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樫田秀樹

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●4年ぶりのマレーシア・サラワク州滞在
 10月後半、マレーシア・ボルネオ島・サラワク州に滞在。マレーシアは今年、ようやくコロナ禍からの入国制限を緩和したことで、4年ぶり、約30回目の訪問が実現した。滞在は短かったが、改めて変わりゆく、そして変わらないサラワクを実感した。
 ただし背景が深いので、複雑な問題の情報は、それ専門のNGOなどに提供して、SNSでは、現地の人の迷惑にならない程度のごく簡単な情報共有にとどめます。

★★★PART1 社会情勢編
1 金のなる木
①絶対儲かる仕事  マレーシアではゴールド・ラッシュならぬ「グリーン・ラッシュ」が起きている。油ヤシを植えれば確実な金になる。
 1980年代半ばから90年代初頭まで、マレーシア・サラワク州は、丸太生産のための熱帯林の商業伐採で国際的に注目を集めた。その丸太の半分が日本へと向かった。1992年頃から、伐採で太い木がなくなった「用済み」の森を今度は油ヤシだけを植えるプランテーションに転換する開発が急激に進む。商業伐採は、村々から離れた場所での作業だったので、チェンソー、ブルドーザー、トラックなどの重機の音で動物が減り、川が汚れ、魚が少なくなるなどの被害はあったが、村が壊されることはなかった。だが、プランテーションは最低3000ha、大きいのでは1万ha超の規模で造成される。基礎作業は森をいったん丸裸にして、油ヤシだけを植えること。これにより、土地を失う先住民族が続出した。
221021上空から見た油ヤシプランテーション

⓶オレも栽培しよう  油やしから搾油されるパーム油は、今や生産量世界一の油脂であり、マレーシアとインドネシアだけで世界の9割を生産し、世界中に輸出される。その用途は8割前後が食用。ありとあらゆる加工食品に使われる。2割前後が洗剤、石鹸、シャンプー、医薬品、化粧品、工業用品などに使われる。
 近年では「発電用燃料」への動きがみられる。植物性燃料だからと「エコ」が強調される「バイオマス」燃料だが、そのために失われる森林や先住民族の生活を思えば、まったくエコではない。日本では複数の企業がパーム油を燃料とする発電所を稼働、もしくは計画しているが、もしそれら企業が計画に従いパーム油を輸入すれば、毎年、現在の数年分の量を輸入するという、実現不可能な結果が待っている。なぜそうなったのかは以下のリンクを参照してください。https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20191112/se1/00m/020/058000c 
 パーム油は確実に「売れる」。そこで、企業だけではなく、一般住民も目をつけた。町に住む住民や、村に住む先住民族も、自分の畑の一部で油ヤシ栽培を始めた。そして数年後、大きくなった果房(ひとつ20Kgほどある)を搾油工場にもっていけば、100%買い取ってくれる。
221024町の一般住民。週末に自分で植えた油ヤシの収穫をする
>←この人は農民ではない。町に住む一般住民だが、週末に自分で植えた油ヤシの収穫に来る。

③村の土地の売却を迫る企業  ところが、一部どころか、なかには土地のすべてを油ヤシに転換する先住民族も出てきた。もちろん、大企業のように原生林や二次林を丸裸にするのではなく、あくまでも既存の畑を利用するので、環境を壊すわけでもなく、誰の迷惑にもなっていない。問題は、企業が村に「土地を売ってくれ」と要請してきた場合だ。土地、そして土地の権利が先住民の手から離れるからだ。それでも村が、補償金と引き換えに同意すればともかくも、そうではない場合もある。
 ここは大雑把に書くしかないが、サラワクの村々の村長(多くの場合は世襲。少数の村では選挙)は、その立場上、開発を受け入れる。これまで村長の下で村の運営がなされてきたことで、住民の多くもなんとなく村長に従う。だが、それに対して「森がなくなる」と抵抗する村人もいる。

④二つに割れた村  今回、訪れたA村(約50戸)では、村長の意向に同意できない約半数の村人が、現在のロングハウス(先住民の住居。言葉通り長い。100m以上ある)から数十m離れた場所に、新たなロングハウスを建設していた。村長と対立するというよりも、「住民自治」を始めたいとの意向が強い。そんな「住民自治」を進めるグループが今、サラワクには約10か所ある。
221024プランテーションを巡り村が割れた
←向かって左が既存のロングハウス。右が建設中の「住民自治」を目指す有志のロングハウス。

