取材しても、記事にできる情報は1割未満。しかし捨てた9割にも、伝えられるべきものがあります。ボツになった企画も数知れず。そんなネタを紹介します。なお、本ブログの文章と写真の無断転載はお断りします。ご利用希望者合はご一報下さい。
プロフィール

樫田秀樹

Author:樫田秀樹
フリージャーナリストです。今まで書いた記事を整理したHP「樫田秀樹の記録部屋」と併せておつきあいください。なお、本ブログの文章と写真の無断利用はお断りいたします。使用されたい方はご一報ください。

ブンブンエコライト
ブンブン回すだけで充電できる懐中電灯。たった97グラム!
電気不要・8年間カートリッジ交換不要の浄水器
カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カレンダー
02 | 2017/03 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
月別アーカイブ
全記事表示リンク
この記事にリンクを貼る
40種類の柄、15種類のカラーから自分好みに選べる、オリジナル フルジップパーカ
バケツ洗濯機KJ-950
これは便利!雑巾や軍手、スニーカーなどがきれいに!
携帯用洗面器
旅行に便利。空気で膨らむ洗面器。
ランドリーポッド
電気不要の洗濯機。災害時の備えに。
電球型ポケットライト
財布や名刺入れにも入る薄型ライト。厚さ3ミリ
LEDダイナモランタン
手回し充電もソーラー充電もOK。部屋のインテリアにも。
LEDキャンドル
LEDだけど炎がゆらぐ。癒される。息の吹きかけでオン・オフができる。
折り畳みヘルメット
サイズ調整可の折り畳み防災ヘルメット
タタメットズキン
サイズ調整できる折り畳み防災ヘルメット+ずきん。落下物にも炎にも強い!
パッカブルブーツ
折り畳める長靴。色も選べます
アンチボトル
折り畳めるウォーターバッグ。500mlなので、何度でも使えるペットボトルとして重宝する。色は7色。
浄水機能ペットボトル
カーボン製フィルターが水道水をおいしい水に変える。385ml。色は3色。
あつあつ加熱パック
火を使わずに食材を98℃まで加熱。災害時には暖かいものを食べたいですね。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

あつあつ加熱パック 発熱材3個 3袋セット【RCP】
価格:2592円(税込、送料別) (2017/2/8時点)


●NPO職員、明日、南スーダンの現状を語る

 南スーダンでの出来事は今や時事ネタです。南スーダンで活動する数少ない日本のNPO法人「日本国際ボランティアセンター」(JVC)の今井高樹さんは、かれこれ、10年ほどスーダンと南スーダンとに関わっていますが、その今井さんが、明日21日(火)の
衆議院予算委員会の中央公聴会に参考人として出席
し、南スーダンの状況を話すようです。午前9時から11時35分の間の予定。
 じつは私も数十年前に、JVCのソマリア担当として現地に2年滞在しておりました。その縁で、今はJVCの機関誌の編集の一部を手伝っているのですが、昨年、今井さんの現地報告記事でショックだったのが「地方では、武装勢力により、子どもたちがニワトリのように首を切られて死んでいる」との一文でした。
 必要なのは軍事介入ではなく、交渉であるはずなのに、自衛隊はいったい何をしに行くのか。
 明日はテレビ放映はあるのかな? 録画をしたいところです。


●子どもたちがニワトリのように殺されている

 その機関誌で今井さんが書き、私が編集した記事の一部だけを以下に公開します。続きを読みたい方は、是非、JVCにコンタクトしてください。

ーーここからーー

 昨年9月、緊急支援のため入ったジュバ(南スーダン首都)の状況は、予想を超えていた。
 壁一面の弾痕や略奪された商店。そんな戦闘の痕跡が残る市内で、出会った人の誰もが私に何かを訴えてきた。毎晩のように響き渡る銃声、いつ支払われるか分からない給与、年率800%のインフレで「手が届かない」食料品の価格…。
「もう、ここでは生活できない」
 誰もがそう感じるなか、とりわけ厳しい状況にあるのが避難民キャンプの人々だった。
「配布された食料なんて、とっくになくなったわ。今日の食事はこれだけ」
 母親が、野草の葉をむしって煮込んでいる。子どもは草についた種をちぎって食べていた。

