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樫田秀樹

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●結果は圧倒的多数が『反対』
 2月11日、埼玉県の浦和駅前と大宮駅前で、市民団体「沖縄に応答する会@埼玉」の主催で、「辺野古基地反対・賛成?」と銘打った、シール投票が行われた。

反対に一票  小学生も投票←小学生の男子も投票。「学校の授業で先生が教えてくれました」



 2月24日に沖縄県で行われる、辺野古基地への賛否を問う県民投票に先駆け、「応答する会」では、これはヒトゴトではなく、いわゆる「本土」にいる私たちも関心を持つべき問題だとして、さいたま市民の民意を確認しようと実施した。

 浦和駅前では午前11時少し前から12時まで、大宮駅前では13時から14時と、それぞれ約1時間に釘っての投票を実施したが、県民投票同様に、選択肢は「賛成」「どちらでもない」「反対」の3択。

 その結果は、浦和でも大宮でも同じ傾向だった。
 9割以上が「反対」で約150票。「どちらでもない」と「賛成」はどちらも一桁。

浦和駅での結果。反対154、どちらでもない6、賛成8浦和駅での結果。反対154、どちらでもない6、賛成8  大宮での結果。反対144、どちらでもない8、賛成4大宮駅での結果。反対144、どちらでもない8、賛成4

 ただ、賛成意見でも「私は普天間基地を見たが、あれでは本当に住民が危ない。一刻も早く地元に返還してあげなければ」や、「このままでは状況が膠着するだけ。環境と防衛とは天秤にかけるべきではない。解決への前進として、とりあえず普天間を更地にするのが優先される」との、やや浅くても、ちゃんと考えている意見もあった。

 ちなみに、
★反対意見としては、「沖縄県内の違う場所に基地を移すだけ。何の軽減対策にもならない」といったものが多かったが、修学旅行で沖縄に行ってその海のきれいなことをまだ覚えている女子高生3人組は「反対の理由? え~、ふつうに悪くないですか?」と環境破壊として基地問題を捉えていた。
 アメリカ人のデイビッド・ロザスコさんは、「70年前のような(アメリカが日本を支配する)植民地のような扱いはよくない。それに、基地が必要というけど、いったいどこの国がアメリカを襲うの? 日本は今、空母ももつし、F35戦闘機も100機も購入するし、自国で防衛できる力をつけているんだから、米軍基地はいらないでしょ」との持論を語って反対のシールを貼った。
 
 このシール投票は埼玉新聞でも告知ニュースで報道されたのだが、それを見て、友人に「反対票への委任状」を託した人もいた。確かに、新聞を見て、「絶対に来ようと思った」という人は少なくなかった。

わざわざ委任状に託した人もいた←わざわざ委任状に託した人もいた

★「どちらでもない」は、「情報はいっぱいあるけど、まだ自分のなかで整理できていません」(中学生)といった「考え中」が多かった。

●会は2月上旬に結成されたばかり! 
 応答する会は、昨年11月から有志が勉強会を重ね、今月の2月上旬に立ち上がったばかり。そして、2月3日に議題のひとつとして「シール投票」が出され、メンバーからは「是非

やろう!}と、わずか1週間の準備でバタバタと開催にこぎつけたのだ。この行動力は凄い。

 「応答する会」の代表は山田ちづこさん。沖縄の石垣島出身で、現在はさいたま市で沖縄料理や三線教室などを行う「カフェギャラリー南風」を経営している。故郷の沖縄のこと、とくに基地問題ではいつも心を痛めていた。

代表の山田さんマイクをもって投票を訴える山田さん

 そんな山田さんの心にストンと落ちたのが、昨年9月、「米軍基地を日本各地で引き取ろう」と提唱している高橋哲也・東大教授の講演を聞いた時だった。「引き取る運動」に関しては、私も記事にしたことがあるし、このブログでも紹介してきた。私は引き取る運動を推奨する立場にはないが、ただ、これまでの「米軍基地絶対反対派」と「引き取り派」とが議論を交わすのはとても大切なことだと考える。
 というのは、私たちが沖縄の基地問題を語るときはどうしても「沖縄の」とどうしても遠い国の問題のように考え、語るからだ。
 悪い言い方をすればヒトゴト。

 山田さんは鳩山政権のときの「最低でも県外」に期待した一人だ。当時は多くの沖縄県民も「基地は外国へ。最低でも県外へ」との声を上げた。
 つまり、いわゆる『本土』で「沖縄の米軍基地を引き取ろう」と訴える運動は、その声に応える運動だと捉えた山田さんは、講演をきいたあと、自分が埼玉県で「引き取る」運動の事務局を開くと決めた。

 「引き取り」に関しての埼玉での具体的な運動はこれからだが、「引き取る」運動と、今回のシール投票と共通しているのは、沖縄のことをヒトゴトで考えないでほしいとの思いだ。

 来週あたりは、未確認情報だが、大坂や福岡、新潟でも同様の取り組みが行われるそうだ。 

沖縄の米軍基地 「県外移設」を考える



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2019/02/12 22:54 戦争 TB(0) コメント(0)
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