の宇野副社長は『(静岡県の)8市2町で住民説明会を行いたい』と明言した。これはいつやる予定なのか?」。 するとJR東海の永長氏は「社内でその議論はない」と回答。 なぜ? 「あのとき副社長は(やる、ではなく)『やりたい』と言ったのです」。なんだ、この回答は。結局は、やらないということだ。 JR東海の体質は改まるのだろうか。 ![]() リニア新幹線が不可能な7つの理由 リニア中央新幹線をめぐって 超電導リニアの不都合な真実 ↓ ブログランキングへの応援クリックをお願いいたします。 ![]() ↓ 拍手もお願いいたします
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取材のカンパをお願いいたします
ここ数年、この場を借りて、広範囲な取材が必要となるリニア中央新幹線の取材についての、取材費カンパをお願いしてきました。お陰様で取材費の一部を賄うことが可能になっております。本当にありがとうございます。
しかしここにきて、新たに「入管問題」という、これまた取材時間と費用は掛かるけれど、ほとんど儲からない、だけど伝えなければならない事案と2年前から関わるようになりました。当初は、リニアの取材費だけでもお願いするのは申し訳なかったのですが、入管問題も長年の勝負になると決めてから、背に腹は代えられない以上はと、こちらの事案についてもご支援を呼びかけさせていただくことになりました。リニアでも入管問題でも、ご支援者には、記事の案内やデータ送付、はたまた単行本の送付などをさせていただきます。私の銀行口座は「みずほ銀行・虎ノ門支店・普通口座・1502881」です。私と面識のない方は、お礼をしたいので、ご支援の際に、できればお名前を連絡先を教えていただければ幸いでございます。どうぞよろしくお願いいたします。 樫田拝
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![]() 私が原発を止めた理由
3.11以後の原発裁判において、初めて運転差し止めを命じた判決を出した裁判長が、退官後の今、なぜあの判決を出したのか、なぜほかの裁判では住民は敗訴するのかを説明している。
超電導リニアの不都合な真実
リニア中央新幹線の問題点を『技術的』な側面から、極めて客観的に情報を分析しその発信に努め、リニアの実現性には課題ありと論じている。難しい専門用語を極力排し、読み易さにもこだわった良書。
リニア新幹線 巨大プロジェクトの「真実」
リニア中央新幹線を巡る問題を語らせては、その理論に一部のすきも見せない橋山禮治郎氏の第2弾。このままでは,リニア計画とJR東海という会社は共倒れになることを、感情ではなく、豊富なデータを駆使して予測している。必読の書。
自爆営業
国会で問題にされても一向に改まらない郵便局の自爆営業。年賀状1万枚、かもめーる700枚、ふるさと小包便30個等々のノルマはほぼ達成不可能だから、ほとんどの職員が自腹で買い取る。昇進をちらつかせるパワハラや機能しない労組。いったい何がどうなっているのか?他業種の自腹買取も描いている。
取れる! ダニ取りマット
アキモトのパンの缶詰12缶セット
スペースシャトルの宇宙食にもなった。保存期間は3年。しっとりおいしい奇跡の缶詰。24缶セットもある。
共通番号の危険な使われ方
今年10月に全国民に通知され、来年1月から運用が始まるマイナンバーという名の国民背番号制度。その危険性を日本一解かり易く解説した書。著者の一人の白石孝さんは全国での講演と国会議員へのアドバイスと飛び回っている。
マグネシウム文明論
日本にも100%自給できるエネルギー源がある。海に溶けているマグネシウムだ。海水からローテクでマグネシウムを取り出し、リチウムイオン電池の10倍ももつマグネシウム電池を使えば、スマホは一か月もつし、電気自動車も1000キロ走る。公害を起こさないリサイクルシステムも矢部氏は考えている。脱原発派は必見だ。
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