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Author:樫田秀樹 ブンブンエコライト
ブンブン回すだけで充電できる懐中電灯。たった97グラム!
電気不要・8年間カートリッジ交換不要の浄水器
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Designed by Shibata 40種類の柄、15種類のカラーから自分好みに選べる、オリジナル フルジップパーカ
バケツ洗濯機KJ-950
これは便利!雑巾や軍手、スニーカーなどがきれいに!
携帯用洗面器
旅行に便利。空気で膨らむ洗面器。
電球型ポケットライト
財布や名刺入れにも入る薄型ライト。厚さ3ミリ
LEDダイナモランタン
手回し充電もソーラー充電もOK。部屋のインテリアにも。
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LEDだけど炎がゆらぐ。癒される。息の吹きかけでオン・オフができる。
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火を使わずに食材を98℃まで加熱。災害時には暖かいものを食べたいですね。
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●国費を投入する? 現地視察をしていない!?
7月8日。 静岡県の「リニア新幹線を考える静岡県民ネットワーク」のメンバー8人が上京し、国土交通省との話し合いをもちました。 同ネットワークは、本ブログでも書いた、5月14日と15日に大井川源流部の残土捨て場予定地の視察ツアーを実施した団体です。私も同行しました。 7月22日までに国交相がJR東海の出した「評価書」に意見を出しますが、それが出る前に自分たちの意見をぶつけたいとのことで実現した今回の話し合いでした。 話し合いは14時半から15時40分まで。 質問は事前に文書で出してあり、今回、それに対する回答が口頭で述べられました。ごく簡単に書けば、中立であるはずの国交省はリニア推進派なので、 推進に向けてのそつのない回答が寄せられた・・という予想通りの結果でした。 ネットワークの質問の概要は以下の通りです(主なところだけ)。 質問1 事業の目的について 1) JR東海が「大動脈輸送の二重系化が必要」だと断じる根拠となる「日本における長期的人口動態面での公的データ」を貴省は確認していますか? 2) 省エネの観点からリニア方式でなく現行新幹線方式の方が優れていると考えますが、貴省の見解をお示しください。 質問2 安全性について JR東海は、「南アルプスの隆起速度を最大4mm/年」とし、トンネルへの影響は小さいと評価しています。しかし、この見積もりは、標高1,000m かそれ以下の山岳地で得られたデータをもとにしたもの。高標高地域での隆起速度は4mm/年以上となる可能性が大きい。 1) 貴省は、GPS等を使った高地(発生土置き場に予定している扇沢は2000m)での隆起測定(実測)をJR東海に求める予定はないのか? 2) 静岡県内のトンネル予定地域周辺には糸魚川静岡構造線や中央構造線が存在しており、地震によるトンネル崩落の危険性は小さくない。貴省の評価は? 質問3 リニア運行のための使用電力および電磁波について 1) 従来の新幹線の数倍の電力(ある研究では500k/hで4倍強)を必要とし、超電導磁石本来の省エネルギーというメリットは全くない。貴省の見解は? 2) JR東海がホームページで公開しているリニア実験線における車内および線路周辺磁界発生の実験データについて、貴省独自の検証実験をしないのか。 質問4 発生土処理、地下水の湧出および枯渇、景観および生態系保全等について 各項目に関する環境大臣意見書に対する貴省の評価をお示しください。 質問5 在来線の廃線について 新幹線開通に伴って在来線の廃線・第三セクター化が進み、地域住民の利便性が著しく低下しました。このことについて、人口減少を含んでいない需要予測とのかかわりで貴省の見解をお示しください。 また、リニア中央新幹線計画に関連して赤字路線の廃止処理をしないことを、JR東海に求めるつもりがあるか、方針をお示しください。 はしょって書きますが、これら質問に対する回答の共通項は、 「国交省独自の検証や調査はしていない。今後もしない」 ということです。 国交省はこう回答しました。 「JR東海のホームページに、リニアを省エネ化すると明記されている」 「JR東海に山岳地の隆起の実測をさせるつもりはない」 「国交省に置かれた交通政策審議会の答申で、地震時でもリニアの安全運航は評価されている」 「国交省独自の電磁波や検証や調査はしない」 「リニアが開通しても在来線は維持できる」 ●驚くべき回答 さらに、質問書に対する回答が終わった後、質疑応答に入ったのですが、ここでもやや驚くべき発言がありました。 その全てを今書く時間はありませんが、二つだけ。 質問 リニアはJR東海が自費建設する前提だ。今後も国はビタ一文出すつもりはない? 回答 あり得るともあり得ないとも言えない。 質問 私たちは5月に大井川源流部の残土置き場予定地6カ所を視察した。あなたたちも現地に行かれた? 回答 いやあ・・。環境省は行かれたようですが・・。 つまり、国交省は「リニアに国費を投入する可能性」を否定しなかった。 そして、静岡県では社会問題視されている大井川源流の残土置き場予定地を視察していない。つまり、机上の論議だけで「問題なし」との方向性を打ち出している。 ネットワークは、現地検証を要請しましたが、おそらくやらないことでしょう…。 それでも、地元住民がこれだけ計画を心配しているんだとの声を届けた意味は大きい。 7月22日、少しでもまともな意見の提出を願うばかりです。
