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●パラリンピックに出られない障害者

 日本が史上最多のメダルを獲得したロンドン・オリンピックが終わり、今、入れ替わりにパラリンピックが始まりました。
 パラリンピックはオリンピックほどではないにせよ、ここ10数年くらいの間でそこそこに報道されるようになったと思います。

 ところが、障害者のスポーツの祭典であるこのパラリンピックに、参加できない障害者たちがいます。

 それが「ろうあ者」です。

 逆に言うなら、ろうあ者のスポーツ競技者は、「デフリンピック」という、ろうあ者自身が運営する、ろうあ者のためのオリンピックに参加しています。

 なぜ彼らがパラリンピックに出場できないかというと、他の障害に比べて身体能力が高いとの理由だそうです。


●パラリンピックよりも歴史の長いデフリンピック

 この歴史はなかなか長く、国際ろう者スポーツ委員会(ICSD、CISS)が主催した夏季大会はフランスでの1924年、冬季大会はオーストリアでの1949年です(一方、パラリンピックが始まったのは1960年で、国際パラリンピック委員会の設立は1989年)。

 デフリンピックは、オリンピックやパラリンピックと同じように4年後との開催ですが、オリンピックの翌年に開催されます。つまり、夏季に開催された最近の大会なら2009年。場所は台湾の台北。冬季はオリンピックと同じように夏季の2年後に開催されます。

 じつは、私の親戚がデフリンピック台北大会での女子バレー監督をしていたことから、私もその存在を初めて知ったわけです。つまり、2009年の前年の2008年までは、デフリンピックという言葉を聞いたことがありませんでした。

 ところが、台北大会は、80カ国から2,670人(日本からは、154名《男88名・女66名》)の選手団が参加という大規模なもので、地元台湾では毎日のように新聞もテレビでも大きく報道し、会場も常に盛り上がり、台北市民の話題もこのイベントに集中していたようです。
 
 夏季 は19種目(陸上、バスケットボール、バレーボール、サッカー、柔道、ビーチバレー、 バドミントン、卓球、水泳、テニス、空手、自転車、ボウリング、テコンドー、 射撃、レスリングフリースタイル、グレコローマンレスリング、マウンテンバイク、オリエンテーリング)、

 冬季は5種目(アルペンスキー、スノーボード、クロスカントリー、アイスホッケー、カーリング)

 で競技が行われますが、台北大会においては、日本は、「金5個」「銀6個」「銅9個」の計20個を獲得しました。


 たとえば、財団法人全日本ろうあ連盟の「デフリンピック派遣委員会」のHPでは以下の情報が載っています。


★9月13日の『聯合報』は、弱視のフランス選手について取り上げています。
 男子柔道73-81キロ級のフランスのシリル選手 (Jonard Cyril)は、聴覚障害に加えて重度の弱視であるにもかかわらず、不屈の精神で銅メダルを獲得。1回戦で負け、復活戦にまわったシリル選手は、台湾の黄錫昇選手を破った後、不勝戦となり、銅メダルを獲得しました。
 シリル選手は小さいときからスポーツが好きで、サッカーもテニスもしたことがあるが、やはり最も好きなのは柔道だと話しています。弱視ということもあり、相手と接触する特徴がある柔道の世界へのめり込んでいったとのことです。現在は徐々に聴力、視力ともに落ちてきていて、柔道の試合の場外の線までは見えないものの、50センチ程度は見えるので試合には支障がないと言っています。

 シリル選手は2004年と2008年のパラリンピック柔道で金と銀を獲得していて、今回が初のデフリンピックのメダルとなりました。彼のように重複障害のある選手のトレーニングは難しいと思われますが、コーチとは手話でコミュニケーションを取っているとのこと。5歳から柔道の練習を始めているので、コーチの言いたいことはすぐに理解でき、コミュニケーションの壁は存在しないと記事は締めくくっています。


 また、こんな記事も


★デフリンピックの空手競技では日本の小島選手と栗原選手が二人とも金メダルをとりましたが、その対戦相手だった台湾の空手チームについての記事です。
 台湾の4人の選手も大活躍し、金1個、銀2個、銅1個、合計4つのメダルを獲得しました。9月10日の『聯合報』によると4人は定例記者会見に臨んだ際、そろってデフリンピック選手に仕事を斡旋するよう政府に求めたとのこと。それを受けて、台北市のスポークスマンは、郝龍斌市長は選手の心情をくみとり必ず協力するので安心して欲しいと述べていたということが掲載されていました。
 銀メダリストの戴文祺選手は郵便局に勤めていたものの、訓練のために退職し、現在は失業中とのこと。
 戴選手は、練習時間を確保するため、学校の用務員のような負担の少ない仕事を希望しているようです。同じく銀メダリストの林文芳選手は交通局の嘱託職員をしているので、空手の練習を続け、訓練の時間を作るためにも正職員に昇格させてほしいと願い出たようです。
 

 実際、これは台湾だけの話ではありません。オリンピック選手の大部分の選手のように、大会前に、休職したり休学したりで、競技に専念できるデフリンピック選手はほとんどいません。日本の女子バレーチームもその例外ではなく、全体練習は月に数回くらいなものだったとか。
 パラリンピックと比べて知名度も低いため、なかなかスポンサーもつきにくいようです。
 
 事実、私も親戚の監督から、資金調達の一環として、「デフリンピック応援Tシャツ」を3枚購入しましたが、とても感謝されたものです。

 
●女子バレー

 ちなみに、台北大会では、日本の女子バレーは銅メダルでした。最低目標を達成したことで監督は安堵し
たようですが、ここで一般の人がもつ疑問は、「音が聞こえなくても、肉体は鍛えられる。何が健聴者と違
うのか?」ということです。
 確かに、私も、マラソンや走り幅跳びなど、音とあまり関係のない競技がなぜデフリンピックなのかと問われたら、うまく説明できませんが、球技はやはり違うようです。

 というのは、バレーボールでは、たとえばセッターの咄嗟の判断で作戦指令を声に出す。それに応じて、0コンマ数秒後に臨機応変に作戦が変わる・・といったことが極当たり前ですが、デフバレーではそれができないといった困難があります。試合中の意思疎通は手話で行うことはほぼ無理な話で、どうしても、「目で聞く」という動きを常に用意していなければなりません。

 台北大会で銅メダルを獲得したメンバーは、その後、ほとんどが引退。今は新たなメンバーで来年の「アテネ」大会を目指しているところです。
 
 オリンピックのマラソンの国内予選では、「公務員ランナー」の河内氏や「フリーターランナー」の藤原氏などが、潤沢な資金環境に恵まれていないのに勝っていることが注目されましたが、同様に、パラリンピック以上にスポンサーがついていないデフリンピックの選手たちを、遅まきながら、今後応援しようと思っています。

 
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2012/09/01 21:31 未分類 TB(0) コメント(0)
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