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Author:樫田秀樹 ブンブンエコライト
ブンブン回すだけで充電できる懐中電灯。たった97グラム!
電気不要・8年間カートリッジ交換不要の浄水器
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40種類の柄、15種類のカラーから自分好みに選べる、オリジナル フルジップパーカ
バケツ洗濯機KJ-950
これは便利!雑巾や軍手、スニーカーなどがきれいに!
携帯用洗面器
旅行に便利。空気で膨らむ洗面器。
電球型ポケットライト
財布や名刺入れにも入る薄型ライト。厚さ3ミリ
LEDダイナモランタン
手回し充電もソーラー充電もOK。部屋のインテリアにも。
LEDキャンドル
LEDだけど炎がゆらぐ。癒される。息の吹きかけでオン・オフができる。
タタメットズキン
サイズ調整できる折り畳み防災ヘルメット+ずきん。落下物にも炎にも強い!
パッカブルブーツ
折り畳める長靴。色も選べます
アンチボトル
折り畳めるウォーターバッグ。500mlなので、何度でも使えるペットボトルとして重宝する。色は7色。
浄水機能ペットボトル
カーボン製フィルターが水道水をおいしい水に変える。385ml。色は3色。
あつあつ加熱パック
火を使わずに食材を98℃まで加熱。災害時には暖かいものを食べたいですね。
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●千歳川放水路。残土1億2000万㎥!
もう20年ほど前ですが、北海道に「千歳川放水路」という計画がありました。 北海道南部にある支笏湖という雄大な湖から流れ出ている千歳川(地名からも分かるように千歳空港の近辺です)は日本海に流れ出るのですが、豪雨時に、洪水が起きないように、川を「逆流」させて太平洋に流す…という、半ばSFのような計画が本当に計画されていました。 この計画は北海道開発局というお役所が推進していたのですが、結果としては、住民、漁協、自治体、日本野鳥の会などが、きちんとした調査を踏まえての大反対運動を起こした結果、中止となりました。 なにせ、放水路のために幅400メートル、長さ40キロというおよそ現実感のない溝を掘削するのですが、そこで発生する建設残土は、リニア工事で排出される残土をはるかに超える1億2000万㎥。 巨大な溝はやがて、地下水が集まって巨大なダム湖となり、日本初の登録となったバードサンクチュアリ(野鳥の聖域)である「ウトナイ湖」も壊滅させ、農地をつぶし、海を汚染するから農漁業も被害を受けることが予想されました。 私は偶然ですが、その千歳川の逆流の出口である太平洋側の苫小牧市の出身でもあるため、強い関心をもち、これを取材しました。気づけば、親戚も反対署名運動をしていました。 その時に書いた記事を下記に置きました。1996年9月の記事です。 注目すべきは、この事業は1988年4月には事業着手されていたのに、賛成する自治体もある一方、粘り強い反対もあったことから、開発局は手続きを進めることができませんでした。 そして、私が取材をした翌年の1997年には、北海道知事がこの膠着状態を脱却すべく、諮問機関「千歳川流域治水対策検討委員会」を設置。この委員会で本当に千歳川放水路が必要なのかを審議したわけです。 そして2年後の1999年に事業の中止が決まります。 ●リニアとの共通点となるか? ここで注視したいのは、住民や一部とはいえ自治体(苫小牧市など)や漁協の反対が根強かったため、事業者は着工への手順を踏めなかったといことです。また、単なる反対ではなく「理詰め」だったことも意味がありました。 リニアでも、あちこちの市民団体が反対運動を展開しています。そして、特に静岡県の自治体が、反対ではないにせよ、反対に近い懸念を表明しています。 また、放水路計画では「千歳川流域治水対策委員会」が設置されましたが、リニアでも静岡県が「中央新幹線環境保全連絡会議」を設置しました。今後の住民運動と静岡県の動きは注視したいです。 ただし苫小牧市の場合は、市と漁協が反対し、全市的な署名運動にも発展したことが大きかった。リニアでは、まだそのような市町村はないかと思います。やはり住民の力だ…。 ●放水路の時との違い もちろん、放水路計画とリニア計画とで、相違点も散見されます。 