取材しても、記事にできる情報は1割未満。しかし捨てた9割にも、伝えられるべきものがあります。ボツになった企画も数知れず。そんなネタを紹介します。なお、本ブログの文章と写真の無断転載はお断りします。ご利用希望者合はご一報下さい。
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樫田秀樹

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●和解なる!

 郵便局での夫の自死は劣悪な労働環境にあるとして、妻が日本郵便を相手取り2013年12月に起こした民事訴訟は、10月12日、日本郵便からの謝罪と和解金の支払いを約束した和解でもって終結となりました。

さいたま新都心郵便局、和解記者会見→向かって右が原告Bさん。埼玉県庁記者クラブでの記者会見にて。


 本事件については、本ブログでも幾度か伝えてありますが、概要は以下の通りです。

●劣悪な労働環境


 06年、日本郵便の男性職員Aさんは埼玉県の地方郵便局から巨大郵便局「さいたま新都心郵便局」に異動。
 異動するまでの地方局での20年間は、ゆったりとした職場環境で、Aさんは休日の家族サービスも欠かしませんでした。

 だが、この巨大郵便局に異動後、労働環境は一変します。

 この巨大局は、仕事から無駄をなくそうと、なんと集配の現場から椅子をなくしていました。俗にいう「トヨタ方式」というトヨタの自動車工場のようなやり方を郵便局にも導入した先駆け的な郵便局です。
 トヨタ方式では、歩く距離の無駄も減らそうと、なんと、床にテープを貼って、その上以外を歩くのは禁止されました。

 結果、座ることができないことで、腰痛などを発症する労働者が増え、テープの上しか歩けないことで逆に効率は悪くなりました。

 「さいたま新都心郵便局」で、Aさんは、一人ではとうてい定時には終わらない広範囲の配達を任されコマネズミのように働かされることになります。
 また、誤配などのミスを起こすと、300人の職員の前で仲間が「お立ち台」と呼ばれる台に立って、反省を強制されるパワハラに委縮し、年賀状のノルマ押し付けに苦しむ。そんな、ゆとりもなく、精神が疲弊する労働環境に3度の抑うつ状態を発症。そのたびに休職しては復職してます。

 そして、10年12月1日にも、心身の疲れから受診したところ、精神科医は即座にAさんに休職を勧めます。しかし、12月という郵便局でもっとも多忙な時期に休めないと、Aさんは出勤を選び、1週間後の8日、同局の4階から飛び降り自死するのです。
 その数時間前には、妻のBさんと駅で手を振って別れたのだから、咄嗟的な自死だったのでしょう。

●ボロが出た裁判


 提訴後、同郵便局は全面的に争う姿勢を見せていました。
 しかし、結局、事実ではないことを事実と言い切ることができずに、ぼろが出てきます。

 裁判のハイライトは今年2月。
 証言台に元上司たちが被告側の証人として立ったのです。

 彼らは一言でいえば、、「局での労務管理は適正だった。メンタル疾患者は一桁しかいなかった」と主張。
 しかし、原告側弁護士からの「そうであるならば、数少ないメンタル疾患者であるAさんを当然知っていたはず。それなのに、なぜもっとも厳しい遠方かつ広範囲の配達をさせたのか?」との質問に答えられず、「小さい局に異動させてほしい」とのAさんの異動願いも見ていなかったことも引き出され、労務管理の杜撰さを示したのです。

 裁判所は、これら答弁を重く見て今年3月に和解を勧告。そして今回、「被告は、亡Aが同局に転入後に抑うつ状態を罹患したこと、異動願いが叶わなかったこと、自死に至ったことに遺憾の意を表する」との日本郵便からの謝罪、および和解金の支払いを盛り込んだ和解が成立したのです。

 Aさんの自死当時、小学生だった3人の子どもたちは、今、中学校1年生、2年生、3年生。

 そして、今年12月8日はAさんの7回忌なので「その前にこういう結論が出てよかった」とBさんは安どしていました。

 また、私個人としては、これから教育費が増える時期に入った3人のこどもたちのためにも、この時期で一区切りついたことは本当によかったと思います。

「夫の自死は、労働環境がもたらしたものですが、子どもたちには、お父さんは悪くない、仕事をするということも尊いものだということを理解してほしかった。今日それが示されたことは一つの結果です」