南スーダン、野生の豆を食べる子ども←野生の豆を食べる子ども。写真撮影:今井高樹さん。

 ジュバ市内からナイル川を渡った対岸のグンボ地区。避難民キャンプでは、7月の戦闘で郊外の自宅を追われた281世帯が生活していた。食料が配布されたのは最初の1ヶ月だけ。配布の中心を担うはずの国連ですら、戦闘の最中に食料庫を略奪され、物資の欠乏に直面していたのだ。
 当初は生活用品を支援する予定だったが、急きょ半月分の食料支援に切り替えた。
 配布の当日、安堵の表情を浮かべる避難民のなかから、こんな声が聞こえてきた。
「キャンプでの暮らしは大変だけど、ジュバにいる私たちはまだマシだわ」
 どういうことか、一瞬、意味が飲み込めなかった。
「私の故郷では、子どもたちがニワトリのように首を切られ、殺されているの」
 彼女の故郷は、ウガンダ国境に近い中央エアトリア州の村。7月以降、州内に戦争が拡散し、軍や民兵集団による村々の焼き討ち、住民の殺りく、レイプが繰り返されていたのだ。
 そうした村々からの避難民が、ここジュバにも来ているという情報を耳にした。郊外へ数キロ、ナイル河畔の教会を訪れると、ロボノク郡(ジュバの南80キロ)から逃れてきた4人の母親と子どもたちが敷地の片隅に身を寄せていた。
「ある日、知らない男たち村にやってきて、突然、銃を撃ち始めたんです。目の前で子どもたちが倒れて…
 赤ん坊を抱えた母親が、惨劇の一部を話してくれた。死体は家に投げ込まれ、次々に火が放たれたという。畑仕事に出ていた夫たちの行方は分からない。
 歩き続けてここにたどり着いてから1ヶ月、教会からの差し入れ以外には食料がない。蚊帳が足りず子どもはマラリアに罹患していた。身体を洗う石鹸もない。
 すぐに支援を届けた。1ヶ月分の食料のほか、蚊帳や石鹸、そして衣料品。服を手にすると、子どもたちは大急ぎで着替え始めた。母親たちは赤ん坊に着せてから、自分の服を選んでいる。着替え終わって、はじめて皆が笑顔を見せた。

南スーダン、服の配布に喜ぶ←服の配布に喜ぶ人たち。この服を着て教会のお祈りに出かけたという。写真撮影:今井高樹さん。

ーーここまでーー

 マスコミは、昨年、稲田防衛大臣がジュバを視察したときに同行取材しているのですが、せっかくジュバに行ったのなら、避難民への取材をすべきでした。
 戦争の犠牲者がまさしくそこにいたのです。
 でも、マスコミに頼れない以上は、現場を見た数少ないNPO職員などの情報を、私たち市民がインターネットという道具で拡散するしかありませんね。

←「積極的平和主義は紛争地になにをもたらすか?!」(合同出版) JVCのメンバーたちが、紛争地での経験を深く語る本。「丸腰だからこそ、安全が保たれた」との自信には学ぶべきものがある。今井さんも、スーダンでの紛争に巻き込まれた時も、なぜ無事に生還できたのかを詳細に書いている。必見。

↓ ブログランキングへの応援クリックをお願いいたします。



↓ 拍手もお願いいたします
スポンサーサイト
2017/02/20 16:38 戦争 TB(0) コメント(0)
●そもそもの始まりはVFP(平和のための退役軍人の会)

前回のブログの続きです。

 なぜ私が「沖縄の米軍基地を本土で引き取る」運動に関心を持つようになったのか。

 そもそものきっかけは、これも本ブログで書いたことですが、沖縄の高江でのVFP(平和のための退役軍人会)との出会いでした。 彼らは、世界各地で米軍基地の存在で苦しむ住民の元に駆け付けては一緒に抗議行動を展開していますが、アメリカ国内でもしていることがあります。

 VFPは、今年8月の年次総会で「全米各地の議会で沖縄の新基地建設に反対する決議が取り扱われるよう働き掛ける」ことを決議したのですが、実際、各メンバーは自分の出身地でそういった運動も開始しているようです。

