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Author:樫田秀樹 ブンブンエコライト
ブンブン回すだけで充電できる懐中電灯。たった97グラム!
電気不要・8年間カートリッジ交換不要の浄水器
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Designed by Shibata 40種類の柄、15種類のカラーから自分好みに選べる、オリジナル フルジップパーカ
バケツ洗濯機KJ-950
これは便利!雑巾や軍手、スニーカーなどがきれいに!
携帯用洗面器
旅行に便利。空気で膨らむ洗面器。
電球型ポケットライト
財布や名刺入れにも入る薄型ライト。厚さ3ミリ
LEDダイナモランタン
手回し充電もソーラー充電もOK。部屋のインテリアにも。
LEDキャンドル
LEDだけど炎がゆらぐ。癒される。息の吹きかけでオン・オフができる。
タタメットズキン
サイズ調整できる折り畳み防災ヘルメット+ずきん。落下物にも炎にも強い!
パッカブルブーツ
折り畳める長靴。色も選べます
アンチボトル
折り畳めるウォーターバッグ。500mlなので、何度でも使えるペットボトルとして重宝する。色は7色。
浄水機能ペットボトル
カーボン製フィルターが水道水をおいしい水に変える。385ml。色は3色。
あつあつ加熱パック
火を使わずに食材を98℃まで加熱。災害時には暖かいものを食べたいですね。
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ようやくテレビでも連日のようにその言葉が聞かれるようになった「マイナンバー」。
年金情報の不正アクセスによる漏えいにより、「マイナンバーだって大丈夫か?」との疑念が沸き起こっているのがその原因です。 マイナンバーとは簡単に言えば、国民背番号です。 基本的なことは、以前も当ブログで書いたので、そちらを見てください。 これは、国によって運用範囲や運用基準は違うのですが、国民背番号制度を敷いて、個人情報が「大丈夫ではなくなった」代表格はアメリカと韓国です。 手口は3つ。 ★不正アクセス ★内部犯行 ★成りすまし です。 ●韓国の事例 韓国では、1962年から「住民登録番号」という国民背番号を導入しました。 これは元々は、北朝鮮からのスパイと一般国民を明確に区別するために導入されたものです。それがいつの間にか、「官」部門での利用が始まり、ついには「民」部門、すなわちクレジット情報や銀行口座にも紐づけされ、なんでもありの状態になっています。 韓国では、07年から15年1月までの間で2億数千万件もの不正アクセスと内部からの情報流出が発生しています。 クレジットカードの番号も住民登録番号で一元化しているのですが、14年1月、クレジット会社や銀行口座関連の個人情報約1億400万件が流出し、預金の無事を確認しようと顧客が銀行に殺到。そのなかには、パク・クネ大統領のものと思われるの情報もあったのです。 日本でも昨年、通信教育を手掛ける㈱ベネッセの関連社員が金目的で900万件の個人情報を流しましたが、韓国でも「内部犯行」でこのような事件が起こりました。 つまり、どんなに情報漏えい防止のシステムを作ったとして、内部の人間が故意に情報を取りだし売りさばくのは止められないのです。 ●アメリカの事例 アメリカでも1936年「社会保障番号」が導入されましたが、90年代後半のパソコン時代に入ってから成りすまし犯罪が多発。 その数、06~08年の3年間で1170万件! 被害額は円換算で約2兆円。 たとえばこういう事例です。 悪人Aが、Bさんの個人情報(氏名や番号など)を入手。そしてBさんに成りすまして正規職員として不法就労する(非正規職は低給与なので)。そして課税庁(日本の国税)への申告時期に退職。当然、税申告はしない。しかし、実際のBさんは課税庁に税申告するから、課税庁は、Aの会社から送られてきた「Bの支払調書」と、本物のBの税申告書の内容が一致しないことに気づき、犯罪が発覚。しかし、AはあくまでもBとして働いていたので、身元が特定できない。 また、多重債務を負っている親が、わが子の番号を使ってクレジットカードを作っては、支払不能を繰り返し、当の子どもは成人してクレジットカードに申込む段階で初めて自分の信用歴が汚れているのに気付く。 また、アメリカでは、社会保障番号の機能に、低所得者への給付金支給があるのですが、それも横取りされている。その数、2011年の一年間だけでで94万件。 たとえば以下の手口です。 悪人が、他人の社会保障番号を勤め先の給与ファイルなどからかすめ取ったり、闇サイトなどから入手し、本人に成りすまし、低所得者層への税金還付や給付金を求めて役所に出向き虚偽申告をする。 ●日本では? 日本がここまでのスケールで「内部犯行」や『なりすまし』が横行するのかはわかりませんが、一つだけ言えるのは、情報を盗んでの犯罪は防げないどころか増えるということです。 2016年1月から運用が開始されるマイナンバーですが、「個人番号カード」のなかに入る個人情報は、「氏名、住所、生年月日、性別」の基本4情報と顔写真、そして個人番号だけ。つまり、個人の具体的な、所得、年金、納税額、貯金額、病歴、治療歴などがそのカードに詰まっているわけではありません。 それぞれの情報はそれぞれの担当機関(たとえば、納税額なら国税事務所)のコンピュータのなかに入っているのですが、個人番号でこれらのシステムにアクセスすることは可能です。 