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Author:樫田秀樹 ブンブンエコライト
ブンブン回すだけで充電できる懐中電灯。たった97グラム!
電気不要・8年間カートリッジ交換不要の浄水器
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40種類の柄、15種類のカラーから自分好みに選べる、オリジナル フルジップパーカ
バケツ洗濯機KJ-950
これは便利!雑巾や軍手、スニーカーなどがきれいに!
携帯用洗面器
旅行に便利。空気で膨らむ洗面器。
電球型ポケットライト
財布や名刺入れにも入る薄型ライト。厚さ3ミリ
LEDダイナモランタン
手回し充電もソーラー充電もOK。部屋のインテリアにも。
LEDキャンドル
LEDだけど炎がゆらぐ。癒される。息の吹きかけでオン・オフができる。
タタメットズキン
サイズ調整できる折り畳み防災ヘルメット+ずきん。落下物にも炎にも強い!
パッカブルブーツ
折り畳める長靴。色も選べます
アンチボトル
折り畳めるウォーターバッグ。500mlなので、何度でも使えるペットボトルとして重宝する。色は7色。
浄水機能ペットボトル
カーボン製フィルターが水道水をおいしい水に変える。385ml。色は3色。
あつあつ加熱パック
火を使わずに食材を98℃まで加熱。災害時には暖かいものを食べたいですね。
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労働問題
●技能実習生に真摯に向き合う企業、その3 ーーパン・アキモト(那須塩原市)ーー これら企業を集めた記事は、1月中旬ころに某週刊誌に掲載予定。今回も宣伝を兼ねての紹介です。 パン・アキモトは終戦直後に設立されたパン屋。 最長で37か月間もしっとりしたおいしいパンを保存できる「パンの缶詰」でも名が知られている。NASA’(アメリカ航空宇宙局)の宇宙食にも採用されたことがある。 あまり詳しく書くと、掲載予定の雑誌の編集者に怒られるので、ごく簡単に。 創業者の秋元健二氏は、終戦直後から「戦争ではアジアの国々に迷惑をかけた。何かしらの貢献をしたい」と口にしてい た。一番の願望は、アジアの若者を招いてパン作りを教えること。だが戦後数十年は法律の壁もあり、それがかなわなかったが、ようやく技能実習制度が始まったときに、二代目社長の秋 元義彦さん(先代の息子)が「受け入れよう」と決めた。 ●現地での直接採用 ![]() 「パン・アキモト」では3人のベトナム人技能実習生が働いている。 パン・アキモトが、技能実習生への取り組みで他社と違うのは、現地で直接採用していることだ。他社の多くは、現地に駐在する「送り出し機関」からの紹介で採用する。 もちろん、送り出し機関に任せれば、日本語教育や日本の文化や常識の研修やビザの手配などはお任せになるので、労力は 省ける。だが、実習生はそれら機関に数十万円、あるいは100万円くらいの借金をして日本に来る。 これは負担だ。 そう思ったパン・アキモトは、自分たちで直接採用に乗り出した。即ち、日本語教育も研修も自分たちでやる、もしくは費用負担するということだ。 ●ベトナムにパン屋を作った そしてパン・アキモトはベトナムのダナン市にベトナム支店というべき「ゴチパン」というパン屋を作った。 技能実習生には来日前の半年間、ここで働いてもらう。物価が安いため、ここでの収益は少なく、本社にはほとんど入らない。それでもいい。肝心なのは、実習生が、帰国後に働ける場を用意することと、パン屋はどうあるべきかを来日前に肌で感じてもらうことだ。 とりあえず、ベトナムでの面接では「帰国後にパンつくりに携わる」ことに同意した人を採用しているが、秋元信彦部長は「それにはこだわらない」と語る。 「人は成長するなかで、いろいろな展望を描きます。そして自分の人生を決める。だから、来日前の約束で彼らを縛りたくないんです」 実際、実習生の一人は帰国後にゴチパンで働くかは未定。故郷が遠い場所にあるからだ。だが、もしその故郷でパン屋を開きたいなら「僕たちはサポートする」(秋元部長)。 もう一人の実習生はきっぱりと「僕はゴチパンで働きます」。 ●カンパだ! 秋元部長に言わせれば 「みんな、本当にまじめ。無遅刻、無欠席です。