 そして、このVFPが関係したのかはわかりませんが、昨年(2015年)9月、すでにバークレイ市議会で、12月にはマサチューセッツ州ケンブリッジ市議会で「反対決議」がなされたのです。両市は米政府に「沖縄での環境や人権を尊重する措置をとるよう」要求したのです。おお、アメリカの自治体が沖縄のことを考えてくれた。これは特筆すべきことではと個人的には思います。

●「辺野古新基地建設反対」を否決する日本の自治体

 で、肩透かしを食ったのが、日本の自治体の対応です。

 ちょうど1年前の2015年12月、東京都の武蔵野市議会が「辺野古での基地建設反対」を趣旨とする「地方自治の尊重を政府に求める意見書」を採択しました。これにネット上では、「武蔵野市、よくやった」などの称賛の声が飛びました。
 ところが調べてみると、これは本当に例外的な決議でした。

 上記バークレイ市の姉妹都市の一つは大阪府堺市です。
 堺市でも、2015年9月29日、市議会議員から「沖縄辺野古への米軍基地建設の断念を求める意見書」が出されたのですが、これは「否決」されます。
 次いで、今年3月25日にも、「地方自治を尊重し、沖縄県の民意を尊重することを国に求める意見書」(議員提案)が出されますが、これも「否決」。
 さらに、6月24日には「沖縄県における基地問題の解決を求める意見書」(共産党議員提案)が出されますが、やはり「否決」。

 堺市は3つの意見書をすべて否決したのです。

 ところが、これは堺市だけではなく、調べてみると、何十もの事例があります。
 倉吉市、三朝町、益田市、金沢市、春日部市、新発田市、神戸市、立川市、日向市、津久見市等々、私が調べただけで20以上の自治体が、同様の意見書や陳情を「否決」や「不採択」としているのです。


●「辺野古新基地早期建設」を可決する日本の自治体

 さらに、私が驚いたのが、それとはまったく逆の事例です。

 すなわち、「辺野古に基地を作ってしまおう」との趣旨の意見書」については、「いけ~」とばかりに「採択」の嵐です。

 沖縄県名護市の保守系議員数人が全国の約800市区議会に「沖縄の米軍普天間飛行場代替施設の早期実現、沖縄米軍基地の整理縮小及び負担軽減を求める意見書」を採択してほしい旨の陳情書を送っているのですが、これについて調べてみただけで、

 多久市、糸魚川市、鳥取市、佐世保市、夕張市、熱海市、倉吉市、益田市、座間市など、やはり数十の自治体が「採択」や「可決」している。

 なぜ、これら自治体は、「建設反対」の声に対して「否決」をして、「早期建設」の要望に対しては「可決」できるのか。そもそも、地元の名護市や沖縄県が「辺野古への基地移設は反対」と言っているのに、なぜ外部の自治体がわざわざ「早期建設」を主張しなければならないのか

 結局、これら自治体にとって、沖縄で起こっていることはしょせんヒトゴトではないのか
 というのが、私が抱いた感想です。

 上記の「採択」や「否決」などをした自治体の一覧は今、EXCELにまとめてありますが、まだ不完全ということで後日の公開としますが、辺野古新基地建設に反対する沖縄県民が上記本土の自治体の動きを知ればどう思うのか。とても同じ日本人の取る行動としては承服しがたいのではないかと思います。

 じゃあ、そんなに建設促進したいのであれば、「あなたのところで引き取れば?」。

 こう思い始めたときに知ったのが、前回のブログで紹介した、福岡、大阪、そして新潟の3か所で同時発生的に立ち上がった「引き取る」運動でした。
 
 そして、そのことを先週号の週刊SPAに書いたのですが、多忙にかまけているうちに、前回のブログからもう1週間も経ってしまいました。ということで、そのSPAの記事も近日中にPDFで公開します。本日はもう眠いです・・・。