また、マイナンバーで、関係者が危惧する一つは、自分の個人情報がどう使われたかをパソコンで確認できる「マイポータル」制度(17年1月から運用)。 内閣府は「マイナンバーでは、個人情報は国が一括管理せず、市町村、税務署、健康保険組合、日本年金機構などで分散管理する。情報がすべて漏れることはない」と説明します。 管理する側はそうでも、マイポータルを使う個人は自分の情報をすべて閲覧できるわけです。 そこで、こんな犯罪が予測されています。 IT弱者である高齢者や障がい者の自宅にタブレットなどを持ち込み、『代わりに役所の諸々の手続きをやってあげますよ』とだまし、個人番号を教えてもらいその人のマイポータルにアクセスして、個人情報をごまんと盗む。 特に、2018年からは任意で新規の貯金口座にはマイナンバーとの紐づけが策定されていて、それが2021年からは義務となる予定で、さらに、マイナンバーでは、オンラインバンキングも実現するかもしれず、そうなると、IT弱者から金をかすめ取る詐欺はある程度の確率で発生すると関係者は見ています。 私は、内閣官房運営のマイナンバー専用のコールセンターに、「情報漏えいは防げるのか」と質問してみました。 回答は以下の通りです。 「マイナンバーでは、漏えいを起こせば、その個人や法人は最大で懲役4年以下か200万円以下の刑事罰を受けます。相当の抑止力になります」 ――不可抗力の不正アクセスや一部職員の悪意でも、会社は罰則を受けるのですか? 「不可抗力なら問われません」 ――どうやって会社は不可抗力と証明するのでしょう? 「その証明ができなければ捜査機関が判断します」 どうやら、マイナンバーのように「おいしい」情報は、防ぐよりも、漏えいが起きたときの事後対策の構築が企業には現実的になりそうだ・・・と私は思ったものです。 問題はまだまだあるのですが、本日は、とりあえずこのへんで。 ←今、日本でもっとも判りやすいマイナンバーの解説書。今年3月に発行されたばかりです。 ↓ ブログランキングへの応援クリックを2つお願いいたします。 ![]() ![]() ↓ 拍手もお願いいたします
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取材のカンパをお願いいたします
1都6県にまたがるリニア問題を一人で取材することは自分で選んだ道でありますが、それも多くの方から取材費カンパというご支援をいただいたからです。とはいえ、2022年末にその資金プールがついに底をつき、東京都や神奈川県以外の遠方への取材を控えざるを得なくなってしまいました。今一度、ご支援を賜りたくここにそのお願いをする次第です。ご支援者には、今年には発行予定のリニア単行本を謹呈させていただきます。私の銀行口座は「みずほ銀行・虎ノ門支店・普通口座・1502881」です。また100円からのご寄付が可能なhttps://ofuse.me/koara89/letter もご利用ください。私と面識のない方は、お礼をしたいので、ご支援の際に、できればお名前を連絡先を教えていただければ幸いでございます。どうぞよろしくお願いいたします。 樫田拝
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![]() 私が原発を止めた理由
3.11以後の原発裁判において、初めて運転差し止めを命じた判決を出した裁判長が、退官後の今、なぜあの判決を出したのか、なぜほかの裁判では住民は敗訴するのかを説明している。
超電導リニアの不都合な真実
リニア中央新幹線の問題点を『技術的』な側面から、極めて客観的に情報を分析しその発信に努め、リニアの実現性には課題ありと論じている。難しい専門用語を極力排し、読み易さにもこだわった良書。
リニア新幹線 巨大プロジェクトの「真実」
リニア中央新幹線を巡る問題を語らせては、その理論に一部のすきも見せない橋山禮治郎氏の第2弾。このままでは,リニア計画とJR東海という会社は共倒れになることを、感情ではなく、豊富なデータを駆使して予測している。必読の書。
自爆営業
国会で問題にされても一向に改まらない郵便局の自爆営業。年賀状1万枚、かもめーる700枚、ふるさと小包便30個等々のノルマはほぼ達成不可能だから、ほとんどの職員が自腹で買い取る。昇進をちらつかせるパワハラや機能しない労組。いったい何がどうなっているのか?他業種の自腹買取も描いている。
取れる! ダニ取りマット
アキモトのパンの缶詰12缶セット
スペースシャトルの宇宙食にもなった。保存期間は3年。しっとりおいしい奇跡の缶詰。24缶セットもある。
共通番号の危険な使われ方
今年10月に全国民に通知され、来年1月から運用が始まるマイナンバーという名の国民背番号制度。その危険性を日本一解かり易く解説した書。著者の一人の白石孝さんは全国での講演と国会議員へのアドバイスと飛び回っている。
マグネシウム文明論
日本にも100%自給できるエネルギー源がある。海に溶けているマグネシウムだ。海水からローテクでマグネシウムを取り出し、リチウムイオン電池の10倍ももつマグネシウム電池を使えば、スマホは一か月もつし、電気自動車も1000キロ走る。公害を起こさないリサイクルシステムも矢部氏は考えている。脱原発派は必見だ。
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