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樫田秀樹

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●週刊女性の記事(仙台いじめ自殺事件)

 今週発売の週刊女性に、仙台で起きたいじめ自殺事件について、「加害者」とされた少年たちが本当に加害者なのかの記事を書きました。

 昨日、これをブログに書きましたが、あまり詳細に書いては掲載誌に限りなく近づくため、ややはしょってしまったことで、読み返すと説明不足がありました。補足して再掲します。

 事件の概要は

●2014年9月  仙台市立館中学校の中1男子が自殺。遺書はない。
●同月から   遺族から名指しされた同級生と担任教師の記録にあった計11人への聴き取り調査が実施される。ただ、生徒たちは「僕たちの知っていることで真相究明に役立つなら」と調査に協力。
●同月 だが全校アンケートは実施されず。というのは、遺族が「息子は転校したことにしてほしい」と学校に告げ、実際、他県に引っ越した。
●2015年6月 市教委の諮問を受けた「仙台市いじめ問題専門委員会」は「からかいの蓄積」と「学校の対応」が問題との「答申」を出す。
●2015年10月 その後、学校名が公表されたことで、学校はようやく全校生徒の前で当該生徒が自殺していたことを話す。
●11月 やっと全校アンケートを取るが、記憶も曖昧になっているため、回答者から聴き取り調査に応じたのは13人だけ。それを基に「第二次答申」を出す。
●2016年2月 遺族、11人の元同級生のうち7人に対しての民事調停を開始。だが、4月、6月と3回審議するが、7人とも加害性を否定し、不成立。
●2016年6月 遺族、対象を一人増やして8人の元同級生に対して民事訴訟を起こす。
●10月3日 第一回公判。

 自殺した生徒は2年前に中学1年生だったわけですから、同級生たちは今は中学3年生。

 この件、調べてみると、自殺した中1の男子生徒は、確かに11人から「からかい」は受けていました。
 しかしそれは中学生なら少なからぬ生徒が経験するようなことばかりで、そこには明らかな暴力も明らかな無視も明らかな支配関係(使いっ走りなど)もありませんでした。
 市教委は「からかいの蓄積」と「学校の対応」が問題と結論付けました。
 ただし、問題は「からかいの蓄積」であり、ひとつひとつのからかいには過度の集中性がないものだと添えています。
 ただし、自殺した生徒さんには一つ一つがつらく感じたのだと。いじめは受けた本人がイジメられたと感じればいじめなので、実際、当該生徒さんは泣いたこともあるので、辛い思いもしていたのでしょう。

 ただし、11人がいつも一緒にからかっていたのではなく、バラバラです。なかには、「あだ名を言った」だけの同級生もいます。
 もしこれがたった一人の生徒が起こした「からかいの蓄積」なら明らかな悪意がありますが、11人の同級生がそれぞれバラバラに、「あだ名を言った」「からかって泣かした」「ショッピングモールで隠れてその生徒を一人にした」等々で、外部からはこれが本当にいじめになるのかの判断は難しいところです。
 もちろん、当該生徒さんはからかいによっては傷つき泣いたこともあるので、11人の全員が問題なしと断定することは私にはできません。

 ただ、私が取材した元同級生は、「変態と呼んだ」とのことで学校の聴き取り調査を受け、今回訴えられたわけですが、学校の聴き取り調査ではこの生徒さんは「あだ名は言った」が変態とは言っていません。
 
 取材で分かったのは、じつは、市教委も学校も11人を「加害生徒」と認定していません。なにかしらの関係性はあるとの「関係生徒」として位置付けています。だが、市教委が諮問した「仙台市いじめ問題専門委員会」が「からかいの蓄積」が問題と結論付けた答申を出したことで、地元紙が11人を「加害生徒」と報道したのです。

 これで、以後、11人の何人かはネットで実名報道されるなどのバッシングを受けています。

 私がこの件でもっとも気に病むのは、11人のうち8人を相手にする民事訴訟において「冤罪」が生まれなければいいなということです。すくなくとも「あだ名を言った」だけの生徒については、加害者とするのは再考の必要があると思います。
 ほかにも、これがいじめやからかいになるのかという事例もあるのですが、それをここで書けば、その行為から「あいつだ」と特定されてしまうので、書きません。また、自死された生徒さんがどう思っていたのかを想像することすらできない以上は、だからたいしたことがないとも言えません。