←高橋哲哉教授の「沖縄の米軍基地 『県外移設を考える』」(集英社新書) 県外移設に賛成する人にも反対する人にも読んでもらいたい。

↓ ブログランキングへの応援クリックをお願いいたします。



↓ 拍手もお願いいたします
2016/12/08 00:49 戦争 TB(0) コメント(0)
● 沖縄の米軍基地を本土に「引き取ろう」

 まず宣伝ですが、これについて書いた記事が、今週発売の週刊SPA!に掲載されています(2ページ)。
 
 「沖縄の米軍基地を引き取ろう

 街角でいきなりこんな街宣活動に出会ったら、おそらくぎょっとすることでしょう。だって、来てほしくないから。

 でも今、そう呼びかける運動が、大阪市、福岡市、新潟市で、昨年から今年にかけて同時発生的に立ち上がっています。

★大阪が「沖縄差別を解消するために沖縄の米軍基地を大阪に引き取る行動」
★福岡が「本土に沖縄の米軍基地を引き取る福岡の会」
★新潟が「沖縄に応答する会@新潟」

 この運動を巡る賛否はすでに起こっているし、むしろ、起こるべきです。そのための「ぎょ!」です。

 「引き取る」運動に否定的な意見としては

★基地被害への懸念(騒音や米兵犯罪)
★日米安保条約を持続させてしまう
★「米軍基地をなくす」動きに逆行する

 というのが主なところでしょう。

 じつは、この「引き取る」運動を始めた人たちにしても、「基地反対」運動の人たちの最終的な目標は同じです。すなわち、いつかは米軍基地を日本からなくしたい。
 では、なぜ「引き取る」運動が始まったのか。

 答えを凝縮すれば、沖縄の基地問題を「ヒトゴト」ではなく「自分事」として考えてもらうためということ。

 SPAはまだ発売中なので、その内容はここでは書けませんが、ただし、SPAのWEB版「日刊SPA」では、記事に登場する、「引き取る」運動を提唱している高橋哲哉・東大大学院総合文化研究科教授のコメントを載せています。
 それをまず紹介します。

ーーここからーー

 私もかつて、日米安保をなくせば沖縄から米軍基地をなくせると言ってきました。しかし、それだけではダメだと思ったのです。2つ理由があります。一つは、安保は何十年経っても維持されているし、その支持率は減るどころか逆に9割近くに達しています。なのに本土の負担率が圧倒的に低いのはおかしい。もう一つは、1950年代に本土の海兵隊が沖縄に移設されるなど、歴史的に本土が沖縄に負担を押し付けてきたことです。安保を維持するなら本土が引き取るべきです。皮肉にも、「基地はどこにもいらない」との反基地スローガンが、沖縄の「県外移設」を望む声の壁になってきました。私が引き取りを提唱するときは覚悟しました。
 「戦争を認めるのか」とか「転向したのか」との誤解を払拭する努力が必要だからです。いざとなれば、私の住む地域に米軍基地が来ることも認めなければならない。
 引き取る過程で、私たちが沖縄への加害者であることに気づいてほしい。議論は起こるでしょう。米軍基地の問題は自分たちの問題なのに、沖縄だけの問題のようにして議論がないのがおかしいのです。その議論を通じて、私たちは「加害者」であることをやめ、米軍に守ってもらうという安保体制を見直すこともできる。
 昨年の安保法制反対運動は盛り上がりましたが、結局、その議論はなかった。憲法9条を支持しながら安保も支持する現状には再考が必要です。引き取り運動が、日本の安全保障体制を考え直す出発点になればと望んでいます。

ーーここまでーー

 ちなみに高橋教授には「沖縄の米軍基地 『県外移設を考える』」(集英社新書)という著書があります。

 私がこの「引き取る」運動に関心をもったのは今年からですが、この関心につながる違和感は数年前に覚えていました。

 2009年、鳩山由紀夫政権が、沖縄の米軍基地を「最低でも県外」に移設すると表明したときです。
 このとき、「基地はどこにもいらない」と主張する人たちはこれに同意しなかったものの、この表明は沖縄でも「本土」でもそれなりの期待をされていたはずです。

 結果、「最低でも県外」は実現しませんでしたが、覚えておくべきは「最低でも県外」とは、本土のどこかが普天間飛行場の代わりとなる米軍基地を「引き受ける」ことであり、それに少なからぬ国民が同意をしていたということです。

