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 今日、扶桑社の編集部から連絡がありました。

 小出裕章さんの新書「原発のウソ」が、なんと出版前に、つまり予約時点で重版されたというのです。反原発運動を始めて40年、ようやく時の人となった小出さん。40年もよくぞ自分の意思を貫かれたと思います。そしてこれからも。

原発のウソ (扶桑社新書)原発のウソ (扶桑社新書)
(2011/06/01)
小出 裕章

商品詳細を見る
40年間、原発の危険性、原発計画での地域の崩壊、核開発で残る廃棄物を処理しない推進者たちの問題等々を訴え続けてきた著者の最新刊。今、この時期だからこそ、すべての日本人が読むべき本だ。原発は要らない。


 小出さんは、原子力という人類の夢に魅せられ東北大学に入学しましたが、地元の女川原発の反対運動を知ってから、自分の選択が過ちだったことを悟ります。それでも、小出さんは原子力関連の勉強と仕事を続けました。

 原子力内部にいる人間だからこそ訴えられるものがある。
 これが小出さんの信念です。
 
 60歳の今も、京都大学原子炉実験所の「助教」という、いわばもっとも地位の低い助手でいるわけですが、本人はそんなことは意に介さず、ただ、今の日本の原子力政策は間違っている、原発そのものも危険極まりないと、呼ばれれば各地で訴え続けてきました。



 さて、冒頭に戻りますが、なぜ扶桑社から連絡が来たかというと、私は、今週発売の週刊SPA!に、原発は稼働中も莫大な金がかかる一方で、廃炉にしてからも、また莫大なカネと膨大な廃棄物が発生することを書いたからです。
 
 廃棄物といっても、よく知られた高レベル放射性廃棄物だけではありません。じつは、本来なら、低レベル放射性廃棄物として扱われるものが、年間0.01ミリシーベルト以下なら「環境に影響なし」との判断で、リサイクルされてベンチや椅子、応接用テーブルと様々な製品に姿を変えて出回ることを書いたのです。

 日本で最古の原子炉「東海発電所」は10年前から解体が始まっていますが、もう10年かかります。そして、ここで解体された一部の機器は、実際にリサイクルされてテーブルやベンチになっているのです。ただし、こういったものは一般市民は買いたがらないから、今は原子力業界のなかで使われています。

 ただし、東海発電所では、そういったリサイクル対象の廃棄物が2000トン発生するのですが、上記、テーブルやベンチになったのはまだ数トン。今後、数百倍ものリサイクル製品はとてもではないですが、業界内だけで使いきれるものではありません。

 この点を東海発電所を運営している日本原子力発電㈱の広報も認識していて「一般市場に流すには、法整備が必要。それは国の仕事になります。私たちはそういう日を待っています」と答えています。

 つまり、今後、福島第一原発や、もし廃炉が決まれば浜岡原発、そしてやはり解体中の「ふげん」(福井県敦賀市)、原発ではないですが、ウランの濃縮や転換などをおこなってきた日本原子力研究開発機構の人形峠環境技術センター(岡山県)など、これから核施設は解体の時代を迎えます。そのときに間違いなく、リサイクルされる核製品は大きな社会問題になるであると思います。

 そして、この記事のまとめてして、小出さんの言葉をコラムとして入れたのでした。
 一言で言えば、「放射線に、ここから下が大丈夫とのしきい値などありません」ということです。
 どんなに微量の放射線でも、健康に影響を及ぼす可能性はあるのです。

 ところが今、よりによって、この原発事故の最中に、「放射能は微量ならホルミシス効果で健康になれる」と言い出す人たちがいます。

 たとえば、5月5日の朝日新聞には元参院議員の加藤時男氏(経歴は、東電副社長→国会議員→現・東電顧問)が
「低線量の放射線は『むしろ健康に良い』と主張する研究者もいる。説得力があると思う。私の同僚も低線量の放射線治療で病気が治った。過剰反応になっているのでは。むしろ低線量は体にいい、ということすら世の中では言えない。これだけでも申し上げたくて取材に応じた」

 これを現役の東電顧問が言っていることがすごいですね。

 東大の、放射線医学の専門家の稲恭宏(いなやすひろ)氏が以下の発言をしています。
 
「今回のこと(原発事故)は、ちょうどこの低線量率放射線療法と同じであり、今後福島県産の野菜や海産物はむしろどんどん食べたほうが健康によい。福島に行くだけで、健康が良くなり、免疫力が高まります。福島の農水産物、水も大いに食べて飲んだほうが、健康が増進します」

 百歩譲ってこれが本当だとしても、なぜ今のタイミングでこの発言なのか。おそらく、ご本人たちにはそれなりの信念があるのだと思います。ただ、このタイミングでの発言はさすがにまずいと思います。

 私と小出さんはもう20年も前、愛媛県で行われたアースデイに、シンポジウムのパネリストとして呼ばれたことで出会いました。ただ残念ながら、当時の私は、核問題にそれほど深い関心を示しておらず、小出さんとは茶飲み話をしたくらいだったと記憶しています。

 しかし、その数年後から、私は、人形峠のウラン残土問題、ウラン採掘で被爆し苦しむアメリカ先住民、東海村から人形峠まで日本を横断して運ばれる核廃棄物、原発計画で割れる地域、フェロシルトという産廃から検出される放射性物質、ウランレンガの行く末等々、それなりに核問題を取材するうちに、小出さんとはメール連絡しながら、コメントをいただくようになりました。

 扶桑社の人が言っていましたが、以前は小出さんの講演には10人も集まるかどうかだったが、今では会場に入りきれないほど人が入ります。

 4月29日、東京の明治大学で行われた講演でも、定員1000人の会場に満員でも入りきれずに補助椅子を出し、それでも外で待っていた1000人が入れませんでした。

 私が望むのは、小出さんを一時の時の人にせず、講演に来た人、本を読んだ人がこれからも核問題に関心を持ち続けてもらいたいということです。この福島の問題への関心はブームで終わってはいけません。

 チェルノブイリの原発事故はチェルノブイリで起こったことです。しかし、福島のことは、ここ日本で起こったことで、今、「原発難民」どころか「原発棄民」となった数万人の人びとが日本のあちこちに家を失い流浪しているのです。

 もしよければ、小出さんの新書を是非ご購入ください。今だからこそ読む価値があります。

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2011/05/20 22:31 福島原発 TB(0) コメント(0)
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