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Author:樫田秀樹 ブンブンエコライト
ブンブン回すだけで充電できる懐中電灯。たった97グラム!
電気不要・8年間カートリッジ交換不要の浄水器
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Designed by Shibata 40種類の柄、15種類のカラーから自分好みに選べる、オリジナル フルジップパーカ
バケツ洗濯機KJ-950
これは便利!雑巾や軍手、スニーカーなどがきれいに!
携帯用洗面器
旅行に便利。空気で膨らむ洗面器。
電球型ポケットライト
財布や名刺入れにも入る薄型ライト。厚さ3ミリ
LEDダイナモランタン
手回し充電もソーラー充電もOK。部屋のインテリアにも。
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火を使わずに食材を98℃まで加熱。災害時には暖かいものを食べたいですね。
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●早川・芦安連絡道路の建設が1割だけ始まる。 もう4月の時点での新聞報道ですが・・ 山梨県早川町。 山梨県側で南アルプスを掘削する起点となる町です。ここからは約329万立米の残土が排出され、評価書によると、その半分に当たる160万立米が町北部と南アルプス市とを結ぶ県道「早川・芦安連絡道路」の建設に使われます。 ![]() つまり、この道路建設が始まらない限り、トンネル掘削も始められない。 この件、4月1日の山梨日日新聞は以下のように報道しています(概要)。 「山梨県は、4月をめどに着工を決めた。道路の盛り土区間には、11月ごろから残土の運搬が始まる予定。4キロの道路のうち、早川町内の約400メートルの区間で、リニア残土約120万立方メートルを使って盛り土をする。盛り土工事に関する費用約67億円はJR東海が全額負担する。県は4月をめどに、木の伐採など準備工事を始める。今後は約3.5キロのトンネル区間の詳細設計などを進め、総事業費や完成時期を検討する。また、残土を載せたトラックが通る南アルプス公園線は、橋の補強工事も実施する」 やや、もやもやが残る報道内容だったので、県道路整備課に尋ねてみました。 ーー1月に電話したときは、「測量をしているところ」とのご回答でした。もう測量は終わったのですか? 「はい、終わりました?」 ーー予定ルートに民有地はなかったのですか? 「一件だけありました。補償金を払って用地買収させていただきました」 ーー以前の情報なら、「早川・芦安連絡道路」の事業費は80億円の想定でした。しかし、今回は、早川町側の400メートル区間だけで67億円となっております。残り3・6キロの南アルプス市側の測量と設計と予算はどうなっているのですか? 「じつは、芦安側で予定していたトンネル出口が当初の計画通りにいかないことが判明しました。そこで今、トンネル出口の設計変更をしなければなりません。ですので、測量もまた一から始めていて、どれくらいの事業費がかかるのかも調査中です」 400メートルの盛土区間で67億円。 その9倍の3・6キロのトンネル区間ではいくらになるのか。おそらく、合計で80億円を超える? 当初は、80億円のうち、県はJR東海の30億円負担を望んでいたようですが、どういう話し合いだったのか、早川側の67億円についてはJR東海の全額負担となりました。 ともあれ、11月から120万立米の残土が搬入されるにしても、山梨県全体で排出される676万立米の2割。残り8割は、120万立米を搬出している間に順次決めていくのかな。JR東海もこのあたりは全力で急ぐはずですが、そもそも、もしこれが国の公共事業であれば、国が残土の最終処分地を指定して事業にゴーサインが出ますが、民間事業のリニアではそうはならなかった。 結局最後まで「残土処分については、都県を窓口にします」だけで手続きを乗り切り、事業認可を受けた。 民間事業であれ、こういった大型事業に対しては、残土処分を確定させてからの事業認可を考えるべきと思うところです。 ●拡幅はしません どうしても気になるのが、残土を早川・芦安連絡道路の建設予定地に運ぶにしても、そのルートは県道37号線しかありません。この道が北上するほどに細くなる。 ![]() 現在、砂防ダム建設などに携わるダンプカーは、無線交信しながら県道の一部膨らんでいる待機所で停車して相手をやり過ごすことで交互通行を可能にしているのです。 それを今後、一日最大時で930台(往復)ものダンプカーが残土運搬のために走る。 県道路整備部道路管理課によれば、37号線は、14トン規制しかない22の橋梁を補強するだけで、拡幅の予定は「ありません」といいます。あの狭い道を一日930台ものダンプ通行は可能なのか。 早川町北部の閑静な山間地には数軒からなる温泉街がありますが、ある旅館の主人はこう憤っています。 「37号線を拡幅しなければ、一日中ダンプの渋滞が続き、この静かな環境を目当てに逗留するお客様はもう来てくれない。今、温泉旅館の経営者数人で対策協議会を開催するよう村に要請していますが、まったく相手にされません。このままでは死活問題です」 この早川町には、リニア問題に取り組む住民組織はない。個人的にひそかに外部に向かって声をあげる人はいるが、横のつながりも細い。外部の市民団体も、サポートに入ろうにも入れない。 以前も書きましたが、早川町は、子育て世代にはありがたい自治体です。教科書はもちろん無料ですが、中学校までの、その教材費、給食費、修学旅行費、医療費はすべて無料。 その一方、JR東海が事業認可前に開催した住民説明会については町の広報では一切周知しなかった。住民が計画の概要を知ったのは、事業認可後の事業説明会。もう今更声をあげようにもあげられないという背景もあったようです。 南アルプスの対岸にある長野県大鹿村では、全村的な住民運動はやはりないにせよ、立ち上がっている個人や組織はあるし、道路の拡幅についてはJR東海と幾度もやりとりを交わし、実際、今、拡幅は始まっております。外部の市民団体や地方議員、国会議員も幾度も訪問している。 今のままでは、どんなに深刻な被害(騒音、振動、排気ガス、粉塵、はたまた交通事故)が起こっても、それでも早川町民は黙っているのかな・・? ある意味、不安を覚える地区ではあります。 増補悪夢の超特急 ←拙著「悪夢の超特急 リニア中央新幹線」。 ↓ ブログランキングへの応援クリックをお願いいたします。 ![]() ↓ 拍手もお願いいたします
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取材のカンパをお願いいたします
1都6県にまたがるリニア問題を一人で取材することは自分で選んだ道でありますが、それも多くの方から取材費カンパというご支援をいただいたからです。とはいえ、2022年末にその資金プールがついに底をつき、東京都や神奈川県以外の遠方への取材を控えざるを得なくなってしまいました。今一度、ご支援を賜りたくここにそのお願いをする次第です。ご支援者には、今年には発行予定のリニア単行本を謹呈させていただきます。私の銀行口座は「みずほ銀行・虎ノ門支店・普通口座・1502881」です。また100円からのご寄付が可能なhttps://ofuse.me/koara89/letter もご利用ください。私と面識のない方は、お礼をしたいので、ご支援の際に、できればお名前を連絡先を教えていただければ幸いでございます。どうぞよろしくお願いいたします。 樫田拝
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![]() 私が原発を止めた理由
3.11以後の原発裁判において、初めて運転差し止めを命じた判決を出した裁判長が、退官後の今、なぜあの判決を出したのか、なぜほかの裁判では住民は敗訴するのかを説明している。
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リニア中央新幹線の問題点を『技術的』な側面から、極めて客観的に情報を分析しその発信に努め、リニアの実現性には課題ありと論じている。難しい専門用語を極力排し、読み易さにもこだわった良書。
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日本にも100%自給できるエネルギー源がある。海に溶けているマグネシウムだ。海水からローテクでマグネシウムを取り出し、リチウムイオン電池の10倍ももつマグネシウム電池を使えば、スマホは一か月もつし、電気自動車も1000キロ走る。公害を起こさないリサイクルシステムも矢部氏は考えている。脱原発派は必見だ。
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