●オンライン・セミナーで話してみた。 本来話すのは苦手です。
とはいえ、断る理由もないので、7月31日、国際環境NGO「FoE」主催のオンライン・セミナー
「リニア延期の理由は静岡だけ?~沿線各地で問題だらけ」で、1時間ほど話をした。
6月26日、JR東海の金子慎社長が川勝平太・静岡県知事に「6月中に準備工事を再開させてほしい」と要請。これを知事が断ったことで、6月着工はなくなり、翌日、大手新聞はいっせいに、「静岡のせいでリニアの2027年開通が延期に」と印象付けるような横並び報道を展開した。
私は、これには強い違和感を覚え、では、実際にどうなのかを「事実」だけを基に検証してみた。
それをオンライン・セミナーで話したが、そのセミナーを見直すのは時間がかかるのでお勧めできない。
そこで、セミナーで使った画像や図表にさらに説明文を入れた資料を作成。下記に記載したリンクから閲覧できます。
●元々、「6月中の着工」も「2027年開通」も無理だった。神奈川県は5年遅れ。 JR東海が静岡県に訴えていた「2020年6月中の着工」は元々無理な要請だったことは判っていたはずだし、「2027年開通」が無理なことは数年も前から判っていたはずだ。一例だけあげれば、神奈川県で建設予定の「リニア神奈川県駅」の「第2ブロック」工区は、JR東海の工事工程表によれば、10年以上の工期が必要なのに、未着工! つまり、仮に明日着工しても完成は2030年。これにさらに「電気調整試験」と「リニア走行試験」で2年がかかるので、
神奈川県においてはリニア開通はどんなに早くても2032年と5年遅れとなる。
「静岡がJR東海に着工を許可しないので、リニア2027年開通が延期となるのは残念だ」と表明した
黒岩・神奈川県知事は足元の情報をご存知ないのだろうか。
資料は
ここから閲覧できます。 なお、ここで提示する写真や図表の無断使用や無断転載はお断りいたします。ご使用したい場合は、ご一報ください。
リニア新幹線が不可能な7つの理由
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