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Author:樫田秀樹 ブンブンエコライト
ブンブン回すだけで充電できる懐中電灯。たった97グラム!
電気不要・8年間カートリッジ交換不要の浄水器
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40種類の柄、15種類のカラーから自分好みに選べる、オリジナル フルジップパーカ
バケツ洗濯機KJ-950
これは便利!雑巾や軍手、スニーカーなどがきれいに!
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旅行に便利。空気で膨らむ洗面器。
電球型ポケットライト
財布や名刺入れにも入る薄型ライト。厚さ3ミリ
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手回し充電もソーラー充電もOK。部屋のインテリアにも。
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あつあつ加熱パック
火を使わずに食材を98℃まで加熱。災害時には暖かいものを食べたいですね。
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2018年12月
●Wさん、ついに倒れる 茨城県牛久ににある「東日本入国管理センター」で、2週間以上も水も飲まないハンストで手続きの改善を訴えていたブラジル人男性のWさんがついに気を失い倒れた。 予想はしていたが、とりあえず、すぐに医務室に運ばれ点滴を受けたようで、最悪の事態だけは避けられた。 同センターでは、不法滞在をしたり、難民申請をしたけど認定されないなど、日本での「在留資格」がなくなった外国人男性300人以上が収容されている。 ここで12月20日から20人以上の被収容者がいっせいにハンストに入った。 ![]() ![]() ![]() 在留資格を失った外国人であれ、逃亡の恐れがなく、保証人などがいれば、「仮放免」で日本に住むことができる。だが、この仮放免は申請したら最短で70日、最長で120日かかるが、一度の申請で認められることはほどんどない。私がアクリル板越しに取材した延べ約20人の被収容者は、最も多い人で15回前後も仮放免申請を出している。しかし、3カ月前後も待って「不許可」の通知をもらっても、その理由は一切告げられない。書類に一言「理由なし」と書かれているだけだ。 自分たちはいつここから出られるのか。 この仮放免制度の運用があまりにも不透明なことに憤りを覚えた被収容者のうち20人以上が話し合いの末に、いっせいハンストに入った。 11月26日。私はWさんに会ったが、他の人と違って、彼は「水なしハンスト」を貫いていた。その時点で既に1週間。私は大丈夫なのかとの不安を覚えた。 ●Wさんの突然の移送 管理センターは、建物の中がいくつかのブロックに分かれているが、11月28日、Wさんは1Aブロックから7Bブロックに移送された。7Bブロックとは一人部屋だけの区画だ。つまり、それまで一緒にハンストをしていた1Aブロックの仲間とはもう会うことができず、新しいブロックでも部屋では話す相手もいない。28日にWさんと面会した市民団体のメンバーはこれを「ハンスト崩しだ」と見るが、その意図があるかどうかはともかく、確かに、ハンストを実施する人はこの日を境に激減する。 そして、私は12月5日にWさんを再訪。 アクリル板の向こうのWさんは11月26日に会った時よりも痩せていた。驚くことに、まだ水なしハンストをやっていた。 「もう体が慣れたのか、水がなくても苦しいとは思いません」 すでに水なしハンストを始めて2週間が経った。危ない。やめるべきだと思ったが、Wさんは「いつまでやるか、いつやめるかはまったく考えていない。ただ、朝起きたら、今日もやると思うだけ。その繰り返しです」との決意を固めていた。 だが、それは決意かもしれないし、意地なのかもしれない。 私がやめるべきだと思ったのは、 同センターは、Wさんたちの11月20日の申入書に対して、その翌日には「回答しない。仮放免の運用も変えない」と回答しているからだ。つまり、ハンストをしても効果はない。 たった一つ効果があるとすれば、それは誰かがハンストで亡くなり、マスコミがやっとこの問題を報じた時だ。 原発も事故が起きたからやっと大々的に報道したように、事故が起きる、誰かが死んだり重傷を負うなどが起こらない限り、日本のマスコミは決して動かない。 翌日の12月6日にWさんは倒れた。それを知ったイラン人の被収容者が市民団体メンバーに電話で伝え、メンバーから私に連絡が入った。 ●頑張るのは外部にいる私たちではないのか。 同センターにおける最大の問題は「いつ、ここから出られるのかまったく判らない」ことだ。 刑務所なら罪の重さに応じて「あと何年」とわかる。 だが、難民申請しただけの人たち、あるいは仮放免申請を出している人たちには「いつ』が判らない。 今回のWさんが倒れた一件で私はつくづく思った。頑張るのはハンストなどで臨もうとする被収容者ではない。普段、人権、人権と声高に叫んでいる人たちなど、外部の人間こそが何かをすべきなのだと。 もっとも、私に何ができるかを考えると、やはり、書いて伝えることしかできない。 意外だが、この足元にいる難民(申請者)に対しての取材を継続的に行っているジャーナリストは、新参者の私を入れても片手で数えるほどしかいない。 私がつかんだ情報は、謙遜抜きで、外に伝えなくてはならない。これからも随時、この問題はいろいろな手段で伝えたい。それを思わせてくれたWさんの突然のハンスト終了であった。 ↓ ブログランキングへの応援クリックをお願いいたします。 ![]() ↓ 拍手もお願いいたします スポンサーサイト
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取材のカンパをお願いいたします
1都6県にまたがるリニア問題を一人で取材することは自分で選んだ道でありますが、それも多くの方から取材費カンパというご支援をいただいたからです。とはいえ、2022年末にその資金プールがついに底をつき、東京都や神奈川県以外の遠方への取材を控えざるを得なくなってしまいました。今一度、ご支援を賜りたくここにそのお願いをする次第です。ご支援者には、今年には発行予定のリニア単行本を謹呈させていただきます。私の銀行口座は「みずほ銀行・虎ノ門支店・普通口座・1502881」です。また100円からのご寄付が可能なhttps://ofuse.me/koara89/letter もご利用ください。私と面識のない方は、お礼をしたいので、ご支援の際に、できればお名前を連絡先を教えていただければ幸いでございます。どうぞよろしくお願いいたします。 樫田拝
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![]() 私が原発を止めた理由
3.11以後の原発裁判において、初めて運転差し止めを命じた判決を出した裁判長が、退官後の今、なぜあの判決を出したのか、なぜほかの裁判では住民は敗訴するのかを説明している。
超電導リニアの不都合な真実
リニア中央新幹線の問題点を『技術的』な側面から、極めて客観的に情報を分析しその発信に努め、リニアの実現性には課題ありと論じている。難しい専門用語を極力排し、読み易さにもこだわった良書。
リニア新幹線 巨大プロジェクトの「真実」
リニア中央新幹線を巡る問題を語らせては、その理論に一部のすきも見せない橋山禮治郎氏の第2弾。このままでは,リニア計画とJR東海という会社は共倒れになることを、感情ではなく、豊富なデータを駆使して予測している。必読の書。
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スペースシャトルの宇宙食にもなった。保存期間は3年。しっとりおいしい奇跡の缶詰。24缶セットもある。
共通番号の危険な使われ方
今年10月に全国民に通知され、来年1月から運用が始まるマイナンバーという名の国民背番号制度。その危険性を日本一解かり易く解説した書。著者の一人の白石孝さんは全国での講演と国会議員へのアドバイスと飛び回っている。
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日本にも100%自給できるエネルギー源がある。海に溶けているマグネシウムだ。海水からローテクでマグネシウムを取り出し、リチウムイオン電池の10倍ももつマグネシウム電池を使えば、スマホは一か月もつし、電気自動車も1000キロ走る。公害を起こさないリサイクルシステムも矢部氏は考えている。脱原発派は必見だ。
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