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Author:樫田秀樹 ブンブンエコライト
ブンブン回すだけで充電できる懐中電灯。たった97グラム!
電気不要・8年間カートリッジ交換不要の浄水器
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バケツ洗濯機KJ-950
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旅行に便利。空気で膨らむ洗面器。
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財布や名刺入れにも入る薄型ライト。厚さ3ミリ
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手回し充電もソーラー充電もOK。部屋のインテリアにも。
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2020年12月
●環境保全連絡会議・生物多様性専門部会にJR東海が1年3か月ぶりに参加 12月25日午後。静岡県庁へ。 この日は、東京での取材をしようかと迷いに迷った。 調布市の「外環道」の直上で起きた陥没事故。 外環道の関連では、既に2つの裁判が起こされているが(2017年12月と2020年5月に提訴)、今回の事故を受けて、同じ日に、3つ目の提訴がなされた。 外環道の都市計画事業の施行期間は2021年3月31日で終了するが、その都市計画事業の延伸差止訴訟を提訴するというものだ。その記者会見があったのだ。 これは、行きたい…。 だが、やはり静岡に行くことに。 静岡県がリニア計画についてJR東海との協議を進めている「中央新幹線環境保全連絡会議」。 静岡で、リニアの工事で大井川の水が毎秒2トン減るかもしれないので、「全量戻し」についての議論が進んでいるのはよく知られてきたが、その水が減ることで、水をよりどころにする動植物にも影響が出るはずだとの「生物多様性」の議論に、じつに1年3か月ぶりにJR東海が参加するからだ。 ![]() ●JR東海が「影響は小さくない」と認めた とはいえ、今回は会議の時間が1時間半ほどと短く、JR東海からの「説明」に多くの時間が費やされ、まだ深い議論には至らなかった。それでも、JR提出の資料に、これまでの経緯を知る者からすれば、驚くべき内容が書かれていた。。 JR東海は、2011年から2013年まで実施した環境アセスについて報告した「環境影響評価準備書」そして、その完成版である「環境影響評価書」を公表しているが、そのなかでは、リニア工事やリニア営業による生態系への影響を「小さいと予測する」と書いている。 ところが今回、JR東海は提出資料のなかで「3つのリスク」を表明した。 ●リスク1 動植物の生息・生育環境が変化・消失する可能性がある。 ●リスク2 動物の生息環境に影響を与える可能性がある。 ●リスク3 動植物の生息・生育環境の一部が保全されない可能性がある。 お、JR東海が「影響が小さい」から「影響がある」と公表した。 ![]() ちなみに、2014年に公表した「環境影響評価書・静岡版」には以下のように「保全される」と書かれている。 ![]() これには、連絡会議「生物多様性」専門部会の岸本年郎委員がこう質問した。 「評価書とは内容が著しく変化している。消失と書いたのは評価できる。評価書には『影響が小さい』、『(重要な魚類の生息環境は)保全されると考えられる」と書いていたが、これは評価書の誤りを認めたとおっしゃっていただけるということ? これを書いた背景は?」 JR東海「影響は大きい、小さいは、何を対象にするかだが、評価書で書いたのは、(県)全体を大きな単位で観た事項。今回は、大きな沢、小さな沢で観て、小さな沢なら影響が大きいと見た。それぞれの沢で具体的対策をと」 つまり、静岡県全体で観た場合に、全体として大きな影響が起こることだけを評価書に書き(たとえば大井川の流量が毎秒2トン減るなど)、限定された地域での影響は書かなかったということだ。それを今回書いた。 岸本「そうすると、評価書の内容の議論は不十分。(今後は、それぞれの沢や地域での)個別個別で(議論を)進めるということでよろしいか?」 JR「当然、工事を進めるうえで、ここでは、次の段階の話をまとめた」 岸本「評価書を金科玉条ではなく、慎重にしようとの表明をしてもらった」 JR東海は、これらリスクを前提に、工事をしながら、モニタリング、そして植物の移植もやると表明。ただ、それについては、時間の関係で説明だけとなり、話し合いは次回以降となる。 ざっくりとしたやりとりについては、静岡新聞がまとめているので、それを添付します。 ![]() ●2014年の環境影響評価書を提出する前には「影響ある」と捉えていた ただ、私は何点か確認したく、閉会後の囲み取材でJR東海に尋ねた。 