 サラワク土地法では、1958年以前に先住民が開墾した土地については、政府はその慣習権(NCR=Native Customary Right)を認めている。A村ではそれを証明する書類があったことで、今、企業は様子見をしているようで、開発には手を付けていない。
 ただし、1958年以降の開墾である場合や、その土地にNCRがあったとしても、「NCRはない。ここは州有地である」と政府が認定してしまえば、村には無断で、プランテーション企業に開発の権利を付与できる。
 それをやられたのが、B村やC村だ。2014年、住民の知らないうちに、村から結構離れた場所の森林がプランテーション会社に開発されてしまった。
221027一面油ヤシ Rhノラ←住民の背後に見えるのがかつての住民たちの森だった土地。今は一面油ヤシに換わった。
「ここは1958年以前から、ゴムの木も植えたし、ドリアンも植えた。それが切り倒されたのに、1リンギの補償金もない」
 ということで、村人たちは1958年以前から土地を使っている証明書を携え、土地を取り戻そうと、裁判に臨んでいる。

2 アテになるのか、油ヤシ
①金持ちになれた! だが…  1992年に出会った人で、そのときは自転車すらなかった「名もなく貧しく美しく」を地で生きている先住民の男性がいた。
 この人は、野菜用にもっていた小さな畑に油ヤシを植え細々と暮らしていたが、2007年ころからパーム油の価格が高騰すると、生活が激変。少しずつ貯金ができて、そのお金で周りの土地を買い、油ヤシの本数を増やし、2014年に出会ったときには、車3台を所有する小金持ちになっていた。油ヤシ栽培は100%儲かる。
 だが、近年、その傾向は怪しい。たとえば、一番いい時で、搾油工場では持ち込まれる油ヤシの果房1トンにつき1250リンギ(現在のレートで約3万8000円)で買い取っていた。それが昨年、国際市場の下落でわずか200リンギにまで落ち込んだ。私の滞在時で約600リンギと持ち直したが、とても不安定な作物となっている。

②焼き畑をやめた先住民族  それでも、多くのサラワク先住民は油ヤシに頼る。現金が手に入るからだ。
 かつて、サラワク先住民の多くは焼き畑に生活の比重を置いていた。焼き畑は、きつい作業だ。20年ほど前に一度は焼いてその後よみがえった二次林を開墾するのだが、その開墾作業だけで2,3カ月はかかり、切り倒した木々を天日で乾燥させ、1年でもっとも雨の少ない8月頃に一気に火をつける。そして燃え落ちた灰が肥料となり、その大地に種もみをまき、半年後に米の収穫を迎える。そして翌年には、違う土地で、また一から開墾を始める。
 誤解のないように書いておくが、広い土地と少ない人口である限り、焼き畑はじつによく環境に適した農業だ。
 その収穫にしても、アップダウンのある土地なのですべて人力で、50Kg、人によっては100Kgの米を背負って運ぶ。村外で売ることはない。自給自足するだけ。つまり、収入をもたらさない。
 だが2018年、私がサラワクで一番世話になっているウマ・バワン村に行くと、天井には蜘蛛の巣の貼っている収穫用の籠が吊るされたままだった。
180902焼き畑をやめた…

「焼き畑は?」
「もうやめた」
「米はどうしているの?」
「市場でタイ米やベトナム米を買っている」
「焼き畑じゃなく、何をしているの?」
「油ヤシを植えている」
 そりゃ、そうだ。なんといっても、金になる。欲しいものも買えるし、子どもにいい教育もさせてあげられる。焼き畑と比べたら作業も断然楽。ただし、焼き畑は辛い作業は時にみなで協力するので、楽しい時間を共有することもできた。だが、ここでノスタルジーを優先しての口出しはできない。サラワクで何百年と続いてきた焼き畑は、ほとんどの村がほぼ同時にその終焉を迎えた。歴史上の一大転換といってもいい

3 「油ヤシには頼らない」
 だが、単一作物に頼るのは、生活の不安定さとイコールだ。だが本人たちはなかなかそこに気づかない。
 で、村で33年前に出会ったときの女子学生、50代後半となった今、週末には出身地の村に戻って農作業をしている。数年前から夫と共に地元産のパイナップル、ドリアン、ポタ(巨大なサヤに生る豆)などの栽培を始めた。
「私も油ヤシを植えている。でも、油ヤシだけには頼らない。もし収入のすべてを油ヤシに頼れば、価格が下落したときが怖い。そうではなく、地元産農作物で十分な収入が得られることを証明したい」
 そうして2016年ころから週末農業にチャレンジした結果、今では、パイナップルで十分な収入を得ることができた。
221024パイン栽培
221023ドリアン←ドリアンのなかでも最高級種。あと数年で実がなる。これまでは野生のドリアンの採取が主だったが、今後は、身近な場所での栽培が主流になるかもしれない。

 数年前に植えたドリアン(そのなかでも特に味覚に優れた種)もあと2,3年で実をつける。そのときにはちょっとした収入を手にするかもしれないとのこと。
 今、彼女には、どれくらいの村人が地元産の農作物に取り組み、どれくらいの収入を得たかの情報を整理してもらっているところ。