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取材のカンパをお願いいたします
ここ数年、この場を借りて、広範囲な取材が必要となるリニア中央新幹線の取材についての、取材費カンパをお願いしてきました。お陰様で取材費の一部を賄うことが可能になっております。本当にありがとうございます。
しかしここにきて、新たに「入管問題」という、これまた取材時間と費用は掛かるけれど、ほとんど儲からない、だけど伝えなければならない事案と2年前から関わるようになりました。当初は、リニアの取材費だけでもお願いするのは申し訳なかったのですが、入管問題も長年の勝負になると決めてから、背に腹は代えられない以上はと、こちらの事案についてもご支援を呼びかけさせていただくことになりました。リニアでも入管問題でも、ご支援者には、記事の案内やデータ送付、はたまた単行本の送付などをさせていただきます。私の銀行口座は「みずほ銀行・虎ノ門支店・普通口座・1502881」です。私と面識のない方は、お礼をしたいので、ご支援の際に、できればお名前を連絡先を教えていただければ幸いでございます。どうぞよろしくお願いいたします。 樫田拝
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![]() 私が原発を止めた理由
3.11以後の原発裁判において、初めて運転差し止めを命じた判決を出した裁判長が、退官後の今、なぜあの判決を出したのか、なぜほかの裁判では住民は敗訴するのかを説明している。
超電導リニアの不都合な真実
リニア中央新幹線の問題点を『技術的』な側面から、極めて客観的に情報を分析しその発信に努め、リニアの実現性には課題ありと論じている。難しい専門用語を極力排し、読み易さにもこだわった良書。
リニア新幹線 巨大プロジェクトの「真実」
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自爆営業
国会で問題にされても一向に改まらない郵便局の自爆営業。年賀状1万枚、かもめーる700枚、ふるさと小包便30個等々のノルマはほぼ達成不可能だから、ほとんどの職員が自腹で買い取る。昇進をちらつかせるパワハラや機能しない労組。いったい何がどうなっているのか?他業種の自腹買取も描いている。
取れる! ダニ取りマット
アキモトのパンの缶詰12缶セット
スペースシャトルの宇宙食にもなった。保存期間は3年。しっとりおいしい奇跡の缶詰。24缶セットもある。
共通番号の危険な使われ方
今年10月に全国民に通知され、来年1月から運用が始まるマイナンバーという名の国民背番号制度。その危険性を日本一解かり易く解説した書。著者の一人の白石孝さんは全国での講演と国会議員へのアドバイスと飛び回っている。
マグネシウム文明論
日本にも100%自給できるエネルギー源がある。海に溶けているマグネシウムだ。海水からローテクでマグネシウムを取り出し、リチウムイオン電池の10倍ももつマグネシウム電池を使えば、スマホは一か月もつし、電気自動車も1000キロ走る。公害を起こさないリサイクルシステムも矢部氏は考えている。脱原発派は必見だ。
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静岡県の問題を国交省に直訴されたと聞いて、当初は喜ばしくも思いましたが、しかしこの記事を拝見し、国交省側よりも質問者側に違和感を抱きました。
例えば、「予想通りの回答が寄せられた」とのことですが、事業目的、安全性、電力消費、電磁波…いずれも方法書・準備書の説明会や、これまでの国交省との交渉で繰り返されたとのことであり、なぜあえて貴重な機会に、同じ回答が予想されるような質問を延々と繰り返すのか、甚だ疑問に感じます。
今のタイミングは評価書の審議段階であり、直接的には環境問題ついての具体的な質疑をおこなうべきだったと思います。少なくとも静岡県独自の問題=南アルプスあるいは大井川の問題を提起するような内容には見えません。これでは住民の声とは言い難いのではないでしょうか。
質問の仕方にも問題があるのではないのでしょうか。細かいことを挙げればきりがありませんが、一例をあげますと、トンネルの安全性についてです。「トンネル崩落の危険性」を主張されていたようですが、断層の存在が危険というだけでは、同様の危険のあるトンネルないし鉄道・道路は全国津々浦々にあり、同様の処置をとるという回答に終始してしまうと思います。主張すべき”危険性は、「南アルプスあるいはリニアでは特筆すべき問題」であることを引き出させるような質問の仕方はできなかったのでしょうか。
JR東海の環境影響評価はメチャクチャですが、批判する側もこれでは五十歩百歩に見えてしまいます。それだけでなく「住民の懸念」というよりも「リニア計画に対するイチャモンあるいはクレーム」と受け止められてしまう懸念があるのではないかと思います。事業者側だけでなく、世論のほうにも…。