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Author:樫田秀樹 ブンブンエコライト
ブンブン回すだけで充電できる懐中電灯。たった97グラム!
電気不要・8年間カートリッジ交換不要の浄水器
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40種類の柄、15種類のカラーから自分好みに選べる、オリジナル フルジップパーカ
バケツ洗濯機KJ-950
これは便利!雑巾や軍手、スニーカーなどがきれいに!
携帯用洗面器
旅行に便利。空気で膨らむ洗面器。
電球型ポケットライト
財布や名刺入れにも入る薄型ライト。厚さ3ミリ
LEDダイナモランタン
手回し充電もソーラー充電もOK。部屋のインテリアにも。
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LEDだけど炎がゆらぐ。癒される。息の吹きかけでオン・オフができる。
タタメットズキン
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あつあつ加熱パック
火を使わずに食材を98℃まで加熱。災害時には暖かいものを食べたいですね。
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2017年03月
これは書くのがだいぶ遅れましたが、
2月19日、東京都世田谷区で「外環シールドマシンnon!発進式・抗議デモ」が行われました。 ![]() じつは、この件については、その翌週にでもある週刊誌に短い記事を書けるとのことだったのですが、「短い記事ではなくちょっとだけ長めの記事にしましょう。その時にはまた連絡します」とのことで、未だに執筆に至りません。ということで、ブログに書くタイミングも計れずにいたのですが、雑誌からのいつ来るか分からない連絡を待つよりは、簡単な報告だけでもブログに書きます。 ●外環って何だ? 外環とは「東京外かく環状自動車道」。 首都圏を環状に貫く自動車道計画で、私はかつて東京都練馬区に住んでいたころ、練馬区にある、外環の大泉インターから東に向かって、埼玉県の三郷インターまで車やバイクで走り、そこから東北道に乗って東北に行ったものです。 この外環は環状道路との名はついていますが、まだ環状ではありません。 大泉インターとから南の世田谷区までの16Kmが、長らくの住民の反対運動のために未着工でありました。 これに建設の道筋をつけたのが、2003年、当時の扇千景国土交通大臣。扇大臣は、「未着工部分に関しては大深度でやる」と表明したのです。 つまり、地上で建設するから反対運動が起こるのであり、地下にすれば、反対の理由がなくなるだろうと。 ところが、地下に建設しようとも、やはり反対運動は起こっています。以下の理由です。 1.地下深くを長距離に貫くため、都内に残された貴重な水源が枯れる。これについては、本ブログの過去の記事を参照してください。 2.大深度と言っても、ところどころ、インターチェンジで地上に出るため、「浅深度」(概ね地下40メートルまで)や「地上部」の区間もけっこうあり、地価下落の問題にも直結する。 3.大深度トンネルを掘ると、膨大な建設残土が発生し、それを運ぶダンプカーが四六時中、住宅地を走るため、生活が破壊される。工事を行う事業者の一つ、中日本高速道路の説明では、「1日最大10トントラックで5000台」で「24時間運航、休日は正月の三が日のみ」。 4.上記のように、地上部で建設されることでの「立ち退き」問題も発生している。 5.発破作業を伴うナトム工法は、博多駅前陥没事故と同じ工法。危険である。 ![]() ●シールドマシン発進式 そして、2月19日、 ![]() その未着工区間をいよいよ片側3車線で掘削すべく、大泉ジャンクションからは南に向かって、東名ジャンクションからは北に向かって、2019年6月までシールドマシンが稼働するとのこと。 この工事、「大深度」「残土」「シールドマシン」「水枯れの可能性」など、けっこう、リニア中央新幹線の工事との共通点も多いだけに、個人的にも無視できない事案です。 ただし、取材をすればするほど財布が軽くなるリニアの取材であっても、何年も関わっている一ジャーナリストの矜持として途中で放り出すわけにもいかないのですが、それと同じ労力をこの外環に割けるかと言えば、今は割けません。また、リニアのように基本情報が頭のなかにあるわけではなく、外環についての基礎勉強をする時間の捻出も今は難しい。 とはいえ、この外環計画。環境問題という側面から見ても、多くの市民やメディアが無視できる問題ではないのに、ある意味、リニア以上に関心が引かれていない。その意味では、私のようなフリージャーナリストが関わるべき問題ではあります。 せめて今は、最低限の情報だけは逃さないように動いています。 計画沿線の住民のなかには、この計画を疑問視する人は少なくなく、19日も各地から東名ジャンクション近くに集まり、2個所で「外環シールドマシンnon!発進式・抗議デモ」を行いました。 ![]() 印象深かった話を書けば、この計画への反対に疲れてしまい、泣く泣く土地を売った住民もいるのですが、なんとその方々にこの「発進式」への招待状が送付されていなかったということです。 いわんや、反対住民も含む一般住民ですら、この発進式があることすら直前まで知りませんでした。たまたま、その情報を得た議員経由で関係者は発進式が行われることを知ったのです。 当日、抗議の声をあげたなかに、世田谷区で農業を行う池田あすえさんがいました。