 しかし、鳩山政権のとき、では具体的にどういうステップで本土で基地を引き取るのか、どういう条件の土地が引き取り対象になるのか、具体的な候補地はあるのか・・までの詰めはありませんでした。

 今、大阪、福岡、新潟で起きている運動は、政府主導ではなく、民間主導で始まった「引き取る」=「県外移設」の動きです。

●ヒトゴトから自分事で考えよう

 そして、この3か所で共通している認識は「本土の人間は、沖縄の米軍基地をヒトゴトでしか考えていない。自分事として考えよう」ということです。

 発売中なので、あまり詳しく書けませんが、たとえば、大阪でこの運動を進めているMさん(本誌では実名)は、辺野古での座り込み経験もあるだけに、大阪駅前で10年間も「辺野古新基地建設絶対反対」の街宣活動を展開してきました。その結果、辺野古問題への理解は広まったものの、多くの人が「沖縄は大変だね」と思うだけのヒトゴトで終わることをMさんは痛感。そして、政府は一向に強硬姿勢を崩さず、沖縄の現状は悪化する一方です。

 「方向性を変えなければ何も解決しない」

 これが大阪で「引き取る」運動が始まった原点です。

 また、歴史的にも、1950年代に、本土の米軍基地が周辺住民の反対運動で沖縄に移設したという、まさしく沖縄への押し付けがあったのも事実です。

 沖縄県民から見れば、米軍基地の74%もが沖縄だけに押し付けられている現状に「県外移設」に同意するのは当然のことであり、それを本土のどこかが「引き取り」をするということです。

 ともあれ、まずは議論が起こることで「ヒトゴト」から「自分事」の問題として、では、日米安保条約だってどうするのかとの議論が始まる。
 私自身は、これがもっとも大切だと思います。
 思い返せば、昨年、全国のあちこちで起こった「安保関連法成立」反対運動にしても、反対だけを唱えただけで(それも大切です)、では、米軍がいなくなったあとの日本の安全保障をどうするのか、やっぱり米軍は必要なのでは、いや、やっぱり平和外交の展開だ・・といった議論がほとんどなかったのも事実です。

 あまり長く書くと冗長になるので、本日はこの辺で。
 次回は、私がなぜ、この「引き取る」運動に着目するに至ったのかを少しだけ書きます。
 要は「辺野古新基地建設反対」といった意見書に対しては、本土の自治体は、ほとんどが不採択。
 対して、「新基地建設促進」を求める意見書に対しては、多くが採択したとの事実を知ったことです。
 次回、これを少しだけ具体的に書きます。

←高橋哲哉教授の「沖縄の米軍基地 『県外移設を考える』」(集英社新書) 県外移設に賛成する人にも反対する人にも読んでもらいたい。

↓ ブログランキングへの応援クリックをお願いいたします。



↓ 拍手もお願いいたします
2016/12/02 16:38 戦争 TB(0) コメント(0)
●いよいよ始まるか、駆けつけ警護

 南スーダンでは紛争が起きているのに「衝突」事案とのたまう稲田防衛相。
 そして、とうとう「駆けつけ警護」がOKと判断されそうです。

 来週月曜日発売の週刊プレイボーイに、南スーダンで活動する数少ない日本人、NPO法人「日本国際ボランティアセンター」(JVC)の今井高樹さん(10月上旬から2週間ほど報告のために一時帰国)のコメントを中心にした記事を載せます。

 紛争地に駆けつけ警護に行けば、間違いなく戦闘状態に巻き込まれ、そもそも民間人の救出が不可能になるので、駆けつけ警護そのものが「非現実的」だが、それでも本当に自衛隊はいざ有事にそれをやるのかな。

●過去、紛争に巻き込まれた民間人やPKOはどう救われたか

 今井さんへの取材で印象深かったのが、では、過去の有事において、民間人がどう救われたか、PKO部隊がどう動いたかとの具体的事例です。雑誌の発売前なので詳しく書けませんが、以下の通り。

★5年前、スーダンの内戦でJVC事務所の至近距離でもロケット砲が着弾するほどの紛争が発生。このとき、民間人を救出に来たのは、国連(PKO)が率いた何の変哲もないトヨタ・ランドクルーザー約20台。PKO司令官曰く「武装車で来たら戦闘に巻き込まれる」。非武装だからこそ多くの民間人が救出された。

