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Author:樫田秀樹 ブンブンエコライト
ブンブン回すだけで充電できる懐中電灯。たった97グラム!
電気不要・8年間カートリッジ交換不要の浄水器
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旅行に便利。空気で膨らむ洗面器。
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2018年12月
●「長期収用」よりも過酷な「終身収容」? 本人のパスポートで正式入国したのに、「他人だ」とのことで、このままでは生涯、茨城県牛久市にある法務省の「東日本入国管理センター」に収容されそうなスリランカ人がいる。 同センターの現状については、このFBでも伝えてきたが、21月21日に会ったスリランカ人ダヌカさんのケースは極めて特異だ。 本人のパスポートで入国したのに、それが出入国管理法違反に問われ、2年間の刑務所暮らしを強いられ、次に入国管理センターに身柄を移され、いつ出られるかまったく判らない状態に置かれている。。 今まで書いてきたように、管理センターの被収容者には「長期収用」という問題がつきまとう。だが、へたすればダヌカさんは「終身収容」の可能性があるだけに放っておけないケースだ。 もう少し具体的に説明すると。 ●ダヌカさんの半生 ●1998年 スリランカ人のダヌカさんは、16歳のとき、Pなる偽名のパスポートで日本に入国。そのままオーバーステイして、10年間働く。 ●2008年、オーバーステイと不法就労が発覚し、強制送還される。 だが強制送還されるにもパスポートが必要だ。 ダヌカさん曰く「東京入国管理局は不法入国したときのパスポートを真正なものであると前提して」、在日スリランカ大使館が発行したPさん名義の一時帰国用パスポートで送還される。 ●つまり、この時点で、日本政府にとっては、ダヌカさんの本名はPさんになった、ということだ。 ●2010年。ダヌカさんは、ある会社との打ち合わせのために再来日。このときは、本国で発行してもらった本人のダヌカ名義の正式パスポートで入国した。 ところが、入国の3週間後、ダヌカさんは警察に連行され、その後、東京入国管理局へと連行される。 つまり、日本国にすれば、Pさんであるはずの人間がダヌカ名義のパスポートで入国したということだ。 ●2011年4月 ダヌカさんは帰国したい一心で入管職員の勧めで裁判を受けたが、結局、「他人のパスポートで入国した」とのことで懲役2年の判決を受ける。そして横浜刑務所に服役。この間、自分の身を守るために日本語を必死で勉強する。 ●2012年 スリランカ大使館が、ダヌカさんの身元が確かにダヌカ本人であるとの証明書を出す。だが、 ●2013年3月、出所と同時に、ダヌカさんは東京入国管理局に移送され収容される。 ●2013年11月 仮放免される。 「仮放免」とはとりあえず社会のなかで生活はできるが、「在留資格」がないから、いつかは送還されることが前提となる身分を言う。 ダヌカさんの場合は、本人のダヌカ名義であるパスポートは、日本政府にすれば偽パスポートだから出国に使えない。そして、 ●2017年7月 ダヌカさんはPさんとして再収容される。 ●2017年8月 ダヌカさんは自身が負った「無実の罪での2年間の服役、入管への収容」という人権侵害から、自分がダヌカであることを証明するための裁判(人身保護請求)を起こす。 ●だが、敗訴。 現在もダヌカさんは「東日本入国管理センター」に収容されたままだ。 ここで決定的に理不尽なのは ●日本政府のミスを認めたくないからの措置? ●日本がダヌカさんを強制送還しようとしても、それはPなる人物での送還になる。だが、ダヌカさんをダヌカだと証明しているスリランカ大使館がわざわざ偽物のP名義のパスポートを作るはずがない。仮にP名義のパスポートで出国できたとしても、スリランカ側では他人名義のパスポートをもつ人物は入国させない。Pなる人物はスリランカに実在しているから、なおさらだ。 つまり、ダヌカさんは強制送還すらされない状態に置かれている以上、このままでは「一生」収容書暮らしが待っている。これは、いつかは終わりにしなければならない。 1月になったら、彼のことを日本でもっとも支える人物に会う予定。 