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樫田秀樹

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●リニアの騒音問題

11月11日、山梨県中央市で「人も自然も苦しめるリニア講演会」と題したシンポジウムが開催されました。
 主催は「山梨リニア沿線住民の会」

 これを取材しようと思ったのには、おおざっぱには二つの理由があります。

1.リニア中央新幹線については、
★現行の問題(水枯れや手続きのずさんさ、活用できない残土など)や
★今後の問題(立ち退きやウラン残土など)
 などがほぼ論議されていますが、まだまだ議論を深めるべき問題も残っています。
その一つが、営業本線においては「16両編成」+「1時間で往復10~16回の走行」となることで、どれだけの騒音問題に発展するのかです。これが講演で話し合われる。

2.今後の用地買収において、現時点では絶対に応じない人たちが数人参加するから。

 といったところです。

 11月11日。山梨県中央市の玉穂生涯学習館にはおよそ100人の市民が参加。

 品川・名古屋286キロ区間のうち86%はトンネル。残り14%の約40キロの明かり区間のうち、27キロが山梨県に集中しています。
 基本的に、明かり区間においては、JR東海はルートを土管のような「防音フード」ですっぽり覆って防音対策を施します。

リニア明かり区間のフード←山梨県での防音フード

 ところが、山梨県ではその明かり区間の所々で、リニア走行の見学や写真撮影をしたい観光客のために天井部分を開ける「防音壁」を設置します。
 ちなみに、これはもちろん山梨県だけではなく、神奈川県でも岐阜県でも数か所で同様の「防音壁」措置がなされるようです(目的は、観光というよりも、超高速走行で生じる風圧を逃がすためとか経費削減が推定されている)。

 さて、一般市民が騒音に悩まずに暮らせるよう、騒音規制法においては、おおざっぱには昼間は55デシベル、夜間が45デシベルを上限とすることが定められています。

騒音規制法

ところが、リニア計画においては、路線から片側400メートル(両側で800メートル)の範囲において70から75デシベルまでが認められています。
 この件について、「山梨リニア沿線住民の会」は2016年12月と2017年9月、山梨県森林環境部大気水質保全課に以下の要望書を提出しています(概要)。
「騒音の基準が、70デシベルという極めて高い数値は私たちの健全な日常や生体を必ず破壊する。70デシベルを国の基準という理由で適用するのはなぜなのですか」

 これに対する回答が
「騒音環境基準は鉄道騒音には適用しないものとされています。全国の新幹線鉄道に対して適用されているのは『新幹線鉄道騒音に係る環境基準』であり、リニア中央新幹線にも適用されます」
 というものです。
 それが、70~75デシベルという値です。

 講演会では、その70デシベルがどれほどの音なのかを体感してもらうための騒音発生体験も行われました。

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72.3デシベル←発生実験では72デシベルだった

 それにしても、400メートル離れていても70デシベルとは、線路のすぐ近くでは何デシベルになるのか?

 会場からは数人の挙手があり、いろいろな意見や質問を発言していましたが、印象深かった発言者がいました。
山梨県笛吹市にはそれこそ観光目的で作られた「リニアが見える丘公園」があります。これは眼下を走る約1キロ(?)の明かり区間を防音壁にすることで、公園からリニア走行を見学できるというもの(結果は惨憺たるものだそうです。私も数回訪れたが、いつもほとんど人がいない)。
 ここで気になるのは、橋脚のすぐそばに結構な数の(約100軒)家々があること。いつも、これら住民は騒音や日陰をどう思っているのだろうかと気にかけておりました。

リニアが見える丘公園から走行実験リニアが見える丘公園からの眺め。すぐ近くに多くの人家がある。

 今回の講演会では、会場からの発言者に、そこの住民がいらしていたのです。仮にAさん。
 Aさんの自宅は、線路からはおよそ100メートル離れていて、実験車両の速度は、終点に近いこともあり時速150~200キロなので、騒音レベルもおよそ50デシベルとそれほどうるさくはない(ただし線路のすぐ脇の家はわからない)。
 そこで、AさんはJR東海に「名古屋までの営業が始まると時速500キロでここを通過します。いったいどれくらいの騒音になるのですか?」と尋ねたところ「いやあ、基準値内ですよ」との回答があったそうです。
 さらに、Aさんは「防音壁から防音フードに代えたら何デシベル落ちるのか?」と質問したら、これには具体的に「15デシベル落ちます」と回答。
 Aさんたち住民は当初、同地区での通行を地下走行にすべしと訴えることも考えたようですが、JR東海の当初プランに従わざるを得なかったようです。

「私たちには何の情報もなかった。外からの支援もなかった」

 この言葉には考えさせられます。
 地域に根差す住民たちを支える外部の市民運動の課題であるからです。

 報告会への参加者はほかにも、「ストップ・リニア!訴訟」で意見陳述を行った平川一星さん(自治会で70デシベルの騒音発生実験をして危機意識を共有し、自治会として「フード設置」を決議させた)や、JR東海の説明会を「あまりにもずさんなので、なかったことにしてほしい」と表明し、その後一切の話し合いを拒否している、南アルプス市の宮沢地区・戸田地区の住民、また、長野県飯田市のリニア駅周辺に在住で「立ち退かない」と決めている住民もパネルディスカッションを行いましたが、それは、またの報告とさせてください。

171111中央市シンポ1パネルディスカッション。詳細は近いうちに。

リニア新幹線が不可能な7つの理由


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