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 前回のブログの追加です。

 福島第一原発4基は廃炉が決定的となりました。
 相手が高濃度の放射能だから、すべてを解体するのに30年はかかると言われています。

 じつは今、日本で解体されている原発があります。1962年に運転を開始した(臨界到達は65年)、日本初の商業用原子炉「東海原発」です。ここは、98年に運転を停止し、2001年から解体されていますが、解体に約350億円、廃棄物の処分に約580億円と、合計930億円もの見積もりがなされています。

 03年に24年間の運転を停止した日本原子力研究開発機構の「ふげん」(福井県敦賀市)は、08年に解体が始まりましたが、終了までに28年と750億円がかかる(建設費の680億円よりも高い)見込みです。

 さて、ではその解体された建材はいったいどこに行くのでしょうか?

 答えはナベやカマになるのです。・・と書けばやや大げさですが、正確には金属製の家具としてリサイクルされます。
 
 東海原発では、09年6月、放射能を含む可能性のある廃材約4トンが地元の鋳物工場に運ばれ、溶かされ、応接テーブルやベンチに生まれ変わりました。
 
 東海村で反核を掲げて活動する相沢一正村議員によると、これら製品は、放射能に抵抗感の強い一般市場には「堂々と」出ていない。開発機構施設内で使うだけだといいます。

 ところで東海原発は2017年に解体が終了予定ですが、解体で発生する廃棄物は19万2400トン。このうちの88%にあたる16万8900トンが、原発の周辺機器や家屋建材など放射線量が小さい(年0.01ミリシーベルトと言われている)もので、これがナベカマの原料となります。

 そこで抱く素朴な疑問は、09年で地元工場で4トンがテーブルなどにリサイクルされたとはいえ、その4万倍以上もの量はどうやってリサイクルされるのかということです。16万トンものテーブルやベンチが開発機構の関係機関だけで使いきれるのか・・ということです。おそらく無理です。となると、「堂々と」出てこなければ一般市場に回るのか?

 ちなみに、残る12%の2万3000トンは年間1ミリシーベルト以上の放射線を発生する「低レベル放射性廃棄物」です。
                                    
 放射線量が高い使用済み核燃料などは、また別途、処理します。

 上記、東海原発やふげんのほかにも、1960年代からウランの採掘、そしてウランの濃縮や精練を行ってきた開発機構の「人形峠事業所」でも2001年に全事業が終了し、今後、全施設を解体するという日本初の事業が待っています。
 こちらもあの施設の膨大さを見てしまったらいったい解体に何十年係るのかと気が遠くなる思いが走りますが、人形峠でも気になるのは、核施設で使われた機器やセメントなどを解体した廃棄物です。
 これらは保管庫の入り口で毎時0.14マイクロシーベルトという放射線を測定しています。つまり、厳重に保管されている0.1マイクロシーベルトの低レベル放射性廃棄物より値がやや高いのに、厳重に管理されていないのです。なぜか。

 開発機構の職員はこう説明しました。
「これは放射性廃棄物ではありません。『核燃料物質によって汚染されたもの』という分類です。産廃として処理されます」
 つまり、同じ放射線を出すのに、一つは厳重に管理され、一つは名目が違うだけで一般社会に流れて、テーブルやベンチになったり、産廃としてどこかの山に埋められるのです。
 
 東海原発、ふげん、人形峠、そして福島原発。
 今、膨大な原発産廃が生み出され、そのうち放射線地の低いものは「安全です」との名目で一般社会にリサイクル品として流れ出ようとしています。私たちの知らないまま。
 
 詳しくは http://homepage2.nifty.com/kasida/environment/frame-renga.htm をご覧ください

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2011/04/08 23:33 福島原発 TB(0) コメント(0)
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