取材しても、記事にできる情報は1割未満。しかし捨てた9割にも、伝えられるべきものがあります。ボツになった企画も数知れず。そんなネタを紹介します。なお、本ブログの文章と写真の無断転載はお断りします。ご利用希望者合はご一報下さい。
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樫田秀樹

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地宝論地宝論
(2011/05/31)
田中 優

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田中優さんの本の中で、唯一お蔵入りになった本。その原発政策を巡る記述に、出版元の某出版社がびびったのか、訂正に訂正を求め、田中さんも極力それに応じたのに、ついには出版されなかったいわくつきの本。今回の原発事故を受けてようやく出版されることになった。電気は電力会社だけが作るものではない。いよいよ、私たちが自分の電気をもてる日が近くなることを教えてくれる。



 以前、このブログでも紹介した田中優さんが、幻の一冊を出版します。
 このブログは、極力、コピペはせずに、私の文章で書くようにしていますが、今回だけは、田中さん自身のブログからの引用とさせてください。

ーーここからーー

お蔵入り寸前、幻の『地宝論』、ついに発売へ
http://tanakayu.blogspot.com/2011/05/blog-post_16.html

検閲の兆候

 この本はぼくにとって因縁の本だ。N新聞社から執筆の依頼を受
け、完成に至った時点でクレームが入った。その新聞社の上層部か
ら「再処理工場と佐賀県の玄海原発についての記述を含め、この計
4ページを『著者に相談して、なんとかしてもらえないだろうか』
と伝えてきたのだ。そのことを伝えるための講演会をし、それを原
稿起こしして作った本だったからだ。しかし出なければ原稿がムダ
になる。別な本で書けばいいと考えて受け容れた。続いて今度は
『貯金が日本の戦争の資金になった』と書いた部分についても、指
摘を受けた。表現を柔らかくしろと。それも受け容れた。

 しかしさらにクレームは続いた。『再処理工場は必要なのか?』
の全文削除、第3章の『おカネのゆくえ』『今も戦争を支える私た
ちの貯金』の全文削除の指摘だった。はらわたが煮えくりかえる気
持だった。これまで自分の著書で、そんな理不尽な「検閲」を受け
たことなど一度もなかったからだ。しかも間違いを指摘されている
のではないのだ。しかしそれでも受け容れた。この本は当初から
『地宝論』というタイトルで、地域の資源を活用することで、どれ
ほどのことができるのかを示すのが目的の本だったからだ。


新聞社の役員

 しかしそこまで譲歩しても終わらなかった。メールのやりとりを
再掲しよう。担当者は誠実で真面目な人なのだが、新聞社というも
のがどんな「公共の器」であるのか、よく理解できる話だと思うか
らだ。

*********
 出版委員会、事業局、経営企画委員会までは順調に承認されてい
たのですが、最終決裁が下りないのです。決裁と同時に印刷・製本
に入るつもりだったのですが、保留のままです。
 先日、役員室に呼ばれ、詳細について聞かれました。企画の経緯
や「なぜ、本にしたいと思ったのか」などについて聞かれたので、
講演会をきっかけに、私のほうから、企画出版を持ちかけた話など
を説明いたしました。「原発」と「郵便貯金」のページの削除につ
いても話し合いのうえ、著者の了解をいただいたと伝えました。
 しかし、会社の結論は、「他の出版社から出していただくように
著者の方に相談をしてほしい」ということでした。会社は「田中さ
んの活動は理解できるし、否定するものは何もない。ただ、新聞社
としては少し荷が重すぎる」という結論です。新聞社が出す本には
限界があるという考え方です。
 仮に出版部が、新聞社の別会社であれば、地宝論を出すことは問
題ないと思われます。私自身がまいた種ですから、何とか解決策を
見つけだしたいと思っています。
*********

 「否定するものは何もない」などとリップサービスをしておきな
がら、意味不明の「ただ、新聞社としては少し荷が重すぎる」とい
う理由でさんざん訂正をさせた挙句に出版を拒否したのだ。もちろ
ん原稿料も何も支払われなかった。ぼくの分はいいとしても、イラ
ストや構成をした業者にすら一銭も支払っていなかった。この分は
結局、今回出版いただいた「子どもの未来社」側が負担した。ぼく
はこの費用を元のN新聞社に負担させたかった。ところがついにN
新聞社は一銭も負担することがなかった。現地では良い本を出版す
ることで有名な新聞社なのだが。


絶望の新聞社

 後から経過を見ると、当初のクレーム自体がぼくを怒らせるため
にたくらんだものではないかと気づく。ぼくがちゃぶ台をひっくり
返して『頭に来た、他社から出版する!』と言うのを待っていたの
ではないかと思えるのだ。しかしぼくが最後まで怒りださなかった
ので、「荷が重い」という理由で断るしかなくなったのだろう。

 この「荷が重い」というのは、「不用意なトラブルを招く」とい
う意味だろう。しかも指定されているのは主に原子力発電に関わる
部分だ。つまり地域にある電力会社とトラブルを覚悟してまで出版
するのは、N新聞社にとって荷が重いとなるだろう。福島第一原発
が莫大な放射能汚染を広げている今、この新聞社の態度を問いたい。
新聞社は何を守って、何を伝えようとするところなのか、と。


非営利事業で解決する

 しかし期待する人には申し訳ないが、原発問題はメインではない。
地域経済を復興し、人々が地域で豊かに暮らせるためのアイデアと
ツールを満載した本だ。しかもぼく自身がNPOバンクや一般社団
法人天然住宅などで今なお事業を続けている。社会を変革するには、
ぼくは非営利事業を興すことが必要だと思っている。そこには独自
の調査と発想が必要で、リスクを取る覚悟と行動力が必要だ。それ
は学者や文筆評論家にはできない。今なら「社会事業家」と呼ばれ
るかもしれないが、日本初のNPOバンクである「未来バンク」を
始めた17年前には、そんな言葉すらなかった。

 環境、人権、地域経済などの問題を、非営利事業から解決しよう
とする活動家の発想をぜひ知ってほしい。ここに記したアイデアを
役立ててもらいたいと切に願っている。


ーー以上ーー


 ついでに、同じく田中優さんの、やはり今回の原発事故を機に急遽出版された本「原発に頼らない社会へ」と、数年前に私との共編著で出した本「世界から貧しさをなくす30の方法」も紹介します。

原発に頼らない社会へ こうすれば電力問題も温暖化も解決できる原発に頼らない社会へ こうすれば電力問題も温暖化も解決できる
(2011/04/21)
田中 優

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反原発運動家たちの言葉は難しくてわかりにくい。だが、この人、田中優さんだけは、どんなに難しい内容も、初めての人にも分かりやすい。田中さんはこれまで何十冊も本を出しているが、出たばかりのこの本は、今までの本の総まとめ的な意味合いをもつ。本当に原子力は不要なのだ。また、自然エネルギーですら二の次で、要は省エネルギーや節電(特に産業界の)だけで、私たちはこの夏を何の苦労もなく乗り切れる。


世界から貧しさをなくす30の方法世界から貧しさをなくす30の方法
(2006/12)
田中 優、 他

商品詳細を見る
私、田中優さん、マエキタミヤコさんの共編著です。世界の貧困を訴えるだけではなく、では具体的にどうすべきなのかが描かれている点で画期的。出版から5年経っていますが、未だに売れ続けるロングセラー。

 
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2011/05/18 12:58 福島原発 TB(0) コメント(0)
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