★昨年10月、南スーダンのナイル川で物資輸送中のPKO本部部隊が反政府組織に拘束された。このとき、司令官は応援の実働部隊を呼ぶのではなく、自ら交渉に入った。そして全員解放される。実働部隊を呼べば戦闘になったから。

 また、以下は、PKOの救援が機能しなかった事例です。

★今年7月、南スーダンの内戦で、外国人のいるホテルが政府軍の一部に急襲された。外国人は大使館やPKO部隊に電話やSMSで救援を頼んだが、近くで活動する中国とエチオピアのPKO部隊は出動を拒否。救出は政府軍との闘いになるという悪い冗談になるからだ(PKOはその国の受け入れがあって成り立つので)。
 
 自衛隊、本当に武器をもって出動するのでしょうか。その場合、逆に、自衛隊員や救われるべき民間人が亡くなるような気がします。上記事例にあるように、いざというときに必要なのは、人脈を活かしての「交渉」です。
 その交渉力を日本政府は有しているのか、いないのか。

●なぜ避難民に目を向けないのか

 ところで、南スーダンでは7月の内戦で、多数の避難民を生み出しました。稲田大臣はこれら避難民を視察することなく、10月8日、たった7時間、首都のジュバを視察しただけで帰国した。今井さんが訴えるのは「これら避難民を見てくださいと言いたい。その日の食べるものもなく、残飯や野草を食べる人もいるのです」。

 今井さんのこの言葉は、稲田大臣だけに宛てたものではなく、自衛隊のことばかりを報道するメディア、そしてそれだけを知りたがる市民に宛てたものです。

野草を食べる 食料配布

 写真1枚目が野草の豆を食べる子ども、2枚目が食糧支援の現場。白いシャツの男性が今井さんです。(写真提供は2枚とも今井さん)

 JVCは今月から避難民への緊急支援を開始しています。
 4,000円の寄付で1家族1ヶ月分の食料が、2000円で、石鹸、蚊帳、マットなどの生活用品が賄えます。ご関心ある方は、http://www.ngo-jvc.net/jp/projects/sudan/2016emergency.html を見てください。
 
↓ ブログランキングへの応援クリックをお願いいたします。



↓ 拍手もお願いいたします
2016/10/21 16:34 戦争 TB(0) コメント(0)
●「自衛官の父」、安保法制違憲訴訟に立つ

 以前、本ブログで紹介した「自衛官の父」富山正樹さんが、9月29日に行われた「安保法制違憲訴訟」に原告として参加。意見陳述をしました。
 私は今、安ーい原稿料ばかりの原稿を数こなさねばならない状態にあり、残念ながら裁判所には行けなかったのですが、富山さんから事前にいただいていた陳述書をここに公開します。


原 告    富山 正樹

 私は、鍼灸マッサージ師として働いております。私には4人の子どもがおり、長女は介護職の職を体調不良で辞めて現在フリーター、長男は漁師、次男は自衛官、次女は看護学生です。それぞれが有利子の奨学金や借金を持ち、人生の進路をゆっくりと冷静に選択する余裕もなく日々の暮らしを懸命に生きています。次男は陸上自衛隊に所属する自衛官です。息子は就職難で奨学金の返済も抱え求職活動に悩んでいた時、高校時代の友人が自衛官で、その親御さんも自衛官ということで、自衛隊の災害派遣や、専守防衛の尊い任務についてご家庭を訪ねて、たびたび話を聴きました。そして自衛隊の存在意義と理念に共感し、自らの意思で自衛官の道を志しました。私は専守防衛とは言え、武器を持つことに反対をしましたが、最後は息子の信じる専守防衛と災害救援派遣に対する思いを尊重し、自衛隊へと送り出しました。息子も私も、その任務は専守防衛という国民の厳粛な信託にこたえるものとして、間違っても海外での戦争に参加するなどということは、9条のもとにある自衛隊に限って起こすまいと信じておりました。

