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樫田秀樹

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数カ月先の雑誌掲載となるが、沖縄に行ってJVC(日本国際ボランティアセンター)の元代表の谷山博史さんに会ってきた。
 谷山さんはJVC時代から、現地に駆けつけての難民支援に加え、戦争そのものを起こさせない「非戦」活動にも尽力した。もう少し正確に書くと「対話」による平和構築運動だ。
231006沖縄 名護市 安和牛歩2

 2001年9月11日、いわゆる9.11のアメリカ同時多発テロのあと、アメリカはアフガニスタンを空爆し、その後も20年間に渡り同国に駐留し、「タリバン」と見なせば、一般市民にも容赦のない銃撃、爆撃を加えてきた。それがそののちに一般市民と判っても「誤爆」であるとして米軍はついにただの一度の謝罪もしていない。
 谷山さんは2002年から約5年アフガニスタンに駐留したが、その間も、JVCの現地スタッフやその親戚が「誤爆」で殺された。なかには結婚披露宴会場が爆撃されたこともある。JVCのクリニックが米軍に占拠され、米兵たちが人心掌握のためなのか、診察もなしに薬をばらまいたこともある。
 こういう行為にアフガン人は激しい敵意を抱く。そして復讐のため、昨日までの普通の村人が今日はタリバンになっている。
 JVCの現地スタッフにも、アメリカへの激しい憎悪をもっているS氏がいた。平和を導くのは武力しかないと信じていた。
 だが、上記のクリニック占領事件に抗議するために、谷山さんが米軍と対話する折衝を持つのだが、その場に同席したS氏は驚いた。米軍は谷山さんの要請を呑み、以後、クリニックの占拠はなくなり、NGO活動地での実弾演習などもなくなったからだ。
対話が米軍を動かした
 この事実に深く感銘したS氏は、その後、自ら現地NGOを設立する。その中心テーマは「対話」による平和構築。
 S氏は自分の村で、例えば、おもちゃであれ子どもが銃遊びをしないことや、大人同士の諍いには誰かの仲介で対話で解決することなどのプログラムを推進。これが、各村に広がっている。
 そして2021年8月に米軍がアフガニスタンから撤退するが、その後はタリバンが再び女子教育を制限した。ところが、S氏はタリバンと粘り強く交渉。その結果、S氏の活動地域で女子教育は認められるようになったのだ。これは、谷山さん自身がとても驚いたことだった。
 谷山さんは5年ほど前にJVCを卒業し、3年前に沖縄県名護市に移住した。
 JVC在籍中、アフガニスタンだけではなく、アメリカの戦争には日本の米軍基地も関わっていることを知ると、日本でこその対話による平和構築運動をしなければと痛感し、それを沖縄で実践しようとしたのだ。
 ただし、老舗NGOの元代表という看板は一切使わずに、ゼロからの一移住者として辺野古や安和(あわ)、塩川などでの住民による抗議行動に参加し、いろいろな活動家と知り合った。
231006沖縄 名護市 安和牛歩1

231006沖縄名護市 安和土砂ダンプ阻止行動3←沖縄県名護市安和(あわ)での、辺野古に土砂を運ぶダンプの前を牛歩で作業を遅らせる阻止行動。この場合、ダンプを止めてしまっては逮捕の可能性大なので、あくまでもゆっくりと歩く。その効果はともあれ、基地建設反対の意思を示し続けることがとても大切。ジーパンに灰色のシャツが谷山さん



●黒子のような中心人物に?
 その結果、詳しい経緯は割愛するが、谷山さんはいつの間にか、沖縄の対話による平和構築運動の中心的な位置にいる(本人に言わせれば、黒子に徹している…だが)。去年から谷山さんが呼び掛け人の一人として仕掛けたのが「『台湾有事』を起こさせない・沖縄対話プロジェクト」。
 これはウクライナ戦争が起きてから、なぜかマスコミは「次は台湾有事だ、沖縄有事だ」と深い根拠も示さずに報道を展開しているが、谷山さんは一貫して「戦争は『起きる』ものではなく『つくられる』もの。そうであれば対話で止めることができる」と信じている。
 これは全3回開催されたが、2回目は台湾の有識者が、3回目は、私も今年9月24日にオンライン視聴したが、なんと、中国大陸からの有識者も参加しての対話が実現した。
230909 沖縄対話プロジェクト 新聞記事(谷山さんのFBから転載)

