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樫田秀樹

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●住民を立ち退かせたマンションでの説明会って…

 1月30日から2月1日までの三日間(とりあえず)、相模原市で、JR東海によるオープンハウス形式のリニア説明会「リニア・ブース」があるというので出かけてみた。
 従来の教室型(集会場型)の説明会なら、JR東海が一方通行で説明を行い、住民の質問には満足に答えないという問題多きやり方だが、オープンハウスは、いわば通りがかりの人でもフラリと立ち寄って、職員と自由に質疑応答ができる。ただし、個人と職員の1対1での質疑応答なので、その質問と回答を皆で共有することができないという、これまた問題多き形式の説明会だ。
 それでも、質問事項に制限がないであろうということで、現場に向かった。

 でも、あの程度なら行かなきゃよかった
 
 と、その前に基本上だけ書けば、
★JR東海は、相模原市では浅深度(地下40m以浅)でのシールドマシンでの掘削を行うが、相模原市では、じつに地下15mの掘削という、騒音と振動は間違いなしともいえる浅さでの工事も行う。
 そして、あるマンションでは基礎杭がJR東海のトンネルとぶつかると言うので、その44世帯はJR東海の要請に応じて立ち退いた。なかには、終の棲家としてマンション購入をした高齢夫妻もいたようで、そういう人たちにとって、せっかくなじんだマンションから離れるのは辛いものがあったと思う。
 で全世帯が立ち退いたマンションのエントランスが今回の「リニアブース」の会場って、なんなんでしょう?


210130リニアブース 会場のマンション←会場のマンション

 オープンハウス型説明会は、通常は、駅の改札の外の通路とか、公共施設とかで行われるが、マンションのエントランスはなかなかない。しかも、駅から徒歩18分とやや遠くて、地元住民以外は判りにくい場所にある。

210130リニア 相模原市、マンションに迫る工事現場←相模原市の橋本駅周辺ではリニア駅関連の工事が進む。あるマンションでは壁面に迫るくらいの狭さで工事の塀が迫っていた。このあたりの住民は騒音と埃に悩んでいるそうだ。

210130リニア 相模原市 橋本駅周辺の中心線測量鋲
←橋本駅周辺ではJR東海による中心線測量が進んでいる。赤い鋲はJR東海のもの。いずれも浅深度なので、JR東海はこれらルート上に住む住民と話し合いをしなければならないが、反対する住民はそこそこにいる。

210130リニア 相模原市、貯水池←これもリニアルート直上にある貯水池。リニアはこの一帯を深さ15メートルくらいで進むが、貯水池は深さは6メートルなので、この9m下をトンネル工事することになる。

●リニアブースには時間制限があった。順次押し出されるトコロテン説明会だった。

 訪問して初めて知ったが、一人(一組)15分程度の案内と決まっているようで、すぐには入れずに時間を指定されての整理券をもらった。
 指定の時間に再訪したが、ややがっかりしたのがJR職員たちがあまり情報をもっていなかったこと。正確には情報は持っているが、JR東海のホームページに掲載されたり、住民説明会で説明してきた以上の知見はほとんどの職員になかった。

 たとえば

質問「かつては、シールドマシンによる騒音や振動はないと説明していたけど、調布市の陥没事故以後の説明会では『ある』と認めています。相模原市の浅深度での騒音や振動の予測値は?」
回答「振動や騒音を低減するように工事します」
――具体的には?
「検討中です」

210130リニア 相模原市リニアブース1←リニアブース。狭い。10畳くらいだろうか。

質問「調布市の陥没事故では、ネクスコは場所により1kmもボーリングを行わず、その結果、そこで陥没事故が起きました。JR東海は相模原市では、平均、何メートル間隔でボーリングしたのですか?」
回答「200メートルくらいでしているはずです」→ JR東海の資料で見ても、200メートル以上はあるような…。あとで計算してみよう。

210130リニア 相模原市リニアブース2

質問「調布市では、『気泡工法』という気泡薬剤を大量注入してシールドマシンを掘進していました。その結果、陥没が起きました。JR東海でも気泡工法のようですが、ベントナイトを使用するお考えは?」
回答「地質に応じて検討します」
――でも、その地質のすべてを把握していないのですよね。
「いえ、把握しています」
――どうやって?
「全地点でのボーリングは無理にしても、我々のボーリング調査と文献調査などで」

質問「調布市の陥没では、陥没の1カ月も前から、多くの家屋から振動や騒音に苦しむ声が上がりました。住民は工事の一時中断を訴えたのに、ネクスコは中止せず、結局、陥没しました。相模原市のような浅深度なら騒音や振動の被害はあると思いますが、苦情が上がれば、そこでいったん工事を中断しますか?
回答「その状況に応じて検討します
――振動や騒音は起きると考えていますね
「その場所の地質に応じて、シールドマシンにいろいろな添加剤を加えて振動や騒音の低減に努めます。その時々でどんな添加剤にするか検討します」
――え、でも先ほど、全ての地質を把握しているとおっしゃいましたよ。その時にならないと判らないのですか。
「その都度検討します」

210130リニア 相模原市リニアブース3←シールドマシンの模型。職員は「3.5Kmの区間なので、カッターヘッドは交換しなくてもいいような超合金製を使用します」。

質問「添加剤を加えての掘削であれば、掘り出す土砂にはその添加剤が混入しているわけです。となると、それは、いわゆる『残土』なのですか、それとも『産廃』なのですか?」
回答「その土の状況を見て検討・判断します」

 と、ざっくりいえば『検討します』が多い説明だった
 で、ブースを訪ねる一般市民には、ホームページの内容とほぼ同じことだけを話しているが、ああいうふうにスラスラと話されては、普通の市民ならばそのまま鵜呑みにしてしまいそう。
 
 このリニアブースでの不満はなんといっても、15分ほどでトコロテンのように追い出されることだ。
 会場はとても狭く、あることを質問していて、回答をもらっている最中でも、違う職員が「他の方々を入れるので、進んでくださ~い」と移動を促されること。あまりにも回答が尻切れトンボなので、「聞きたいことが確認できません」と不満を漏らすと「はい。ですから、JR東海の工事事務所にいつでも電話してください」って…。
――あの、工事事務所に電話したら、話の分からない職員が対応することが多いので、結局、判らないんですけど。
「ハハハ…」(と苦笑い)

 リニアブース、またやることがあるにせよ、もう行きません。
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