 私が気になるのは今のところ一人だけ。

「あだ名を言った」生徒さんは、今とても落ち込んでいますが、それでも、勇気をもって取材に応じてくれました。
 
 8人のなかで、もし、本当に自殺した生徒さんの心に傷を残した行為をした人がいるなら、それは議論してしかるべきです。
 だが、もし「あだ名を言った」生徒さんが無罪であっても、世間の評判が変わらないのであれば、中学校生活という楽しいはずの時間が息苦しい時間に変わっている生徒にどう落とし前をつけるのか。そこだけがどうにも気になる事件です。冤罪だけは起こってほしくない。それだけを願います。

 今回の取材で一つ残念だったのは、ご遺族の代理人である弁護士事務所にメールで何点か質問したところ、後日回答しますとの連絡があったのですが、結局回答がなかったことです。

 詳しくは週刊女性をご覧ください。

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2016/10/13 00:41 教育 TB(0) コメント(2)
●見解が違うから「採択するな」

東京都以外ではニュースになっていないかもしれませんが…
 6月27日、2014年度に東京都立高校で使う教科書のうち、東京都教育委員会は、実教出版の日本史Bの教科書の

「国旗・国歌法をめぐっては、日の丸・君が代がアジアに対する侵略戦争ではたした役割とともに、思想・良心の自由、とりわけ内心の自由をどう保障するかが議論となった。政府は、この法律によって国民に国旗掲揚、国歌斉唱などを強制するものではないことを国会審議で明らかにした。しかし一部の自治体で公務員への強制の動きがある」

 との記載が「不適切」であるとして、各都立高校に「実教出版の教科書を採択しないように」という「見解」を通知すると決定しました。

 この「一部の自治体」とは、特に、東京都と大阪府を指します。

 どういうことかというと、都教委は、2003年度の卒業式から、都下の公立学校の式典(入学式や卒業式など)において、「日の丸を掲揚し、起立して君が代を斉唱すべし」との通達を出します。これに対して、一部教員が「強制は思想や良心の自由を侵害する」「私はクリスチャン。君が代は歌えない。伴奏できない」「生徒に在日の子がいて、その親や祖父母はかつての戦場での出来事を覚えている」などの理由で、式典で不起立を行ないます。

 じつは、こういう行動を取る教員は全国あちこちにいますが、都教委の特異性は、これら教員に、減給、停職(最大6ヶ月)、そして60歳の定年退職から65歳まで働ける非常勤教員に不採用、担任外しなど、「今は戦中か」と思わせるような罰則を与えていることです。

 この件で多くの教員が裁判を起こし、昨年1月、最高裁は「減給や停職はやりすぎ。せいぜい戒告が妥当」との判断を示します。

 私は、日の丸や君が代への考え方は人それぞれでいいと思います。どちらにも敬意を払いたい人がいてもいいし、どちらかにだけ敬意を払いたい人がいてもいいし、どちらも受け付けられない人がいてもいい。だから、不起立する教師の気持ちも分かるし、立って歌う教師の気持ちも理解したい。
 ただし、「立て。歌え。でないと停職だ」という強制は、やはりやりすぎです。


●無言だった乙武洋匡氏と山口香氏 

 そこで、6月27日の都教委の定例会です。
 不思議だったのは、「一切の議論がなかった」ことです。
 都教委の教育委員は4人。そのなかには、著名人である元柔道選手の山口香氏、そして「五体不満足」などを書いた乙武洋匡氏がいます。

 定例会においては、出された議題に、教育委員は意見を表明して議論する義務があります。都民の代表として。
 ところが、乙武氏の前で傍聴していた人の話によれば、

「乙武さんは終始顔を上げずにうつむいているだけだった」

 また、日本柔道界の暴力事件について忌憚のない意見を発信していた山口香氏も無言を貫いたそうです。

 同じ無言でも、この通知決定にさも当然とした表情をしていた委員もいたそうです。

 不思議なのは、議論がないのに、木村委員長は、「教育委員の総意として確認されました」と発言したこと。 ということは、定例会の前に非公開の議論をしたということ?