 PART2は、先住民族の「絆」編。後日公開。

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2022/11/06 22:51 熱帯林 TB(0) コメント(0)
スイス人の「ブルーノ・マンサー Bruno Manser」(1954年生まれ)は「ボルネオのターザン」として知られている。
 マレーシア・ボルネオ島サラワク州の熱帯林のなかで、先住民族のなかでももっとも森に依存して生きている「移動プナン人」(定住せずに森を生きる移動狩猟民)とともに何年間も暮らした男だ。サラワク州では知らぬ者はいない。
 自然豊かな生活を経験したいと、ブルーノは1984年、移動プナン人に会うためにサラワクの森を数週間もさまよいついに彼らに遭遇する。以来、1990年まで彼らと生活を共にするのだが、この6年間で移動プナン人の生活は激変した。
 主に、日本向けの丸太を生産するために過剰な商業伐採が始まったからだ。これにより、イノシシやシカは激減し、川は汚れ、野生の果物や薬草になる植物が失われた。
 ブルーノは、プナン人との生活に心からの幸せを感じていたが、この商業伐採で被ったプナン人の苦境を外の世界に訴えられる唯一の外国人として、彼らの訴えを記録し、外の世界に向かってメッセージを発信し、ときには現地警察に逮捕されながらも脱走して闘いを辞めず、ついには1990年にマレーシアを密出国してスイスに戻る。そして、熱帯林保護の活動を開始する。これが今の「ブルーノ・マンサー財団」の始まりだ。

 ちなみに、サラワクの木材は、主に工事現場でのコンクリートを流し込む型枠の使用が多く、2、3回使われたら産廃となる。家庭での家具やカラーボックスにも使われる。
 そして、新国立競技場の建設にも大量に使われている。 https://hbol.jp/204678/2

 だがブルーノはスイスに戻ってからも、幾度とサラワクに密入州してはプナン人と接触していた。
 だが、2000年、ブルーノはサラワクに密入州したが、スイスに戻ってこなかった。森のなかで死んだのか、殺されたのかも判らない。遺体も見つかっていない。未だに行方不明であるが、亡くなったことだけは間違いないようだ。

 そのブルーノの生涯を描く映画「熱帯雨林の声 la voix de la foret tropicale」が2019年11月にスイスで公開されると、3週間で10万人の観客動員数を記録。


Bruno Manser - La voix de la forêt tropicale from AscotElite on Vimeo.



 これが日本でも公開されるのかは判らないが、日本の木材消費が招いたサラワクの苦境。個人的には公開してほしい。
 
 というのは、私自身も1989年にサラワクを訪れ、森の中の先住民族(主にカヤン人)の村に住み込むことで彼らの苦境を見ているからだ。訪問はこれまでに30回を数え、滞在期間は延べ2年ほどになる。

 先住民族は、伐採やプランテーション開発(伐採より始末が悪い)と対峙しているが、それに加え、私が森の先住民族と関わるのは、どういう状況であれ、彼らが家族や村を大切にし、その日その日を満足して生きているからだ。森のなかでは、変化に乏しい平凡な毎日しかない。だが、日本にいれば、本がもっと売れないかな、もっと自分のことが知られないかなといった欲を覚えながら生きているのに、サラワクに住んでいるとそんな欲は一切なくなり、平凡だけど「オレ、もう今死んでも悔いはない」と思うほどの充足感に包まれることがしばしばある。

 ブルーノは1993年12月に来日して、丸太を大量に輸入する総合商社の丸紅前でハンストを実行し、丸太輸入の停止を訴えた。
 そのとき、私はブルーノに会ったが、彼が語ったのはやはり、プナン人と過ごしていた平凡だけど、豊かな自然と優しい人々にに包まれて生きる充足感溢れる日々のことだった。彼はずっとプナン人と生活をしたかった。だが、それが許されなかったのは、自分が動かねば国際社会に訴えられないからとの使命感だった。そして迎えた謎の死。

 少なくとも私には必見の映画である。日本に来ればだけど。

←ブルーノ・マンサーの著書の和訳本。彼がどうやってジャングルのなかで先住民族と共に生きてきたのかが記されている。

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2020/02/19 16:48 熱帯林 TB(0) コメント(0)
 
●「パーム油発電をしないで!」
 3月26日、環境NPOが旅行会社HISの前で「パーム油発電をしないで」と街宣を行った。

HIS前抗議行動3

 パーム油は油脂類では生産量第一位の油脂で、その約9割をマレーシアとインドネシアの2か国だけで生産する。
 日本にも約60万トン輸入されているが、8割が食用(ほとんどの食品に使用)、2割が工業用(洗剤や石鹸、医薬品、化粧品など)で、家庭用ならば「環境にやさしい」とのキャッチフレーズで石鹸やシャンプーなどに利用されている。

