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●大鹿村での崩壊

 大鹿村は砂防ダム発祥の地といわれるほど、あちこちに砂防ダムがあります。崩落が多いから。
 
 つい先日も崩落があったようです。しかし、それは自然災害というよりは、工事という山肌を刺激することをしたがためとも取れる現象であることを、現地のMidori Tohnoさんがフェースブックで発信しています。
 以下、転載します。


ーーここからーー

 朝、釜沢の工事中の道が崩落したと、近所のおじさんが、伝えに来てくれた。昨夜は、大丈夫だった。今朝、らしい。
 
 人への被害がなくてよかった。狭い道ながら生活道路そのものだ。現在、落石防止のための工事をこの初秋から、断続的にやっていて、通行止めもしばしばだったけれど。単にフェンスを張るというようなものじゃなく、山肌を削り、木も採伐して、法面を張るという工事の途中だった。かなり大きな落石が起こり、岩盤も剥がれ、さらに倒木、通行不能状態、復旧の見通しはかなり、、先とのこと。迂回路はあるが、なかなか厳しい道だ。これから、冬に向け、通りたくない道だ。

 この工事をしていなければ、こんなことにもならなかったと、おじさんも言うし、だれもが思うこと。長い年月の中で、落石も度々あるけれど、そこにメスを入れるとさらに、バランスが崩れていくように思える。自然がそれに、どう応えるか、人間はそこまで熟知してはいない。

 とっさに、リニアのことを思う。これは、警告なんだと。これどころじゃない規模の工事が始まったら、更なる災いは、絶対に避けられないはず。

ーーここまでーー

 リニアの工事は、一口にトンネルを掘るといっても、入り口と出口の両方から向かい合うように掘削するだけではなく、途中の数箇所で横からも工事用の資材搬入路などのトンネルを開けます。さらに、建設残土を運ぶためのトラックやダンプのために、上記のような落石防止工事もすることでしょう。
 南アルプスだけでトンネルは50キロもあります。
 加えて、資材搬入路として掘削する斜坑、横坑も合わせると、いったい、何十キロのトンネル掘削になるのかは想像もできません。しかも10年以上も続く工事。
 上記のような崩落事故がまったくないとは断言できません。


●適切に処理されない残土

 リニアに関する説明会で、JR東海は、オウム返しのように「建設発生土は、自治体と協議の上、適切に再利用する」と説明しています。だが、今回の『環境影響評価準備書」に、その具体的方法や処分場所やストックヤードの場所も記載されていないことから、「適切な再利用」は実現しないと思います。

 私の尊敬する田中洋一記者(朝日新聞)は、現在、千葉県に赴任してますが、先日、メールマガジンで、建設残土がいかに悩ましい存在かをレポートしてくれました。
 ここに転載します。

ーーここからーー

 台風26号の直撃に加えて、今月は二つの台風が通り過ぎた。私は、斜面に盛り上げた土砂が崩れないか、と気になっていた。房総半島南端の穏やかな当地には、首都圏の工事現場から出る土砂(残土と呼ばれる)が次々と持ち込まれているからだ。
 
 小規模な土砂崩れはやはり起きていたという。そんな情報を伝えてくれた住民と共に、現場への接近を試みた。業者が積み上げている残土の山は、残念なことに第三者の目には触れない事業地の中にある。しかし、直接に見ることは出来なくとも接近したいと望むのは、取材記者として当然の心情だ。

 私たちはほとんど海抜ゼロから竹藪をこぎ、一またぎで渡れる小さな沢にたどり着く。残土の山が上流にあることを意識しなければ、水の流れはきれいだ。清流にしか生息しないサワガニが、事業の開始まではいたそうだ。砲台の跡やトンネル、沢をまたぐアーチが残る。いずれも68年前の戦跡だ。

 竹藪が消えると、常緑樹マテバシイの林が広がる。左右の崖はますます切り立ってくる。両岸の幹が沢を中心に傾いているのは、崖の地盤が軟弱だからだろう。その崖から、ひと抱えもある土砂の塊が落ちている。今月の台風で崩れたようだ。崖の上には事業者の作業道があり、残土を積んだダンプが盛んに行き来する。

