「メンバー案の再考を」と川勝平太静岡県知事が国交省に訴えたのはつい数日前。
もっと粘るかと思ったが、意外と早く結論が出た。答えは「容認」だ。
前のブログで、国交省鉄道局が、静岡県とJR東海との「行司役」を務めるとする「専門家会議」に、県が2名の有識者を推薦したら、それが国交省から除外されたことを書いた。
だが、川勝知事はそれを容認したのだ。
さすがに、どういうことなのかを、県の担当部署に問い合わせると、以下の回答を得た(概要)。
2人が除外されたのはとても残念。
このことについては、もちろん知事とも意見交換したが、私たちはこう結論付けた。
「専門家会議」は、あくまでも国交省のための組織であることを認識した。
そうである以上、これ以上口を挟めば、周囲から県がリニア着手を意図的に遅らせているとの批判を浴びるし、そもそも、専門家会議での議論の結果はJR東海に意見として伝えられるが、どのような意見であれ、その意見は、改めて、静岡県の「中央新幹線環境保全連絡会議」で議論されるので、JR東海から納得のいく説明がない限りは、着工もない。
なので、これ以上意見を述べるのは敢えて遠慮することにした。
静岡県は、住民への安心をどう確保するかの一点で臨んでいく。
これを知って、ちょっとホッとはするが、ただし、国交省は県を切り崩そうとする小さな穴をあけたのかもしれない。その穴が小さいままなのか、大きくなるのか。そこはきちんと注視しなければならないと思う。
リニア新幹線が不可能な7つの理由
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