たとえば、放水路計画ではウトナイ湖が枯渇する恐れから「日本野鳥の会」は、「放水路問題担当」を設置した。しかし、リニア計画では日本野鳥の会は、一度だけ「慎重な対応を」といった声明は出したことがあるかと記憶していますが、たとえば、院内集会やそのホームページなどではリニア問題には沈黙しています。 同様に、河川部での漁協の反対運動や慎重意見もあまり聞かれない。 放水路の事業者は北海道開発局という公的機関だったから、住民の要請に応じてシンポジウムに出席して、反対派組織と議論をした。だが、民間企業のJR東海は一方的な説明会だけを繰り返す。 ともあれ、当局の「絶対にやるぞ!」と決めた大事業を止めた事実があったことは覚えておいてもいいかと思います。 千歳川放水路計画の経緯は、その反対運動の中心にいた苫小牧市職員労働組合がまとめたレポートに詳しいです。 では、以下、私が書いた記事です。コピーに一部不鮮明な箇所がありますが、ご勘弁を。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ↓ ブログランキングへの応援クリックを2つお願いいたします。 ![]() ![]() ↓ 拍手もお願いいたします スポンサーサイト
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取材のカンパをお願いいたします
1都6県にまたがるリニア問題を一人で取材することは自分で選んだ道でありますが、それも多くの方から取材費カンパというご支援をいただいたからです。とはいえ、2022年末にその資金プールがついに底をつき、東京都や神奈川県以外の遠方への取材を控えざるを得なくなってしまいました。今一度、ご支援を賜りたくここにそのお願いをする次第です。ご支援者には、今年には発行予定のリニア単行本を謹呈させていただきます。私の銀行口座は「みずほ銀行・虎ノ門支店・普通口座・1502881」です。また100円からのご寄付が可能なhttps://ofuse.me/koara89/letter もご利用ください。私と面識のない方は、お礼をしたいので、ご支援の際に、できればお名前を連絡先を教えていただければ幸いでございます。どうぞよろしくお願いいたします。 樫田拝
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![]() 私が原発を止めた理由
3.11以後の原発裁判において、初めて運転差し止めを命じた判決を出した裁判長が、退官後の今、なぜあの判決を出したのか、なぜほかの裁判では住民は敗訴するのかを説明している。
超電導リニアの不都合な真実
リニア中央新幹線の問題点を『技術的』な側面から、極めて客観的に情報を分析しその発信に努め、リニアの実現性には課題ありと論じている。難しい専門用語を極力排し、読み易さにもこだわった良書。
リニア新幹線 巨大プロジェクトの「真実」
リニア中央新幹線を巡る問題を語らせては、その理論に一部のすきも見せない橋山禮治郎氏の第2弾。このままでは,リニア計画とJR東海という会社は共倒れになることを、感情ではなく、豊富なデータを駆使して予測している。必読の書。
自爆営業
国会で問題にされても一向に改まらない郵便局の自爆営業。年賀状1万枚、かもめーる700枚、ふるさと小包便30個等々のノルマはほぼ達成不可能だから、ほとんどの職員が自腹で買い取る。昇進をちらつかせるパワハラや機能しない労組。いったい何がどうなっているのか?他業種の自腹買取も描いている。
取れる! ダニ取りマット
アキモトのパンの缶詰12缶セット
スペースシャトルの宇宙食にもなった。保存期間は3年。しっとりおいしい奇跡の缶詰。24缶セットもある。
共通番号の危険な使われ方
今年10月に全国民に通知され、来年1月から運用が始まるマイナンバーという名の国民背番号制度。その危険性を日本一解かり易く解説した書。著者の一人の白石孝さんは全国での講演と国会議員へのアドバイスと飛び回っている。
マグネシウム文明論
日本にも100%自給できるエネルギー源がある。海に溶けているマグネシウムだ。海水からローテクでマグネシウムを取り出し、リチウムイオン電池の10倍ももつマグネシウム電池を使えば、スマホは一か月もつし、電気自動車も1000キロ走る。公害を起こさないリサイクルシステムも矢部氏は考えている。脱原発派は必見だ。
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