 約1時間で小沢は文字通り行き詰まる。その向こうには、分水嶺の辺りから沢が下っていたのだが、事業地に断ち切られている。第三者が合法的に立ち入ることが出来るのはここまでだ。目の前に積み上げた法面には縦横10mほどの青いビニールシートが伏せてある。作業道に続く自然斜面から崩れた土砂を覆っているように見える。薬品のような臭いがわずかに漂う。

 この残土埋め立て事業は、法廷で争われている。初めは、この沢を巡る争いだった。自治体は沢の上流部(法定外公共物)を雑種地に格下げ(用途廃止)し、事業者に売った。処分は無効と訴えた住民訴訟は、一審で敗訴した原告が高裁に控訴した。

 それとは別に、法廷では第2ラウンドが進む。県が許可した残土事業は自然破壊や環境汚染を招く恐れがあるとして、県に事業許可の取り消しを求める行政訴訟だ。訴訟になると、メディアの表現は慎重になる。原告住民だけでなく、事業者と被告の県からも取材をして公平を期したいからだ。私も同じ思いだ。

 事態は、環境派の原告住民と、残土の山を築く事業者の争いに見える。だが、そもそも残土はどこから来るのか。発生源は首都圏の宅地造成地やマンション建設現場で、東京湾を船で運ばれて来る。当地は捨て場に過ぎない。低成長の時代に入り、開発の圧力は弱まっていても、元を絶たない限り、残土の持ち込みは続くに違いない。その構図に一石を投じることは出来ないものか。

ーーここまでーー

 これを読むと、たとえば、長野県大鹿村なら1日1700台もの建設用車両が10数年も絶え間なく運ぶ残土や、神奈川県でも1400万立米という東京ドーム14個分もの残土が「適切に再利用」されるとは到底思えません。

 そもそも、建設残土は、工事で再利用されるのは全体の3割でしかなく、残り7割が内陸の盛り土に利用されているのが現状です。

 しかし、建設残土は、「資材」とみなされているため、廃棄物清掃法における「廃棄物」に該当しないため、残土を取り締まる法律がないという困った存在です。

 これを取り締まるのは、各自治体の条例です。

  広島県ならば、1ha以上の開発ならば森林法に基づく県知事の許可が必要となります。ところが、これを逆手に取り、1ha以下の森林伐採届けを出して、そこに残土を投棄する業者が現れ、ずさんな管理で積まれた残土はその下にある農業用水路に流入するなどの被害が発生。これが後日、行政による中止命令が出されることになります。

 千葉県でも、市原市と木更津市にまたがる残土処分場に、県の許可量を大幅に超えた埋め立て面積に大量の埋め立て量が搬入され、さらにずさんな管理でもって、2002年、崩落が発生。3反の田んぼが使い物にならなくなりました。
 2003年9月にも、やはり杜撰な管理から崩落が発生。

●千葉県の条例制定

 そこで千葉県は残土条例を改正。
 主旨は、3000平方メートル以上の埋め立てを許可制としたこと。
 そして、許可期間は3年以内に限定。残土の発生場所ごとに「土砂等管理台帳」を備え、搬入年月日や搬入量の記載を義務付けました。

 もちろん、それでも、条例の網を潜り抜けようとする業者はいるわけですが、この条例は、残土問題に取り組んできた市民運動があったからです。

 私は、個人的には、リニアが通る自治体での残土への条例がどうなっているのかを調べてみたい。
 もしかしたら、条例の何もない規制の甘い土地に残土が持ち込まれる可能性もあるからです。

 事実、山梨県でも、リニア工事の残土は笛吹市の谷を埋め立てましたが、それ以外でも個人所有の森林に捨てられています。これはあくまでもJR東海と個人の土地だから、私たちは口出しができません。
 とはいえ、それが崩落や汚泥の発生につながるとなれば黙っているわけにも行きません。

 各地での残土の条例、もし分かっていることがあれば是非教えてください。


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