プロフィール
Author:樫田秀樹 ブンブンエコライト
ブンブン回すだけで充電できる懐中電灯。たった97グラム!
電気不要・8年間カートリッジ交換不要の浄水器
カウンター
メールフォーム
最新記事
カレンダー
最新トラックバック
月別アーカイブ
最新コメント
全記事表示リンク
この記事にリンクを貼る
40種類の柄、15種類のカラーから自分好みに選べる、オリジナル フルジップパーカ
バケツ洗濯機KJ-950
これは便利!雑巾や軍手、スニーカーなどがきれいに!
携帯用洗面器
旅行に便利。空気で膨らむ洗面器。
電球型ポケットライト
財布や名刺入れにも入る薄型ライト。厚さ3ミリ
LEDダイナモランタン
手回し充電もソーラー充電もOK。部屋のインテリアにも。
LEDキャンドル
LEDだけど炎がゆらぐ。癒される。息の吹きかけでオン・オフができる。
タタメットズキン
サイズ調整できる折り畳み防災ヘルメット+ずきん。落下物にも炎にも強い!
パッカブルブーツ
折り畳める長靴。色も選べます
アンチボトル
折り畳めるウォーターバッグ。500mlなので、何度でも使えるペットボトルとして重宝する。色は7色。
浄水機能ペットボトル
カーボン製フィルターが水道水をおいしい水に変える。385ml。色は3色。
あつあつ加熱パック
火を使わずに食材を98℃まで加熱。災害時には暖かいものを食べたいですね。
|
2019年06月
●チョラク・メメットさん、突然の仮放免 6月17日。 東京出入国在留管理局(東京入管)に1年半も収容されていたトルコ出身のクルド人のチョラク・メメットさん(39)に「仮放免」が認められ解放された。 入管は被収容者には「重病者を除き収容を継続せよ」(2018年2月の通知)との施策を敷いているが、それにより、たとえば、茨城県牛久市の「東日本入国管理センター」では被収容者の9割以上もが半年以上の長期収容に置かれている。 チョラクさんの名前が周知されたのは3月12日。その前日から立てないほどに体調を崩し、家族や支援者が救急車を2回手配したが、3月12日、東京入管は2度とも救急車を無人のままで返した。支援者たちは徹夜で東京入管前で過ごし事の成り行きを見守り、さすがにマスコミも報道し、国会でも取り上げられた。 「世間の目が集まった」ことで、突然の仮放免となった・・と関係者は推測する。 ●ギリギリだった精神状態 私はこの救急搬送拒否事件のあとでチョラクさんに面会取材した。 アクリル板の向こうに現れたチョラクさんは明らかに憔悴しきっていた。心が悲鳴を上げることすらできないほどに弱っていた。会話の中で 「もう狂っていますよ、私…」 とチョラクさんはつぶやいた。 チョラクさんに限らないが、収容が長期に及ぶと、多くの被収容者が精神のバランスを崩す。 これが刑務所ならば、その罪に応じて、「何年で出れる」が判る。 だが、チョラクさんはトルコでの迫害を逃れ、2003年に来日して難民申請をしただけの人だ。その難民申請も不認定となり、「仮放免」で生きてきたが、その更新も不許可となって2018年1月から収容されていた。 この面会取材の内容についての詳細は割愛するが、私は「この人は一日も早く仮放免しなければ、体も心も危ない」と感じた。 だからこそ、今回の「仮放免」をとりあえずは良かったと思う。 ●記者会見 ![]() 6月24日。 チョラクさんの記者会見が開催された。 記者会見のための資料が20部用意されたが、追加のコピーが必要なほどに多くの記者が集まった。 チョラクさんは一度しか会っていない私を覚えてくれていた。顔には笑顔が戻っていて、握手も力強かった。 この日の記者会見には、チョラクさんの妻、そして、同じように夫フセインさんが収容されているクルド人女性が2歳の娘さんを抱っこして参加した。 妻たちの声は悲惨な現実をあぶりだす。 ★チョラクさんの妻 「3人の息子がいます。長男は赤ちゃんのときに来日し、他の2人は日本で生まれ、全員が日本の学校に通っています。私は夫ほど日本語ができないので、この1年半、子どもたちの勉強を見てあげられなかった。つらいのは、悪いことをしていないのに収容されている父親のことを子どもが周りに話すことができないことでした。子どもは私に「ママ、恥ずかしいよ!」と訴えました。 私は毎日面会しましたが、子どもたちには『パパは元気だよ』とウソをいうのがつらかった。入管のこと、学校のこと、家のことをすべて一人でやるのは本当に大変でした。 子どもを連れての面会は普通の部屋で許されることもあります。ただし、それは職員立ち合いの下で、面会では子どもは夫にハグできますが、妻は夫の体に触れることが許されません。面会の間は椅子に座っているだけです」 ![]() ★フセインさんの妻は泣きながらこう訴えた。 「夫は、この子が生まれて半年で収容されました。それから1年半以上が経ちました。面会に行っても、2歳の娘は、夫を知らない人だと思っています。夫は2カ月前から一人部屋に移され、もう何十日もほとんど食事をしていないので痩せこけています」 フセインさんは、トルコで反政府運動の疑いをかけられ、警察に拷問を受け、刑務所に12年も収監されていたことがある。そういう背景があるから日本に逃避したが、難民として認定されなかった。拷問と12年間の服役で精神疾患を抱えるに至ったが、そういう人に対して、さらに長期収容が繰り返されている。 ![]() ![]() ●マスコミが試されている フセインさんがいつ仮放免されるのかは誰にもわからない。 ただ一つ言えるのは、チョラクさんの場合は、救急搬送拒否という「事件」があり、支援者が徹夜での抗議に臨み、その結果マスコミが騒ぎ、国会でも取り上げられたことで解放に向かったが、フセインさんやその他大勢の被収容者には「事件」や「事故」は起こらない。そうである限り、「事件」が起きてから初めて動くマスコミはフセインさんらその他大勢の被収容者を記事化することはない…。 そして、やっと解放されたチョラクさんの今後を報道することもやがてはなくなる。 だが、この問題は、『事件』や『事故』の有無に関わらずに報道すべきことなのではないのか。いまのマスコミにそれが期待できるのか? このままではフセインさんは自我が崩壊するかもしれない。 ●「人間として扱われなかった」 記者会見では多くの質問の手が上がった。私が尋ねた一つは、「解放されてから1週間が経つが、現時点での精神状態や体調はどうですか?」というものだった。 被収容者のほとんどがその閉ざされた環境から睡眠障害を発症し睡眠剤や精神安定剤に頼っている。チョラクさんは「今でも眠れません。毎日4錠の精神安定剤を飲んでいます」と答えた。そして、自分を、そして自分たちをそういう状態に陥れた入管の扱いに対して「人間としての扱いじゃないです。本当につらい」と訴えた。 救急車事件のあったとき、チョラクさんは頭と心臓の痛みで立ち上がることができず、寒さに震え、一人部屋で横になっていた。あまりにも苦しいので「担当さん!」と職員を呼んだが誰も来てくれなかった。 理由は部屋には監視カメラが設置されているので、それで被収容者が「生きているか死んでいるかを確認できる」と入管職員は説明したそうだ。 これは本当の話なのか? と書いたが、私はほかの被収容者数人から同じような話は聞いている。そして、仮に担当職員を呼ぶために大声であげたりドアを叩くなどの行為をした場合は、逆に職員が10人くらいでやってきて「規律違反だ」として制圧(動けないように全身を抑えられる)されて、懲罰房に送られる話も聞いている。 今回、記者会見に臨んだクルド人の方々は我々メディアに報道の継続を訴えた。肝に銘じなければならない。 ![]() ↓ ブログランキングへの応援クリックをお願いいたします。 ![]() ↓ 拍手もお願いいたします スポンサーサイト
|
取材のカンパをお願いいたします
1都6県にまたがるリニア問題を一人で取材することは自分で選んだ道でありますが、それも多くの方から取材費カンパというご支援をいただいたからです。とはいえ、2022年末にその資金プールがついに底をつき、東京都や神奈川県以外の遠方への取材を控えざるを得なくなってしまいました。今一度、ご支援を賜りたくここにそのお願いをする次第です。ご支援者には、今年には発行予定のリニア単行本を謹呈させていただきます。私の銀行口座は「みずほ銀行・虎ノ門支店・普通口座・1502881」です。また100円からのご寄付が可能なhttps://ofuse.me/koara89/letter もご利用ください。私と面識のない方は、お礼をしたいので、ご支援の際に、できればお名前を連絡先を教えていただければ幸いでございます。どうぞよろしくお願いいたします。 樫田拝
リンク
検索フォーム
カテゴリ
ブロとも申請フォーム
QRコード
![]() 私が原発を止めた理由
3.11以後の原発裁判において、初めて運転差し止めを命じた判決を出した裁判長が、退官後の今、なぜあの判決を出したのか、なぜほかの裁判では住民は敗訴するのかを説明している。
超電導リニアの不都合な真実
リニア中央新幹線の問題点を『技術的』な側面から、極めて客観的に情報を分析しその発信に努め、リニアの実現性には課題ありと論じている。難しい専門用語を極力排し、読み易さにもこだわった良書。
リニア新幹線 巨大プロジェクトの「真実」
リニア中央新幹線を巡る問題を語らせては、その理論に一部のすきも見せない橋山禮治郎氏の第2弾。このままでは,リニア計画とJR東海という会社は共倒れになることを、感情ではなく、豊富なデータを駆使して予測している。必読の書。
自爆営業
国会で問題にされても一向に改まらない郵便局の自爆営業。年賀状1万枚、かもめーる700枚、ふるさと小包便30個等々のノルマはほぼ達成不可能だから、ほとんどの職員が自腹で買い取る。昇進をちらつかせるパワハラや機能しない労組。いったい何がどうなっているのか?他業種の自腹買取も描いている。
取れる! ダニ取りマット
アキモトのパンの缶詰12缶セット
スペースシャトルの宇宙食にもなった。保存期間は3年。しっとりおいしい奇跡の缶詰。24缶セットもある。
共通番号の危険な使われ方
今年10月に全国民に通知され、来年1月から運用が始まるマイナンバーという名の国民背番号制度。その危険性を日本一解かり易く解説した書。著者の一人の白石孝さんは全国での講演と国会議員へのアドバイスと飛び回っている。
マグネシウム文明論
日本にも100%自給できるエネルギー源がある。海に溶けているマグネシウムだ。海水からローテクでマグネシウムを取り出し、リチウムイオン電池の10倍ももつマグネシウム電池を使えば、スマホは一か月もつし、電気自動車も1000キロ走る。公害を起こさないリサイクルシステムも矢部氏は考えている。脱原発派は必見だ。
|