「そもそも、動植物に変化、消滅、保全されないなどの可能性については、2014年に評価書を出す時点で判っていたことなのか?」 この回答を簡単に書けば 「(トンネル掘削現場の)上流部の減流などは把握していた。ただ評価書には、大きな視点でのリスクを記載した」 ということ。 ![]() つまり、2011年から2013年に1都6県で行った環境アセスにおいて、JR東海は静岡県でのトンネル掘削において、小さな沢の流量減少もそれに伴う動植物への危機も把握していたが、「大きな単位ではなかった」ので、準備書や評価書に記載しなかったことになる。 と、ここで考えてしまうのは、リニアが通る他の1都5県においても、評価書に記載していない情報があるかどうかだ。 評価書を読めばわかるが、じつは、水資源への影響に限れば、静岡県の「大井川」のように具体的な河川名が登場するのは、あとは、長野県大鹿村の小河内沢川くらいなものだ。 たとえば、山梨県においては、評価書に具体的な河川名は登場せず、県を①神奈川県境から実験線東端まで(丹沢地区)、②戸川から早川まで(巨摩山地)、③早川から静岡県境まで(明石山脈)と、ざっくり3分割しているだけ。神奈川県に至っては区分さえされていない。どこの川や沢がどれだけの影響を受けるかの記載はない。 他の1都5県において、本当はそれぞれの川や沢でのアセスしたデータは本当にないのか? ちょっと気になるポイントである。 ともあれ、生態系の議論がやっと始まる。次回も傍聴したい。 リニア新幹線が不可能な7つの理由 ![]() ↓ ブログランキングへの応援クリックをお願いいたします。 ![]() ↓ 拍手もお願いいたします スポンサーサイト
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取材のカンパをお願いいたします
1都6県にまたがるリニア問題を一人で取材することは自分で選んだ道でありますが、それも多くの方から取材費カンパというご支援をいただいたからです。とはいえ、2022年末にその資金プールがついに底をつき、東京都や神奈川県以外の遠方への取材を控えざるを得なくなってしまいました。今一度、ご支援を賜りたくここにそのお願いをする次第です。ご支援者には、今年には発行予定のリニア単行本を謹呈させていただきます。私の銀行口座は「みずほ銀行・虎ノ門支店・普通口座・1502881」です。また100円からのご寄付が可能なhttps://ofuse.me/koara89/letter もご利用ください。私と面識のない方は、お礼をしたいので、ご支援の際に、できればお名前を連絡先を教えていただければ幸いでございます。どうぞよろしくお願いいたします。 樫田拝
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![]() 私が原発を止めた理由
3.11以後の原発裁判において、初めて運転差し止めを命じた判決を出した裁判長が、退官後の今、なぜあの判決を出したのか、なぜほかの裁判では住民は敗訴するのかを説明している。
超電導リニアの不都合な真実
リニア中央新幹線の問題点を『技術的』な側面から、極めて客観的に情報を分析しその発信に努め、リニアの実現性には課題ありと論じている。難しい専門用語を極力排し、読み易さにもこだわった良書。
リニア新幹線 巨大プロジェクトの「真実」
リニア中央新幹線を巡る問題を語らせては、その理論に一部のすきも見せない橋山禮治郎氏の第2弾。このままでは,リニア計画とJR東海という会社は共倒れになることを、感情ではなく、豊富なデータを駆使して予測している。必読の書。
自爆営業
国会で問題にされても一向に改まらない郵便局の自爆営業。年賀状1万枚、かもめーる700枚、ふるさと小包便30個等々のノルマはほぼ達成不可能だから、ほとんどの職員が自腹で買い取る。昇進をちらつかせるパワハラや機能しない労組。いったい何がどうなっているのか?他業種の自腹買取も描いている。
取れる! ダニ取りマット
アキモトのパンの缶詰12缶セット
スペースシャトルの宇宙食にもなった。保存期間は3年。しっとりおいしい奇跡の缶詰。24缶セットもある。
共通番号の危険な使われ方
今年10月に全国民に通知され、来年1月から運用が始まるマイナンバーという名の国民背番号制度。その危険性を日本一解かり易く解説した書。著者の一人の白石孝さんは全国での講演と国会議員へのアドバイスと飛び回っている。
マグネシウム文明論
日本にも100%自給できるエネルギー源がある。海に溶けているマグネシウムだ。海水からローテクでマグネシウムを取り出し、リチウムイオン電池の10倍ももつマグネシウム電池を使えば、スマホは一か月もつし、電気自動車も1000キロ走る。公害を起こさないリサイクルシステムも矢部氏は考えている。脱原発派は必見だ。
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