 それは想像の域を出ませんが、委員の側から賛成であれ反対であれ、何の意見も出ないのは本当に不思議です。

 元々、私は乙武氏に強く期待をしているわけではありませんが、著書、講演、ブログ、ツイッターなどで自分の意見を表明し続けている氏ならば、それなりの意見表明を行なうのではとは思っていました。しかし、無言+うつむき。

 山口香氏も、6月21日の全日本学生柔道連盟の暴力根絶セミナーで、全日本柔道連盟(全柔連)の暴力事件について、山下泰裕・全柔連理事らの責任を追及しています。

 山口氏は、暴力行為に対する罰則規定に触れ「指導者が暴力をやったら戒告処分で、理事は自分たちの身を切らない。理事会でどんな議論がなされているのか」と問い詰めたのです。

 私もまさしく同じ疑問をもっています。
 いったい、都教委でどんな議論がなされているのか? なぜあなたは無言だったのか。山口氏に答えてもらいたいと思います。


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2013/07/07 13:34 教育 TB(0) コメント(0)
大津市でのイジメによる自殺事件、痛ましくてしかたありません。学校にはいろいろな意味での責任があります。

ところで、私が中学3年生のときにも、ある日突然、学校全体でアンケート調査が行われたことがあります。きっかけは、煙草の吸殻がトイレに散乱してあったとか、女子トイレの壁に穴が開けられていたとか、同級生への暴力沙汰も噂に上ったりとかで、非行の全体像を捉えたいと、全校一斉アンケートが実施されたと記憶しています。
 本当に、ある日突然のことでした。

 このとき、3年生では7クラスあるうち、私のクラスだけに非行の該当者がいず、他クラスでは相当数の生徒が保護者と共に学校に呼ばれ、皆が泣きまくったと聞いていました。今にして思えば、あの時の学校の判断は正しかったのだと思います。
即ち、学生生活に異変を感じたらすぐに調査を始め、その調査結果を基にすぐに解決への道を取った。生徒にも保護者にも厳正に当たった。

 チクリは正しい行為なのです。
 今回の問題は、そのチクリを活用できなかった学校に問題があるといえそうです。
 

●教師になってほしくない学友たち

 とはいえ、今回は大津市の事件についてではなく、教師そのものについて書きます。

 私は大学では教育学部に属していました。しかし教師にはなりませんでした。途中から向いていないと思ったからです。
 教育学部には1学年で数百人が在籍していましたが、ほとんど例外なく卒業後は教師になり、教師にならなかったのは私の他にもう一人だけと思います。彼は、自分のやりたいのは教師ではないと悟り、陶芸家の道を歩み、今、それで食っています。

 この親友とたまに会うたびに話すのが「オレたちの同級生にだけは、オレたちの子どもの担任にはなってほしくないな」ということです。
 無論、半分は冗談です。しかし、半分は本当にそう思っています。
 
 おそらく、大学3年生の頃、多くの学友が考えたはずです。自分は教師に向いているのかと。
 だが、そこで軌道修正せずに、多くが教師になっていきました。その理由はわかります。軌道修正には悩みとエネルギーがつきまとうからです。

 私が見る限り、学友たちは3つに分類されます。

1.是非とも教師になってほしい人(3分の1くらいでしょうか)
2.う~ん、どうかなと思う人(これが一番多い)。
3.絶対に教師になってほしくない人。

 困るのが、もちろん、最後の「3」です。

 学生寮で暴力事件を繰り返すヤツ、明らかに教師になりたくないのに教育学部に入学したヤツ、人はいいけど内にこもる研究者タイプ、人生のいろいろな壁と向き合わないヤツ等々。

 そのなかの一人は、私たちが大学1年生のときから「あいつは教師は絶対に辞めたほうがいい」と評価していた人物です。
 だが、彼は卒業後そのまま教職へ。
 だが、幸か不幸か、校内暴力で荒れた学校に赴任し、すぐに担任を持ち(こういう人事は辞めてほしい)、結局は、やっと「自分には合わない」と悟り、1年で教師を辞めて企業に転職しました。
 これは、学校のためにも彼のためにも賢明な選択でした。