もしかすると、その農地が収用されるかもしれない。 そして、高校生のころから、その畑を引き継ぎ農業をやりたいと決めていた20歳の息子さん(現在、東京農業大学)も一緒に抗議の声をあげていました。 彼にすれば、自分の夢、そして、自分の土地が奪われる問題なので、その訴えはじつに切実でした。 中学生のころから、学内で外環反対のための署名集めを行うなど、単に、自分の生活が破壊されるということに加え、兆単位の税金が投入されること、地域が崩壊することを周りに訴えると、友人たちは「それはやってはいけない事業だ」と理解するのに、なぜ大人である役所の人間や議員がそれを理解できないのか・・と政治への強い不信を抱いていたのが印象的でした。 その動画を紹介します。 [広告] VPS ●外環ファースト? この発進式には、小池都知事も出席しています。 ![]() 式典で知事は、「国際競争に勝ち抜き、我が国の成長を牽引していくためには、人と物のスムーズな流れを確保することが極めて重要。外環道の整備事業は、その中心となる取組みで、大いに期待をしています」と挨拶をしています。 東京オリンピックや豊洲問題では、あれだけのリーダーシップを執っている知事も、この問題に関しては、おそらく無知で、都庁の役人のプレゼンに疑問を挟むことなく発進式に臨んだのでしょう。 抗議の場にいた市民からは「私たちも都民だ。式に招待もされず、話し合いすらさせてもらえないのであれば、都民ファーストどころか外環ファーストじゃないですか」との声が上がっていました。 しかし、もし住民たちの声が直接届けば、小池知事は行動するのかもしれない。 では、小池知事に住民たちの声がどうすれば届くことができるのか。考えてしまいます。 ちなみに、住民たちによれば、シールドマシン発進式といっても、実際にトンネルを掘り始めるということではなく、そのための準備に入ったということだそうです。 本当は外環関係ではいろいろな事故情報も入ってはいるのですが、もろもろの情報の波に溺れ、今、整理することができません。また後日。 ただ、これだけリニアと共通した問題がある以上、ジャーナリストとして関わらないという選択肢もないな・・とは感じています。 ↓ ブログランキングへの応援クリックをお願いいたします。 ![]() ↓ 拍手もお願いいたします スポンサーサイト
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取材のカンパをお願いいたします
1都6県にまたがるリニア問題を一人で取材することは自分で選んだ道でありますが、それも多くの方から取材費カンパというご支援をいただいたからです。とはいえ、2022年末にその資金プールがついに底をつき、東京都や神奈川県以外の遠方への取材を控えざるを得なくなってしまいました。今一度、ご支援を賜りたくここにそのお願いをする次第です。ご支援者には、今年には発行予定のリニア単行本を謹呈させていただきます。私の銀行口座は「みずほ銀行・虎ノ門支店・普通口座・1502881」です。また100円からのご寄付が可能なhttps://ofuse.me/koara89/letter もご利用ください。私と面識のない方は、お礼をしたいので、ご支援の際に、できればお名前を連絡先を教えていただければ幸いでございます。どうぞよろしくお願いいたします。 樫田拝
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![]() 私が原発を止めた理由
3.11以後の原発裁判において、初めて運転差し止めを命じた判決を出した裁判長が、退官後の今、なぜあの判決を出したのか、なぜほかの裁判では住民は敗訴するのかを説明している。
超電導リニアの不都合な真実
リニア中央新幹線の問題点を『技術的』な側面から、極めて客観的に情報を分析しその発信に努め、リニアの実現性には課題ありと論じている。難しい専門用語を極力排し、読み易さにもこだわった良書。
リニア新幹線 巨大プロジェクトの「真実」
リニア中央新幹線を巡る問題を語らせては、その理論に一部のすきも見せない橋山禮治郎氏の第2弾。このままでは,リニア計画とJR東海という会社は共倒れになることを、感情ではなく、豊富なデータを駆使して予測している。必読の書。
自爆営業
国会で問題にされても一向に改まらない郵便局の自爆営業。年賀状1万枚、かもめーる700枚、ふるさと小包便30個等々のノルマはほぼ達成不可能だから、ほとんどの職員が自腹で買い取る。昇進をちらつかせるパワハラや機能しない労組。いったい何がどうなっているのか?他業種の自腹買取も描いている。
取れる! ダニ取りマット
アキモトのパンの缶詰12缶セット
スペースシャトルの宇宙食にもなった。保存期間は3年。しっとりおいしい奇跡の缶詰。24缶セットもある。
共通番号の危険な使われ方
今年10月に全国民に通知され、来年1月から運用が始まるマイナンバーという名の国民背番号制度。その危険性を日本一解かり易く解説した書。著者の一人の白石孝さんは全国での講演と国会議員へのアドバイスと飛び回っている。
マグネシウム文明論
日本にも100%自給できるエネルギー源がある。海に溶けているマグネシウムだ。海水からローテクでマグネシウムを取り出し、リチウムイオン電池の10倍ももつマグネシウム電池を使えば、スマホは一か月もつし、電気自動車も1000キロ走る。公害を起こさないリサイクルシステムも矢部氏は考えている。脱原発派は必見だ。
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