 だが! 環境にやさしいのか? パーム油は原料となる油ヤシを栽培するには、一つのプランテーションで最低で3000ha(山手線の内側の半分)もの大面積を必要とするので、ひとたび開発されると、森林が丸裸にされ、動植物が消滅し、そして熱帯林に住む人たちの村もなくなる。

サラワク。数カ月前まで森だった。プランテーション。  プランテーション概観 ← 写真上がプランテーションのために皆伐された熱帯林。写真下が一本残らず油ヤシだけが植えられたプランテーションの概観。

たとえばマレーシア・ボルネオ島サラワク州は面積が1244万haだが(日本の約3分の1)、そのうち油ヤシ・プランテーションはその1割以上の約157万haを占めている。サラワクの隣のサバ州は740万haのうち油ヤシ・プランテーションは約155万ha。
 両州でプランテーション開発が激しくなったのは1990年代に入ってからだから、たった30年弱で物凄いペースで熱帯林がなくなっていることを示している。

 これまで何百、何千の村が姿を消したことだろうか。姿を消さないまでも、油ヤシだけに頼る生活に切り替えざるを得なかっただろうか。

 サラワクでは「土地の権利を侵害された」として、サラワク州やプランテーション会社を訴える裁判が約150件も住民から起こされている。ヨーロッパでは、パーム油は環境破壊の油と認識され、スイスの大手食品メーカーのネスレなどは日本でもおなじみのキットカットにもパーム油が使用されていることから、国際NGOグリーンピースに名指しされてのアンチ・パーム油動画で全世界から批判を受け、ついには、「熱帯林を破壊しない持続可能なパーム油調達をする」との方針転換を公表した。



●再生可能エネルギーだからOK?
 
 だが日本では、「再生可能なエネルギー」として、HISの子会社「H.I.S. SUPER電力」がパーム油を使っての発電を行う。
 しかも、NPOとの面談でHISの沢田社長が「パーム油にそういう背景があるとは詳しくなかった。検討させてください」と約束しながら、その回答も来ないうちでの着工では、子会社への不誠実な印象は否めない。
 この件、近いうちに、その子会社かHIS本社のどちらからかコメントを取りたい。そして記事にしてみたい。

●NPO側の言い分
 HISは格安航空券や格安旅行の手配などで知られているが、じつは、エコツアーなどにも熱心な一面がある。
 事実、私も、その担当者から「ボルネオに何十回も行っているんですって? もしエコツアーになりそうな場所があれば、是非紹介してください」と声をかけられたことがある。とてもまじめな社員だったと記憶している。
 そのHISが森林破壊の象徴の一つでもある油ヤシを使っての発電を開始する。
 
 数字的な事実だけを書けば、パーム油発電では、その二酸化炭素排出量は、石炭発電の3倍弱にもなることだ。
 今回抗議活動を展開したNPOの一人は「HISは『持続可能な観光を謳っている』だけに、とても残念」と語った。

 この抗議活動中、HISから一人の社員が「やめてください! この行動のことは事前に何も聞いていない」と飛び出てきて、NPOメンバーを社内に招き入れた。そして、NPOが本当に本社で社長と話しあったのかを確認したいと20分ほどその場を離れたが、その後「今回、伺った内容は会社に伝えます」と戻ってきた。そして、後日、NPO側への連絡を約束した。まじめそうな社員だったので、約束を守ることを祈る。
 NPOと会社とが話しあって、どこを妥協点にするかは気になるところだが、何といっても問題は、欧米では油ヤシプランテーションの環境破壊と社会破壊が問題視されているのに、日本ではいまだにその周知が遅れていることだ。

 以下、連絡先NPOの「FoE JAPAN」が出した声明です。 
http://www.foejapan.org/forest/palm/190205.html

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2019/03/29 13:26 熱帯林 TB(0) コメント(0)
取材のカンパをお願いいたします
1都6県にまたがるリニア問題を一人で取材することは自分で選んだ道でありますが、それも多くの方から取材費カンパというご支援をいただいたからです。とはいえ、2022年末にその資金プールがついに底をつき、東京都や神奈川県以外の遠方への取材を控えざるを得なくなってしまいました。今一度、ご支援を賜りたくここにそのお願いをする次第です。ご支援者には、今年には発行予定のリニア単行本を謹呈させていただきます。私の銀行口座は「みずほ銀行・虎ノ門支店・普通口座・1502881」です。また100円からのご寄付が可能なhttps://ofuse.me/koara89/letter もご利用ください。私と面識のない方は、お礼をしたいので、ご支援の際に、できればお名前を連絡先を教えていただければ幸いでございます。どうぞよろしくお願いいたします。  樫田拝
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