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樫田秀樹

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●いったい何が起こっているんだ。わずか2週間の仮放免

 茨城県牛久市の「東日本入国管理センター」(法務省・出入国在留管理庁の収容施設の一つ)には今、難民認定申請が不許可となった人たちを中心に約300人が収容されているが、5月から一個人が自発的にハンストを開始して、それがあれよあれよと増えて、気づけば今、約100人が、ポーズではなく、死を賭したハンストに入っている。

 じつは私も6月にここを訪れ、ハンストをしている一人と面会取材はした。
 ただ、今回のハンストへの私の捉え方は甘かった。
 ハンストは今回が初めてではない。毎年誰かがやっている。そして数週間後には体力の限界と同時にハンストは終わるが、その結果、管理センターが彼らの望む「仮放免」(一時的に収容を解く措置)をすることもなかった。
 つまり、管理センターには「どうせハンストが終われば、また普段の生活に戻る」との読みがある(実際、職員からその言葉を私は聞いている)。

 もっとはっきり言えば、被収容者も、「死を賭けた」ハンストに臨む人は多数派ではなかった。。
 だから、私も今回はまた数週間後には終わるだろう・・と思っていた。

 ところが今回のハンストは異常だ

 以下、被収容者への面会活動を続ける市民団体「牛久入管収容所問題を考える会」(牛久の会)の情報を基に、今回のハンストの経緯を紹介する。

●経緯
★5月10日 イラン人シャーラムさんがハンスト開始。
 だが1 週間後に倒れ、医務室脇・静養室で静養することになる。
 それを見た同じイラン人たちが次々とハンストを開始。全員が 2 年以上の長期収容者。

(現在の収容所の最大問題が長期収容。刑務所ならば刑に応じていつ出所できるかがわかるが、難民認定申請をしただけの人たちに対しては、実質、無期限拘束をしているからだ)

 5月、イラン人ハンスト者は4人に。

★6 月中旬 ハンスト者が次々体調不良になり静養室へ。
 その静養室のベッドも一杯になり、新たに ブロック6Bとブロック6Aという通常は使われていない居住区間の居室をハ
ンスト者用にあてがう。
 そのうち、スリランカ人も 1 人、そして自殺未遂のクルド人が懲罰房に入れられたが、その人もハンストに入る。

(私が面会取材したのはこのクルド人)

 そしてこの頃から、ハンスト者にぽつりぽつりと仮放免が許可されるようになる。

★7月3日  ハンスト者は23人に。

 同時にハンスト者への仮放免も続く。

 一つの背景として、以下の事実がある。

 ◆6 月 24 日 
  長崎県の大村収容所でナイジェリア人のサニーさんがハンストの末、死亡したと伝えられた
  サニーさんは、じつに3 年7 ヶ月も長期収容され、今年 3 月から 水もほとんど摂らないハンストを2か月間も続け

ていた。その行動が問われたのか、単独房に隔離収容されていた。

 ◆7 月 2 日
  山下法相の閣議後会見
 「健康上の問題などで速やかな送還のめどが立たない場合には、人道上の観点から仮放免制度を弾力的に運用する」
 と説明した。

★7 月 4 日  クルド人ユージェルさんが仮放免された。
 ただし、長いハンストの影響で「拒食症」になってしまい、「水も食べ物も食べたいけれど食べられない。摂ろうとすると吐いてしまう」。
 彼を6月26日に診断した収容所外の病院医師は「このままでは死んでしまう! 内臓の問題ではなく心の問題」と断言
した。
 ユージェルさんは難民認定申請者。牛久に2年半収容され、仮放免時には体重が 30 キロも減った。この30キロのうち20キロがハンストの 70 日間での減少だった。


★7 月 9 日
 ブロック6 Bに収容されていたイラン人 4 名が仮放免。うち一人が、最初のハンスト者のシャーラムさん。
 仮放面の条件として、「ハンスト中止」、「血液検査を受ける」こと。

 ところが!

 4人に与えられた仮放免の期間はわずか2週間。
 果たして2週間後、どうなるのかと関係者を不安にさせた。

★7 月 12 日
  イラン人 2 名が仮放免。
 うち一人は、羽田空港での入国時に「上陸拒否」となり、そのまま牛久に移送された。
 そのまま2年間収容されていた。
 つまり、今回の仮放免で彼は初めて日本の土を踏んだのだ。

★7月23日 
  6 名の仮放免。
  イラン人、クルド人、スリランカ人など。
 この動きに合わせ、以後、毎日のようにハンスト者が増え続けている。
 それが今、100人もの規模に膨れ上がっている。


●●しかし! 2週間後に「再収用」だって!?

 7月22日。
 驚くべきニュースが入ってきた。
 7月9日に仮放免されたシャーラムさんとマジットさんが、「2種間」の仮放免を更新しようと、東京出入国在留管理庁(東京入管)に赴いたところ、「不許可」の裁定を出され、そのままバスに乗せられ、牛久に直行したという。

 伝え聞く話では入管職員は「ハンストをして仮放免されても、すぐに戻される」と言っていたようだ。つまりもともとそのつもりの仮放免だったのか?

 本日15時から、牛久の会がつくば市で緊急記者会見を開催。
 じつは、本日を逃せば、他の原稿執筆に大きな遅れが出るので、迷ったが、やはり行こう。
 とんでもないことが進行しているかもしれない。

 また近いうちに牛久にも行かねば。

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