 ただ、もう一つ問題が残っています

 じつは、Aさんの自死は、未だに労働基準監督署が労災認定していないのです。今後は、労災認定を得ることが目的。
 弁護団は、この和解の結果をもって、労基署に労災申請の正当性を訴え、しいては、日本郵便の労働環境を少しでも是正することを目指すとしています。
 ですので、もし労災認定にもめれば、また法廷闘争もあり得るということです。

 ちなみに、日本郵便の労働環境を描き、上記事件にも少しだけ言及している拙著「自爆営業」も、裁判所に資料として提出され、担当弁護士によると「役に立った」とのこと。面映ゆいですが、そう言っていただけるとライター冥利に尽きます。

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●年賀状販売始まる

 本ブログでは何度か「自爆営業」のことを取り上げてきました。
 そして今月は11月。いつものように年賀状販売のために郵便局の職員の皆さんはたいへんな時期を迎えています。
 先日も我が家に書留を届けに来た局員さんも「年賀状いかがですか」と予約用のチラシとハガキを置いていきました。ハガキにはその局員さんのハンコが押されています。つまり、そのハガキで予約することで、その人の売り上げだとの証拠になるということです。

 さて、11月2日、埼玉県浦和市で「さいたま新都心郵便局過労自死裁判支援決起集会」という集会が開かれました。
 これも本ブログで書いていますが、
さいたま新都心郵便局で咄嗟的に自死をした男性職員、大高悟さん(仮名)の遺族が、自死の原因はその労働環境にあると日本郵便を訴えたもので、現在、さいたま地裁で係争中です。
 じつは、大高さんの妻の清美さん(仮名)とは9月中旬に会っていて、そこでいろいろな話を伺いました。しかし、その内容をいつ公開すべきかで考えていたところでの公に開かれた集会があったことで、同事件のその後を、9月中旬に聞いた話と11月2日の集会とを織り交ぜ、ここにかいつまんで書きたいと思います。

新都心郵便局自死裁判支援集会


●「俺は一人殺したことがある」

★今年6月11日18時35分。
日本郵便の労働組合の一つ、郵政産業労働者ユニオン中央本部に匿名の電話があった。
「(栃木県の)古河局集配の社員です。今日、かもめーるの売り上げが低い4人が局長室に呼ばれ『俺は一人殺したことがある。お前ら分っているだろうな。今日ゼロだったら帰さないからな』と言われました。だから自分で(かもめーるを)買いました。脅迫だし、あまりにもひどいので電話しました。局長の名前はSです」
 このS局長は、大高さんが在籍していた当時の、さいまた新都心郵便局の第一集配課長だった人物。つまり、ここでの「殺した」というのは、誰とは特定できないが、郵政関係者にすれば「大高さんだ」と思うのは当然です。

★ ユニオンは、6日後の17日に、「11月4日の上場を前にすべての争議を解決せよ」との座り込み行動をやる予定だったが、この匿名電話を受け、17日、本社広報部にこの件で申し入れを行う。申し入れ書を清美さんが読み上げた。翌18日には同局前でのチラシまきなどを行う。

★後日、関東のA局に在籍するユニオン組合員より情報。
 その組合員の同期が古河局に在籍していて、その同期から聞いたという話だった。
「古河ではSが威張り散らして職場の雰囲気が悪い。郵便部長は4月に配転になったばかりなのに、『うつ』で病体となった。さいたま新都心の話は知っている。Sを放置しては職場はよくならないという声が高まっている」

★9月10日。A局からは社員からも匿名の電話があり「(例の件は)本当にあった。(当日呼び出された)4人のうち1人はうつ病になっている。その人が通報者ではないか。(古賀局の)総務部長も1か月休んだ。古賀局では、この件だけはかん口令が敷かれている。JP労組茨城西部支部大会があったが『この件はなかったことにしてくれ』と言われた」