彼らの給料は、あれやこれやを引いて、手取りで15万円くらいだけどそ こから毎月10万円を仕送りしています」 いい話がある。 実習生グエンさんの妻が2017年末に病気で入院した。グエンさんは元々2018年2月の旧正月(テト)に合わせて 一次帰省しようと既に航空券を抑えていた。だから見舞いに行けるだけのお金はもうない。すると、社員たちが自発的にベ トナムまでの往復チケットのカンパを集めたのだ。年末だからチケットはいつもの2倍以上もする。だが金を集めて、あの 手この手で席も抑えた。グエンさんは2週間ベトナムに行った。 グエンさんはこの思いに応えようと、楽しみにしていたテトのための帰省は中止しパンつくりに集中した。 パン・アキモトは社員を徹底して大切にすることでも知られているが、それを如実に示した事例である。 スポンサーサイト
●技能実習生に真摯に向き合う企業、その2 ーーアップライジング社(宇都宮市)ーー その2は宇都宮市で中古タイヤの販売、アルミホイールの修理や販売をするアップライジング社。 車のアルミホイールのゆがみやヒビには、たいていの修理店が言うのが「買い直した方がいいです。直せませんから」という営業トーク。 これは嘘。アルミホイールは修理できる。だが、それを修理できる機械で稼働しているのは日本に30台くらいしかない。機械そのものが250万円前後するので、ある程度の数の修理をこなさないとペイしないから、ほとんどの店が買わない。だからウソを言う。 アップライジングはその30台のうちの1台を保有し、たいていのゆがみやひび割れを見事に直す。新品の数分の1の出費でアルミホイールが蘇る。 今、この技術を習得しているのがベトナム人技能実習生だ。 ![]() ●寄付よりも手に職をつけさせるのが本当の支援だ アップライジングの斎藤幸一社長は、2011年3月11日の東日本大震災を機に価値観がガラリと変わった。誘われるままに参加した炊き出しのボランティアで、「この自分がこんなにも人に喜んでもらえるなんて!」との経験から「人のために生きよう」と決意する。早朝からの駅前清掃、小学校近くでの児童のための交通誘導と挨拶運動、タイヤ1本の売り上げで20円を途上国での教育活動に寄付、等々。自社の会議室を地元の住民のために無料開放もしている。 だが、ある時気づいた。 「寄付もいいけど、途上国の人たちが手に職をつけて、自らの力で食っていくほうが本質的な支援だ」と。 で、ベトナム人技能実習生を受け入れる。 ベトナムではタイヤはギリギリまで使うが、アルミホイールの修理がほぼ皆無のため、多くの人が中国製の安物の新品を買っている。でも修理すれば、その10分の1の値段でアルミホイールを再利用できる。 だから、技能実習生との現地での面接でも「帰国後にその技術を活かすこと」に同意できる人を採用した。 ●「あと2年預からさせてください」と頼みに行く。 しかし、アルミホイールの修理は、一人前になるには5年はかかる。だが、技能実習生の期限は3年間。でも延長できる。 来年2月、斎藤社長はその期限が切れるベトナム人実習生とともにベトナムの彼の実家を訪れ「息子さんをもう2年間預からせてください。一人前にしたいのです」と頭を下げてくるそうだ。 ![]() というのは、ベトナム人技能実習生が帰国後も働けるように、アップライジングは2,3年後にベトナム支社を設立して、彼らにそこで働いてもらう予定だからだ。 私は6人いる実習生のうち2人(BさんとTさん)に会ったが、ふたりともまじめな好青年。社長曰く「無遅刻、無欠席」。給料20万円台のうち10万円を国の家族のために仕送りしている。遊びはほとんどやらない。出費も自炊の食材だけの月数万円だけ。ちなみに、彼らの住む寮は水光熱費込で一人1万5000円。 Bさんは、初めは儲けたくて来日したが、今では「ベトナム支社の社長になる」との高い志をもっている。Tさんもその技術の奥深さに魅入られ「溶接も調色(いろいろな薬剤を混ぜ合わせて元の製品の色を作り出す作業〕ももっとうまくなりたい。日本語ももっとうまくなりたい」と職人を目指している。 ↓ ブログランキングへの応援クリックをお願いいたします。 ![]() ↓ 拍手もお願いいたします ●技能実習生に対して本気の会社もある 「出入国管理法」の審議で、技能実習生がいかに冷遇されているかのデータが報道をにぎわせた。 そこで逆のことを思った。