 中国からの有識者は「中国はこれまで他国を武力制圧したことがない。日本政府が台湾海峡で問題を起こさない限り、台湾有事は起きるはずがない」と淡々と説明した。
 その有識者の「香港デモ制圧」への見解については、中国政府の広報官のような内容だったので「そりゃ違うだろ」と同意できない部分もあったが(ただし彼らの言動が政府に見られていることを思えば、割り引いて考えねばならない)、なるほどと思ったのは、確かに中国が台湾に攻め入るなどの情報はないが、それを意識づけたのは2021年に安倍元首相が「台湾有事は日本有事であり、日米安保有事である」と唱えてからだ。
 そして今、沖縄の南西諸島には、次々と自衛隊施設が建設されている。
 私は数年前に、自衛隊基地の建設が始まったばかりの石垣島を訪れ、その時、住民にはいろいろな意識があることを知った。
「自衛隊を歓迎する」
「自衛隊は歓迎するが、私たちの聖地である於茂登山に基地を作るのは反対」
「自衛隊そのものに反対」
「沖縄に中国が攻め入るなどあり得ない」
「いや、あり得る。その脅威はある」
 谷山さんは、これら意見、そして台湾側にも「独立すべき」「現状維持でいい」など様々な意見があることを知っているが、もっとも訴 えたいのは、「どんな意見があってもいい。優先すべきは戦争を起こさせないこと」だ。
  だが可能なのか?
「可能です。なぜなら戦争は意図的に作られているからです」
 沖縄では来る11月24日に「沖縄を再び戦場にさせない・県民の会」の1万人設立集会が開催される。
 そのキックオフ集会が9月24日に開催されたが、谷山さんはその基調講演を行った。これは30代の若い世代の実行委員数人からの推薦を受けてのことだった。
230924キックオフ集会谷山基調講演

 基調講演で谷山さんはこう訴えた。(抜粋)
「私は中国が武力で台湾を統一することにも反対ですし、台湾の中に独立したいと考える人がいることも当然だと思っています。しかし今私たちの目の前にある最大の命題は戦争を起こさせないということです。中国が好きか嫌いか、台湾の独立を支持するかどうかの問題ではありません。台湾が独立するよう仕向けたり、政治的、軍事的に介入すれば確実に戦争になることが分かっているのですから、現状を維持し、時間を稼ぎ、時間をかけて平和的な解決の道を見出していくしかないのです。台湾の世論の大半が現状維持であるということは、台湾の人たちもそのことが分かっているということです。あまりに明快なこの論理を、善悪論や人権論をさしはさむことで逸脱するのはとても危険なことです。戦争は作られるという大局的な視点に立てば戦争は止められるのです。台湾有事は起こらないのです。起こすとすれば私たちかもしれません

230924キックオフ集会←2枚とも谷山さんのFBからの転載

 来年1月には、対話プロジェクトの総括集会も開催されるが、その後どう活動を展開するのか。その課題に谷山さんが黒子としてどう関わるかは随時確認したいところです。
 
 谷山さんへの取材はとても面白いものでした。
 できれば、11月の1万人集会にも、1月の総括集会にも行きたい。しかし財源がありません。ということで、いつものお願いですが、取材資金へのご支援を賜れば幸いでございます。
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2023/10/13 17:22 戦争 TB(0) コメント(0)
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1都6県にまたがるリニア問題を一人で取材することは自分で選んだ道でありますが、それも多くの方から取材費カンパというご支援をいただいたからです。とはいえ、2022年末にその資金プールがついに底をつき、東京都や神奈川県以外の遠方への取材を控えざるを得なくなってしまいました。今一度、ご支援を賜りたくここにそのお願いをする次第です。ご支援者には、今年には発行予定のリニア単行本を謹呈させていただきます。私の銀行口座は「みずほ銀行・虎ノ門支店・普通口座・1502881」です。また100円からのご寄付が可能なhttps://ofuse.me/koara89/letter もご利用ください。私と面識のない方は、お礼をしたいので、ご支援の際に、できればお名前を連絡先を教えていただければ幸いでございます。どうぞよろしくお願いいたします。  樫田拝
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