 だが、辞めない人間が圧倒的に多いわけです。


●公務員だから

 私は4年間の教育学部の生活で、なぜ、学友たちが教育学部を選んだのかがおぼろげに判ってきました。
 一つには、純粋に教師になりたいということ。一つには、国立大学とはいえ、私の大学の教育学部は他の学部、他の大学と比べると、入試の偏差値がやや低めだったこと。一つが、教師を、生涯、身分の安定した公務員として考えていること。

 私の学友、先輩、後輩たちが今、イジメや不登校、学力低下や友人関係や家庭事情に悩む生徒の心に、どれだけ立ち向かっているのかは判りません。なぜなら、大学の4年間で、特に最初の3年間は学生寮にいたこともあり、何かに一所懸命に生きた姿や、友人や後輩に心からの支援を寄せたり、はたまた、社会の問題に対して(政党系の学生を除き)「間違っている!」と声を挙げるなどの学生をほとんど見たことがないからです。

 学生寮の先輩は毎日「あーあ、なんかいいことないかなあ」とつぶやき、ある先輩は毎日パチンコ屋通い。ある先輩は夜中にリュックを背負ってのリンゴ泥棒。ほとんどの先輩は学生寮の廊下にゴミを山積み。この点、工学部や農学部の学生寮はとてもきれいで、教育学部の学生寮は本当に汚かった。そして、暴力事件を繰り返す隣人。
 こいつら、本当に教師になるんか? と何度も思ったものです。
 
 また、大学4年生のときの教育実習が終わった打ち上げの飲み会で、そこの中学校の先生がこう言ったものですーー「原爆だって自然淘汰の役割を果たしたと思うんですよ」「そうそう!」

 一般社会では許されないこんな放言も、密室である学校では言い放題です。


●チームワーク

 とはいえ、上記、3分類のうち「2」に属する人間は、伸びるかもしれないと思っています。
 人間は成長するからであり、学校といういろいろな教師の混ざり合う環境でもまれれば悪い方向には行かないからです。

 たとえばイジメのない「いい学校」とは何かと問うたとき、そういう学校に勤務する先生が返す言葉は共通しています。

 「チームワーク」

 教師同士の連携で強い学校運営がなされているかどうかです。

 逆に、そういう連携がない学校は、なんでもかんでもが、担任一人の裁量に任されるだけ。
 つまり、やる気もあり、問題解決のノウハウも身についていて、ついでに体力もある。こういう頼もしい教師の下では生徒も安心して学べると思います。
 だが逆に言うなら、そうではない人間が担任になった場合、イジメなどにはろくな対応はしてくれないことを意味します。
 
 私たちが求めるべきはそういう「金八先生」ではなく、ごく普通の教師でいいのです。普通の教師であれ、要は、学校全体としてイジメに対処する体勢を敷いているかどうかです。


●なぜ認めないのか

 イジメがあったとき、ほとんどの学校では判を押したように、学校長も担任教師もイジメの存在を認めません。認めたとしても、自殺とは関係ないと主張します。

 理由はいくつかあって、その一つが「査定」です。

 たとえば、東京都では全公立学校に「教員等人事考課制度」が2000年に導入され、毎年、教師は副校長や校長に「通信簿」をつけられるのです。
 あまりにも低い評価だと、その教師には「研修所送り」や「僻地への赴任」などが待っています。

 そして同様に、校長と副校長も教育委員会から通信簿をつけられています。

 つまり、イジメがあると、学校運営がなっとらん、ということで、低い点数をつけられ、彼らもまた、僻地行きや(ちなみに、私は教育に都会も僻地もないと思う)、60歳の定年退職から5年間勤められる非常勤教員の採用試験にも不合格になるなどの処分がある可能性があるのです。

 ただ、それは一つの理由に過ぎず、やはり根本問題は、心の底から教師になりたくてなったのではない人間がちらほらいることにもあると思います。

 教育学部の4年間。学生は何をして過ごすと思いますか?