おそらくは、ここでダヌカさんをダヌカ名義のパスポートで送還したら、それは最初の強制送還(P名義で送還させた)が「日本政府の間違いだった」ことになる。それを認めたくないがゆえの措置なのか? すごいケースだ…。 ダヌカさんに面会するために面会申請用紙にダヌカさんの名前を書いたら、センターの職員にはこう言われた。 「この人はいるけど、この名前ではありません。別の名前があるはずです」 私はPさんの名前を追記。そして面会が実現したのだ。 ●裁判か? これまで同センターでは、私は20人弱の被収容者と面会をしてきたが、そのなかでもダヌカさんの日本語はダントツにうまい。 漢字の読み書きもできる。とにかく、自分を守るために、相当熱心に日本語を勉強してきたのだろう。 面会室にも民法など法律に関する本をもちこんできたほどだ。 今、考えられる措置は「裁判のやり直し」、すなわち再審請求だという。 ダヌカはダヌカである。それさえ証明できれば、ダヌカさんはスリランカに帰れる。 おそらく、来年あたりに何かしらの動きがある。見放せない。 ↓ ブログランキングへの応援クリックをお願いいたします。 ![]() ↓ 拍手もお願いいたします |
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1都6県にまたがるリニア問題を一人で取材することは自分で選んだ道でありますが、それも多くの方から取材費カンパというご支援をいただいたからです。とはいえ、2022年末にその資金プールがついに底をつき、東京都や神奈川県以外の遠方への取材を控えざるを得なくなってしまいました。今一度、ご支援を賜りたくここにそのお願いをする次第です。ご支援者には、今年には発行予定のリニア単行本を謹呈させていただきます。私の銀行口座は「みずほ銀行・虎ノ門支店・普通口座・1502881」です。また100円からのご寄付が可能なhttps://ofuse.me/koara89/letter もご利用ください。私と面識のない方は、お礼をしたいので、ご支援の際に、できればお名前を連絡先を教えていただければ幸いでございます。どうぞよろしくお願いいたします。 樫田拝
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![]() 私が原発を止めた理由
3.11以後の原発裁判において、初めて運転差し止めを命じた判決を出した裁判長が、退官後の今、なぜあの判決を出したのか、なぜほかの裁判では住民は敗訴するのかを説明している。
超電導リニアの不都合な真実
リニア中央新幹線の問題点を『技術的』な側面から、極めて客観的に情報を分析しその発信に努め、リニアの実現性には課題ありと論じている。難しい専門用語を極力排し、読み易さにもこだわった良書。
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自爆営業
国会で問題にされても一向に改まらない郵便局の自爆営業。年賀状1万枚、かもめーる700枚、ふるさと小包便30個等々のノルマはほぼ達成不可能だから、ほとんどの職員が自腹で買い取る。昇進をちらつかせるパワハラや機能しない労組。いったい何がどうなっているのか?他業種の自腹買取も描いている。
取れる! ダニ取りマット
アキモトのパンの缶詰12缶セット
スペースシャトルの宇宙食にもなった。保存期間は3年。しっとりおいしい奇跡の缶詰。24缶セットもある。
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今年10月に全国民に通知され、来年1月から運用が始まるマイナンバーという名の国民背番号制度。その危険性を日本一解かり易く解説した書。著者の一人の白石孝さんは全国での講演と国会議員へのアドバイスと飛び回っている。
マグネシウム文明論
日本にも100%自給できるエネルギー源がある。海に溶けているマグネシウムだ。海水からローテクでマグネシウムを取り出し、リチウムイオン電池の10倍ももつマグネシウム電池を使えば、スマホは一か月もつし、電気自動車も1000キロ走る。公害を起こさないリサイクルシステムも矢部氏は考えている。脱原発派は必見だ。
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