なかには、技能実習生に本気で技術を教え込み、彼らの帰国後にもその技術を活かせるような労働環境まで整える会社があるはずだ。 また、初めは「儲けたい」との気持ちだけで来た実習生も、本気の会社のなかで働くうちに「母国のために尽くしたい」との意識をもつのではないのか。 そういった技能実習制度に本来あるべき姿を伝えたい・・といった企画をダメ元で出したところ、意外にもスンナリと通り、現時点で、紹介したい4つの会社のうち3つの取材が終わった。 年末最後の週に記事が出る予定だが、その宣伝を兼ねて、その会社を簡単に紹介したい。 ●その1 セリエ・コーポレーション 鳶の会社。このFBでも何度か書いているが、少年院や刑務所からの出所者を積極的に採用している会社だ。 だが、小さいときから親の暴力やネグレクトに遭ってきた少年たちの多くは概してコミュニケーション能力が低く(だから暴力で解決しようとする)、同時に自己肯定ができない。他人の肯定も苦手。 職場の雰囲気を変えたい。そこで岡本社長が考えたのが外国人を職場に入れて、新しい雰囲気を作り出すことだった。 ![]() 同社では今、4人のインドネシア人技能実習生がいるが、社長曰く「みんな、まじめ。無遅刻・無欠席です。今では彼らが日本人に教えることもあるほどです」。 その一人、Dさんは4年半の実習を積み重ねているが、岡本社長が昨年ダナンさんと一緒にインドネシアに行ったとき、世間話的に「インドネシアにもセリエがあったら、Dが社長になって働けるよな」、「社長、それいいです、やりましょう!」「よしやろう!」と、実にあっさりとセリエ・ジャカルタ支社の設立が決まった。 実際、岡本社長は、その後、現地で働く日本のゼネコンを回り、仕事を回してくれるよう依頼するなどの地固めをしている。 構想は「2020年にジャカルタ支社を設立。Dが社長になる。彼が地元の若者をリクルートして日本の高い技術を伝える。そして、そこに仕事単位で日本の若い社員も派遣する。私はインドネシアには何度か通っているけど、とにかく人がいい。セリエの非行歴のある社員は私には心を開くけど、日本社会に心を開いていない。だからまったく新しい環境で、仕事でもプライベートでも自分を肯定してくれる人がたくさんいることを経験してほしいんです」 Dさんらは、技能実習期間をもう少し延長して、2020年のセリエ・ジャカルタ開業を心から楽しみにしている。 写真は左端がDさん、その隣が岡本社長。他の2人もインドネシア人実習生。給料は月30万円前後。 もう2つの会社は随時アップします。 ↓ ブログランキングへの応援クリックをお願いいたします。 ![]() ↓ 拍手もお願いいたします ●社員25人のうち9人が元非行少年 神奈川県横須賀市にある鳶専門会社の「セリエ・コーポレーション」。 岡本昌宏社長は、毎月のように全国の少年院や刑務所を飛び回っては「目の前にあるまっとうな人生に飛び込もう」と檄を飛ばし、希望する入所者がいれば、面接をして採用する。 ![]() だが、過去13年間で70人採用して、今も残るは9人。 残り61人は、採用内定しても結局来なかったり、採用直後に退職、はたまた、失踪、家宅侵入、強盗未遂での再逮捕と、社長にとっては、なかなか心の折れるできごとが続いている。 採用した出所者の身元引受人は岡本社長。 だから、社員が事件を起こそうものなら、何度も警察に行っては頭を下げている。 それでも、この活動を辞めないのは、少数でも立ち直る少年がいるからだ。 ![]() また、2016年から始めたのが、NPO法人「なんとかなる」。 これは、鳶職が合わずに辞めた少年にも別の道を用意しようと、寮を用意し、パソコンや読み書きなども習得してもらい、半年までなら、協力してくれる数十の企業のどこにでも職業体験ができるという仕組みを用意している。 また、犯罪を犯すまでの過程で負った心の傷をケアする講座なども用意。岡本社長だけではなく、元少年院出身者、元教師、横須賀市の数十の企業、臨床心理士などが少年たちを包括的にサポートする。、 こういう大人たちがいる。少年たちには、それを知るだけでも大きい。 岡本社長が13年間で70人を見てきて判った彼らの共通点はただ一つ。 「まっとうな家庭環境で育ってこなかった。虐待を受けたり、我慢ばかりを強いられたり、支配されたり。