●裁判にSが証人として出廷する

 さて、「さいたま新都心郵便局過労自死裁判」ですが、来年の2月と3月にいよいよ証人尋問が始まります。

★2016年2月17日13:10~16:50
N証人  業務企画室長《大高さんの自死当時の肩書。以下、同》
    S証人  第一集配課長
    SN証人 他班の班長

★3月2日13:10~16:35
    M証人  支店長
    K証人  知人
    原告

 N証人は、人事担当者でもありました。だが、Nは、大高さんの幾度もの「異動願い」をことごとくはねつけてきた事実があります。大高さんは「この職場にいては身がもたない」と異動願いを出していたのです。
 そして、S証人も出てきます。
 もっとも、すでに日本郵便としては「裁判ではこれこれを話せ。これこれは話すな」との作戦を練っているはずなので、簡単に事実は出してこないと思います。
 また支店長のMですが、彼は他の人の作業ミスを大高さんのミスと勘違いし、大高さんを部屋に呼んだ際、「年賀状は何枚売ったんだ!」といきなり罵倒するなど、常にパワハラを駆使してきた人物です。
 
 一方、K証人は何と、現職の郵便局員(期間雇用=非正規)です。大高さんとは違う班でしたが、その労働環境を知っている方です(今は違う局で働く)。つまり、大高さんを支援する立場で法廷に立つのですが、原告側弁護士が逆に「現職で、しかも立場の弱い期間雇用社員として出廷すること」を不安視したのですが、ご本人が「構わない」と出廷を決断しました。さいたま新都心郵便局の労働環境がどのようなものだったのかを語ってくれるはずです。


●お父さんは悪くない

 これは拙著「自爆営業」にも書いたことですが、大高さんの奥さんが裁判を決めたのは、一つには「夫は悪くない」「問題とされるべきは労働環境だ」「日本郵便の労働環境を改めたい」との思いがあったからです。
 9月16日に清美さんはこう語ってくれました。
「私がこのことに黙っていたら、子どもたちがいずれ成長して、お父さんが職場で亡くなったのを知ると、一所懸命に働くことを厭う人間になる。お父さんは悪くないと伝えたい。お父さんは労働環境で亡くなったことをはっきりさせたいと思います」
 悟さんが自死したとき、子どもたちは小学校4年生、5年生、6年生の年子の3人。
 この子たちのためにも、そして、年間数十人も自死する日本郵便の職員の家族のためにも、負けられない裁判。
 清美さんはとても物静かな人ですが、子どもたちとともに原告として立ち上がったその姿には尊敬の念を禁じえません。

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 すごいブログだ。
 先日、郵便関係者から「是非、読んでみて」と薦められて、そのブログを見てみました。
 
 うわあ、なんちゅうインパクトだろう。
 その名も「豚姫様は二度ベルを鳴らす

 昔の映画をご存知の方ならわかると思いますが、これは映画の「郵便配達は二度ベルを鳴らす」をパロったタイトルです。
 つまり、豚姫様は郵便配達員

このブログのすごいのは、郵便の現場で起こっている、パワハラ、自爆営業、恫喝、職員のウツ、やる気のない最大労組のことを、ときに幹部の実名も交えて告発していることです。

 ブログへの訪問者も一日に1000人超えは当たりまえ。私のブログの10倍だ。
 コメントも一日に30件以上寄せられることもある。

 その内容に慄く、日本郵便の支社は豚姫様のいる局に抗議の電話を入れてくる。

 豚姫様は本気で、この労働環境を変えようと願っているのだ。

 そして、6月に入った今、郵便局員たちは、またご恒例の「かもめーる」販売のノルマを課せられている。
 でも、暑中見舞いなんてほとんど誰も書かないから、結局は、自爆(自腹買取)をしているのだが、5月31日のブログで、その「かもめーる」の自爆を半ば強制されている他局の職員の手紙を紹介している。「是非読んでほしい」と。

 以下、紹介します。


ーーここからーー

 五月末、かもめーるの営業活動が始まった。
 「その局」では朝のミーティングは局長と集配部長による恫喝により始まる。

 かもめや年賀、ゆうパック実績がゼロだと班長に「売るまで帰ってくるな!」と言われるのでしかたなく自爆、などというのは日常茶飯事で、個人実績をグラフ掲出して低実績者を晒したり、部長や班長そして複数の期間雇用社員は低実績の正規社員を罵倒する。
 故に皆、恐怖のあまり自爆をする。

