昨日、月刊「サイゾー」からの取材を受けました。
サイゾーは、日本では数少ないタブーなき雑誌。扱う内容は軽重ありますが、来月号(12月1日発売?)で、「自爆営業」についてを載せたいとのことで、私にお声がかかったしだいです。
ただ、話した内容は、5月に出版した拙著「自爆営業」とほぼ同じですが、いつもは取材する側の人間が取材されてみて、改めて情報を整理することができました。
たとえば、自爆営業はどの業界にもあることですが、日本郵便での自爆営業の特殊性は何か?
それは、他業種ならば、管理職がヒラの社員たちに自爆営業を押し付けるのに対し、日本郵便では、それに加え、その管理職もまた自ら自爆していることです。
間もなく11月1日。年賀状販売の日がやってきます。
今頃は、金券ショップには大量の年賀状の段ボール箱が送られているかもしれません。ただし、それをやれるのは、保管庫を開閉できる日本郵便の管理職だけ。一般社員は11月1日から1000枚単位で何度も金券ショップに通うしかありません。
今年こそは自爆営業が激減するよう祈るばかりです。
そもそも、一人1万枚売るなんて絶対に無理だし、それが達成できないことで、社員を恫喝し、減給や人事評価をちらつかせることがもっとも卑怯だと思います。
 | (033)自爆営業 (ポプラ新書) (2014/05/31) 樫田 秀樹
商品詳細を見る 自爆営業を軸にした初の著書。日本郵便社員の年賀状の自爆営業は少しずつ知られているが、本書では、売れ残り商品を社員に強制的に買い取らせていた引き売り業者、配達に必要なガソリン代・車両リース代などを社員の給与から差っ引いている牛乳配達会社の実態も描く。 日本郵便では毎年数十人が自殺し、精神疾患による休職者数は1000人に届きそうだ。なぜ彼らは自殺するのか。自爆営業と関係しているのか? 同時に、そういうことに頼らないでも、リストラもせず、下請けいじめもあせず、労災事故も起こさず、黒字経営を続けている「まっとうな企業」も紹介する。 |
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