その自分の受けてきたことを大きくなった時に他人に還していた」 だからこそ、その悪循環を断ち切るために「仕事を身につけさせる」のだ。 このこと、週刊プレイボーイのネットニュースにもう少し詳しく書いたので、よければ読んでみてください。 ↓ ブログランキングへの応援クリックをお願いいたします。 ![]() ↓ 拍手もお願いいたします 以前、受刑者や保護観察を受けている人たちを積極的に採用する北洋建設(札幌市)のことを週刊プレイボーイという週刊誌のネット記事に掲載し、それがYAHOOニュースでも配信されたところ、一日で120万PVという自分でもびっくりの多くの人たちに閲覧してもらうことができました。 その後も、出所者をめぐる社会環境についての取材を続け、その結果を、月刊「望星」に2回に分けて連載しました。 そのうちの前編にあたる第一回目の記事を今回公開します。 2回目の後編については、まだ雑誌が販売中ということもあり、来月の公開とします。 どうぞよろしくお願いします。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ↓ ブログランキングへの応援クリックをお願いいたします。 ![]() ↓ 拍手もお願いいたします |
取材のカンパをお願いいたします
1都6県にまたがるリニア問題を一人で取材することは自分で選んだ道でありますが、それも多くの方から取材費カンパというご支援をいただいたからです。とはいえ、2022年末にその資金プールがついに底をつき、東京都や神奈川県以外の遠方への取材を控えざるを得なくなってしまいました。今一度、ご支援を賜りたくここにそのお願いをする次第です。ご支援者には、今年には発行予定のリニア単行本を謹呈させていただきます。私の銀行口座は「みずほ銀行・虎ノ門支店・普通口座・1502881」です。また100円からのご寄付が可能なhttps://ofuse.me/koara89/letter もご利用ください。私と面識のない方は、お礼をしたいので、ご支援の際に、できればお名前を連絡先を教えていただければ幸いでございます。どうぞよろしくお願いいたします。 樫田拝
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![]() 私が原発を止めた理由
3.11以後の原発裁判において、初めて運転差し止めを命じた判決を出した裁判長が、退官後の今、なぜあの判決を出したのか、なぜほかの裁判では住民は敗訴するのかを説明している。
超電導リニアの不都合な真実
リニア中央新幹線の問題点を『技術的』な側面から、極めて客観的に情報を分析しその発信に努め、リニアの実現性には課題ありと論じている。難しい専門用語を極力排し、読み易さにもこだわった良書。
リニア新幹線 巨大プロジェクトの「真実」
リニア中央新幹線を巡る問題を語らせては、その理論に一部のすきも見せない橋山禮治郎氏の第2弾。このままでは,リニア計画とJR東海という会社は共倒れになることを、感情ではなく、豊富なデータを駆使して予測している。必読の書。
自爆営業
国会で問題にされても一向に改まらない郵便局の自爆営業。年賀状1万枚、かもめーる700枚、ふるさと小包便30個等々のノルマはほぼ達成不可能だから、ほとんどの職員が自腹で買い取る。昇進をちらつかせるパワハラや機能しない労組。いったい何がどうなっているのか?他業種の自腹買取も描いている。
取れる! ダニ取りマット
アキモトのパンの缶詰12缶セット
スペースシャトルの宇宙食にもなった。保存期間は3年。しっとりおいしい奇跡の缶詰。24缶セットもある。
共通番号の危険な使われ方
今年10月に全国民に通知され、来年1月から運用が始まるマイナンバーという名の国民背番号制度。その危険性を日本一解かり易く解説した書。著者の一人の白石孝さんは全国での講演と国会議員へのアドバイスと飛び回っている。
マグネシウム文明論
日本にも100%自給できるエネルギー源がある。海に溶けているマグネシウムだ。海水からローテクでマグネシウムを取り出し、リチウムイオン電池の10倍ももつマグネシウム電池を使えば、スマホは一か月もつし、電気自動車も1000キロ走る。公害を起こさないリサイクルシステムも矢部氏は考えている。脱原発派は必見だ。
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