 職場は常に暗い重い雰囲気が漂っている。
 慢性的な人員不足により部内はの社員は早朝から走り廻り、課代と主任らの怒声が響く。

 前述の環境による影響もあり、班内では低能率社員を締め上げる指導と称したパワハラそしてイジメが表面化しており、新規の期間雇用社員が逃げる「バックレ」が頻発している。

ーーここまでーー

 国会でも追及され、拙著でも取り上げた自爆営業は、堂々と勢いを増している。
 かもめーるなんて、どう頑張っても営業のしようがないから、700枚と言われたら、金券ショップにもちこむのでしょう。
 そろそろ、日本郵便が「ブラック企業大賞」にノミネートされてもいいのではと私は思っています。

←拙著です。主に、日本郵便の自爆営業について描いています。

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●読者からのお便り

 拙著「自爆営業」を読んでくれた方(50代女性)からお便りが届きました。
 週明けにも郵便はがきが販売されるこのタイミングで届いたお便り。

 ご本人が特定されない範囲で編集した文面を以下、公開します。

●今年の初頭、関東の某局に入り、ゆうゆう窓口(保管郵便物の受け渡しや、時間外での郵便受付をする窓口)で働いていました。
 仕事は、100種類以上も覚えなくてはいけないのに、研修はいっさい無く、突然、郵便局のポロシャツとズボンを着せられて、窓口で接客をしろと言われ、何もわからないまま立ちました。仕事はやりながら覚えろと言われました。
 毎日が恐怖と不安で、お客が来るたびにテンパってました。
 夜の7時から9時は、ゆうゆう窓口にお客が流れてきます。
 ゆうパックやら外国便やら、とにかく分からないのに接客をするのは苦痛でした。
 もう一人、数年経験のある期間雇用の男性がいましたが、すごい列なので「教えられない」と言われました。
 前に教えたことは一回で覚えろとかキンキン声で怒鳴られて、我慢して笑顔をしていましたが、当然、お客も怒り始めて「そこの上司!なぜ研修をちゃんとしてから出さないんだ!」と、もっともなことを言ってきました。
 
 土曜日も同じ状況でした。
 緊張が昼の12時半から午後6時半まで続くので、くたくたに疲れてしまい、間違いも当然出てきます。
 月曜日になると、普段はろくに教えてもくれないのに、正社員の40代の課長代理が「俺に報告することがあるだろう」と突然怒鳴ってきました。
 課長も来て、怒鳴り始めてきました。
 始末書を書かされ、総務主任にネチネチと、会うたびに「何で証紙を捨てたの?」と1週間も言われ続けノイローゼ気味になりました。
 他にも、裁判関連の書留に印を押してもらったのをあとで見つけると「本人じゃないものはサイン!」とまた怒鳴られ、「教えてもらっていないから分かりませんでした」と言おうものなら、火が付いたように怒鳴ってくる有様でした。

 もう毎日怒鳴られて、恐怖と不安を抱く毎日を味わい、もう辞めようと思い始めました。普通の理屈が通らない。ここにいると、頭がおかしくなると思い始めました。
 だんだんウツ状態になってきて、外に出られなくなり欠勤。そして、部長に電話で「辞めたい」と言っても「窓口はたいへんなんだから、辞めるなら迷惑がかかるから慰謝料をもらうぞ!」とドスのきいた声で言われました。
 でも、やっと辞めることができました。

 郵便局内は、怒鳴り声とイジメ。本当に頭がおかしくなります。
 まだ恐怖感が残っていて、新しい勤めは探せないので、家にいます。


●来週から始まる自爆営業
 今年は11月1日が土曜日なので、郵便局で年賀状は買えないかもしれません。ただし、大きな駅の構内ではブースを出して売るかもしれない。
 もしくは、土曜日であっても金券ショップで売られるか? いやいや、郵便局で売るより前に金券ショップで売るのはさすがにまずいだろう、等々考えておりますが、今、郵便局内は「売るぞ!」の大号令が出ているはず。