 たとえば、理科の専攻ならば、工学部の理科と同じように、4年間ひたすら実験や実習の日々です。
 私は数学の専攻でしたが、4年間、解析、幾何学、代数学など、いわゆる純粋な数学ばかりを勉強していました。いかに、生徒に理解されやすい授業を作るかなどの教育関連の授業は本当に短時間です。
 私の卒論だって「応用解析学」であり、教育とはまったく無縁の学問です。

 教育実習にしても、私たち国立大学の場合で5週間、私立大学で2週間程度だけ。
 はたまた、教員採用試験も、いわゆる一般教養と専門科目の筆記試験があるだけで、教育にかける人物像までは見てくれません(数分間の面接だけはあります)。だから、前述の、1年で辞めた彼のような学生でも教員採用試験に合格するわけです。
 もし、彼が今回の大津市の学校にいたとしたら…。やはりイジメがあっても対処せず、いざ事件のときも、イジメを認めなかったと思います。

 ただ、教師の連携の強い学校では、もまれて成長するものなので、私の学友たち(特に中学校や高校の教師になった人)が果たして、イジメや校内暴力、生徒の学内外での悩みにどこまで体を張っているのかは知りたいところです。


●ついでに

 だいたい、人生経験が乏しい22か23歳で教職につき、いきなり担任をもつのも歪な話です。私は、できれば、教師というのは、ある程度の社会人経験がある人間がなったほうが絶対にいいとの持論をもっています。

 子どもたちはやがて社会に巣立つ。その社会がどういうところなのかを身をもって知っている人が語る言葉は本物です。
 もちろん、社会人経験がなくても、長期休暇のたびに、いろいろな社会問題の現場と関わることで社会を知ろうとする先生たちであれば(実際にいます)問題ありませんが、そういう教師は少数です。
 また、特に東京都がそうですが、今の教師は授業関連だけではなく、事務報告というペーパーワークに忙殺されていて、生徒のために時間を割けないという本末転倒な教育現場に身を置いている。これはこれで改善していくべきでしょう。

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2012/07/26 01:21 教育 TB(0) コメント(0)
リニア取材のカンパのお願い
 リニア中央新幹線の取材範囲は、東京都から愛知県までと広範囲で、多大な取材経費を要することから、数十組もいる会うべき人たち・組織の多くに会えないでいます。また、リニアに関する記事を書こうにも、ほとんどの雑誌はJR東海が広告主であるため、記事を掲載できず、取材するほどに資金力が落ちる状態が続いています。今後は、再び単行本の発行を目指しますが、私のリニア中央新幹線に関する取材へのご寄付をお願いできないでしょうか?  カンパをしてくださった方には ★ブログに記事を掲載する際のお知らせ。 ★雑誌に記事を載せる場合の、掲載誌送付。 ★単行本を出した際の、一冊謹呈。  など、せめてもの特典を用意いたします。  なお、いただいたカンパは以下の用途に限定します。 ★取材地までの往復交通費。 ★取材地での宿泊費。 ★リニア中央新幹線に係る資料代。  食費は自己負担としますが、使用明細は公開します。  ご協力いただける方は以下の口座への入金をお願いいたします。  みずほ銀行・虎ノ門支店・普通・1502881 カシダヒデキ  ご入金に際し、ご住所や連絡先などを教えていただけたら助かります。どうぞよろしくお願いいたします。
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リニア中央新幹線を巡る問題を語らせては、その理論に一部のすきも見せない橋山禮治郎氏の第2弾。このままでは,リニア計画とJR東海という会社は共倒れになることを、感情ではなく、豊富なデータを駆使して予測している。必読の書。
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国会で問題にされても一向に改まらない郵便局の自爆営業。年賀状1万枚、かもめーる700枚、ふるさと小包便30個等々のノルマはほぼ達成不可能だから、ほとんどの職員が自腹で買い取る。昇進をちらつかせるパワハラや機能しない労組。いったい何がどうなっているのか?他業種の自腹買取も描いている。
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スペースシャトルの宇宙食にもなった。保存期間は3年。しっとりおいしい奇跡の缶詰。24缶セットもある。
共通番号の危険な使われ方
今年10月に全国民に通知され、来年1月から運用が始まるマイナンバーという名の国民背番号制度。その危険性を日本一解かり易く解説した書。著者の一人の白石孝さんは全国での講演と国会議員へのアドバイスと飛び回っている。
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日本にも100%自給できるエネルギー源がある。海に溶けているマグネシウムだ。海水からローテクでマグネシウムを取り出し、リチウムイオン電池の10倍ももつマグネシウム電池を使えば、スマホは一か月もつし、電気自動車も1000キロ走る。公害を起こさないリサイクルシステムも矢部氏は考えている。脱原発派は必見だ。