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●同時開業なら、もう今年から手続き?

 自民党、そして関西の経済界などが、リニア中央新幹線の大阪開業を名古屋と同時にすべきだと主張し、そのための具体的プランを立てていることは本ブログでも書いてきました。
 名古屋から西は、リニアは、三重県、奈良県を通り大阪府に達します。
 その距離は、品川・名古屋(286キロ)の半分強にあたる152キロ。

 もともと、JR東海は、2027年に品川・名古屋を開業したあとは8年間はリニア工事を休止し、その間に、ある程度の債務を返済して財務体制を盤石にし、2035年から大阪までの工事を始める・・との予定でいます。
 つまり、10年かかる工事で、大阪開業を2027年に間に合わそうとしたら2017年には着工をしなければなりません。

 それ以前に、環境影響配慮書の縦覧、環境影響評価方法書の縦覧と住民説明会、環境アセスの実施、さらに環境影響評価準備書の縦覧と住民説明会、そして事業説明会などの法的手続きもこなさねばなりません。
 品川・名古屋では2011年6月に配慮書が縦覧され、2014年10月に事業認可されました。つまり、その法手続きだけでも3年と4カ月かかっています。もっとも、距離が半分になるから、単純計算で環境アセスにかける時間も半分になると仮定すれば、これも2年くらいで済むとの仮定もアリです。


●ちなみに今までの手続きは以下の通りです

★品川→名古屋
・2011年5月 国による建設指示
 同年に環境影響配慮書の縦覧、環境影響評価方法書の縦覧と住民説明会
 同年12月から環境アセス開始
・2013年9月 環境影響評価準備書の縦覧と住民説明会。
・2014年3月 知事意見書提出
・同年6月 環境大臣の意見提出
 同年7月 国交大臣の意見提出
 同年10月 国交相の事業認可
 以降、市町村単位の住民説明会と地区単位の事業説明会(続行中)
 同年12月 品川駅と名古屋駅とで祈願式。
・2015年秋から実際の鍬入れ予定。
・2027年 品川・名古屋開業

 つまり、もう今年から法手続きに入らねば、2027年の同時開業は極めて怪しくなります。
 もっとも、JR東海が、どうしても2027年にこだわっているかは定かではありません。いくつかの住民説明会でJR東海は「必ずしも2027年でなければということはない」とも発言していますし。
 数年くらいのずれであれば、同時開業は十分にあり得ることですが、それにしても、おそらく今、水面下では、名古屋・大阪区間への国税の無利子融資をどうするかが話し合われているのかもしれません。

●「リニア市民・ネット大阪」の発足

 さて、仮定の話ばかりしていてもしょうがありません。
 ここで大事なのは、自民党や関西経済界が同時開業を言い出している以上、今からでも、名古屋以西の住民有志がこの問題に対峙する体制をもってもいいということです。
 じつは先日、大阪の知人の知人から電話がありました。

 大阪において「リニア市民・ネット大阪」という市民団体を設立したというのです。名前から分かるように、これは、2009年、リニア問題に真っ先に立ち上がった「リニア市民・ネット」の川村晃生代表との出会いからそう名付けることになったようです。

 4月のある日、ここに呼ばれて話をすることになりました。

 何を話すかはこれから詰めますが、一つだけ訴えてきたいのは、アナログ活動に加えて、是非ともデジタル活動も充実させてほしいということです。
 それは本ブログでも何度も書いているので繰り返しませんが、簡単に書けばインターネット利用の周知活動です。
 というのは、今回、電話をくださった「リニア市民・ネット大阪」の代表者の方は、メールもファクスもほとんどやらないというからです…。
 是非、若い人を巻き込んで、今からアナログ+デジタル戦略を組み立てていただきたいと願っています。 

 ともあれ、名古屋以西に運動の芽が一つですが出てきました。既存の市民団体の皆さんの支援をお願いしたいところです。


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(2014/09/17)
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