 もちろん、企業である以上、「目標」をもつのは当然です。それは何らいけないことではない。だが、問題とされるべきは、そこに恫喝、人事評価をちらつかせ、到底こなすことのできない目標数を押し付けることです。
 自爆営業がある現場には、必ず以下の悪条件がそろっています。必ずです。

 ★恫喝などのパワハラ。
 ★研修が存在しない。
 ★郵便バイクや郵便車の交通事故
 ★正社員は非正規社員を大切にしない。
 ★些細なミスで賃下げする

 今回いただいたお手紙にも、やはりそのいくつかが該当しています。
 もし、お手紙を書いてくれた方が今も郵便局で働いていたら、窓口業務でも年賀状販売のノルマを押し付けられていたかもしれません。


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 昨日、月刊「サイゾー」からの取材を受けました。
 
 サイゾーは、日本では数少ないタブーなき雑誌。扱う内容は軽重ありますが、来月号(12月1日発売?)で、「自爆営業」についてを載せたいとのことで、私にお声がかかったしだいです。

 ただ、話した内容は、5月に出版した拙著「自爆営業」とほぼ同じですが、いつもは取材する側の人間が取材されてみて、改めて情報を整理することができました。

 たとえば、自爆営業はどの業界にもあることですが、日本郵便での自爆営業の特殊性は何か?

 それは、他業種ならば、管理職がヒラの社員たちに自爆営業を押し付けるのに対し、日本郵便では、それに加え、その管理職もまた自ら自爆していることです。

 間もなく11月1日。年賀状販売の日がやってきます。
 今頃は、金券ショップには大量の年賀状の段ボール箱が送られているかもしれません。ただし、それをやれるのは、保管庫を開閉できる日本郵便の管理職だけ。一般社員は11月1日から1000枚単位で何度も金券ショップに通うしかありません。

 今年こそは自爆営業が激減するよう祈るばかりです。
 そもそも、一人1万枚売るなんて絶対に無理だし、それが達成できないことで、社員を恫喝し、減給や人事評価をちらつかせることがもっとも卑怯だと思います。


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自爆営業を軸にした初の著書。日本郵便社員の年賀状の自爆営業は少しずつ知られているが、本書では、売れ残り商品を社員に強制的に買い取らせていた引き売り業者、配達に必要なガソリン代・車両リース代などを社員の給与から差っ引いている牛乳配達会社の実態も描く。
 日本郵便では毎年数十人が自殺し、精神疾患による休職者数は1000人に届きそうだ。なぜ彼らは自殺するのか。自爆営業と関係しているのか?
 同時に、そういうことに頼らないでも、リストラもせず、下請けいじめもあせず、労災事故も起こさず、黒字経営を続けている「まっとうな企業」も紹介する。


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 リニア中央新幹線の取材範囲は、東京都から愛知県までと広範囲で、多大な取材経費を要することから、数十組もいる会うべき人たち・組織の多くに会えないでいます。また、リニアに関する記事を書こうにも、ほとんどの雑誌はJR東海が広告主であるため、記事を掲載できず、取材するほどに資金力が落ちる状態が続いています。今後は、再び単行本の発行を目指しますが、私のリニア中央新幹線に関する取材へのご寄付をお願いできないでしょうか?  カンパをしてくださった方には ★ブログに記事を掲載する際のお知らせ。 ★雑誌に記事を載せる場合の、掲載誌送付。 ★単行本を出した際の、一冊謹呈。  など、せめてもの特典を用意いたします。  なお、いただいたカンパは以下の用途に限定します。 ★取材地までの往復交通費。 ★取材地での宿泊費。 ★リニア中央新幹線に係る資料代。  食費は自己負担としますが、使用明細は公開します。  ご協力いただける方は以下の口座への入金をお願いいたします。  みずほ銀行・虎ノ門支店・普通・1502881 カシダヒデキ  ご入金に際し、ご住所や連絡先などを教えていただけたら助かります。どうぞよろしくお願いいたします。
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