ところが2015年7月15日、衆議院で戦争法を強行採決された瞬間、息子が戦争に送られるかもしれないことが現実のものとなったことに、こころが激しく揺れました。
私は「このまま何もしなかったら日本は大変なことになる、自分が何もしないで、息子が戦場に行くことになったら、自分で自分を許せない」との強い思いが、眠ることもできないほどに湧いてきたのです。その思いは抑えがたく、妻からは最初反対されましたが、3日後にはたった一人で街頭に立ち、無言のスタンディングアピールを始めました。やがて志を同じくする人たちが一緒に駅前や繁華街などに立って下さるようになり、「愛する人を戦地に送るな!」と書いた大きなポスターを掲げ、ついには、のぼりを立て、トラメガを使って、大きな声で戦争法に反対のアピール活動をしております。最初は隠れるように活動していましたが、だんだん一緒に行動してくれる人も増え、今では当初反対していた妻も共に立つ仲間の一人となりました。

愛する人を戦地に送るな


 自衛隊員の息子は、自分のこころに誠実に向き合い、自分の人生に悔いは残さないように生き抜いてほしいと思って育ててきました。自らの思いを通じた生き方で、人様の役に立つような人間になるようにと育てたつもりです。でも、それは、もちろん平和な方法によるものです。戦争は、殺し殺されるものです。私たち家族が愛し、その思いを尊重して育ててきた息子が、専守防衛を超えて、海外で殺し殺される場に立つことを想像すると、胸は潰れ、こころは乱れます。アメリカの帰還兵の現状を調べるうちに、戦争の恐怖と後悔からPTSDを抱えて自殺に追い込まれる多くの現状をみると、この現実を息子が、そして日本の若者が追体験することだけは避けなければならないと、こころからの怒りと悲しみが湧いてきています。
 いま自衛隊員の海外派遣が始まったらと思うと、私は居てもたってもいられません。

ーー以上ーー

 裁判後の報告集会でも富山さんはこれを読みあげたのですが、ここの動画の56分過ぎから発言しています。

 集会では、「自衛官の家族が立ち上がらずに誰が立ち上がるのか。いつまで傍観者のつもりでいるのですか」と、家族である自衛官の息子や娘がアメリカの戦争で亡くなる可能性、心が死んでしまう可能性があるのに、未だにどの家族も声をあげないことにやるせなさを隠していませんでした。

 それにしても、まったくぶれない人です。
 富山さんは、陳述書にもあるように、また本ブログにも書いたように福岡の街角で、多くの仲間と共に毎週スタンディングアピールをしていますが、けっこう名の知られるようになったこのアピールは、今年の7月までは参議院での出馬候補者もかけつけたりで、野党を応援する場ともなっていたのですが、残念ながら、今回の選挙も与党の圧勝に終わりました。

 そこで、富山さんが今考えているのが、アメリカの大統領選よろしく、野党候補者の「予備選挙」の導入です。

 というのは、今回の野党統一候補にしても、なかには「野合だ」「密室で決められた」と批判する向きもあり、また、確かに統一候補者の選定には有権者はいっさい関われないわけです。

 富山さんと仲間たちはすでに「野党予備選」案のひな型は用意してあり、今後、いきなりの予備選は無理としても、その前哨となる、野党候補者が一堂に会しての公開討論会などから始め、ゆくゆくは政党の理解を得て、福岡の地から予備選をスタートさせたいともくろんでいるようです。

 より具体的になったら、また本ブログでお知らせします。

↓ ブログランキングへの応援クリックをお願いいたします。



↓ 拍手もお願いいたします
2016/09/30 00:04 戦争 TB(0) コメント(0)
リニア取材のカンパのお願い
 リニア中央新幹線の取材範囲は、東京都から愛知県までと広範囲で、多大な取材経費を要することから、数十組もいる会うべき人たち・組織の多くに会えないでいます。また、リニアに関する記事を書こうにも、ほとんどの雑誌はJR東海が広告主であるため、記事を掲載できず、取材するほどに資金力が落ちる状態が続いています。今後は、再び単行本の発行を目指しますが、私のリニア中央新幹線に関する取材へのご寄付をお願いできないでしょうか?  カンパをしてくださった方には ★ブログに記事を掲載する際のお知らせ。 ★雑誌に記事を載せる場合の、掲載誌送付。 ★単行本を出した際の、一冊謹呈。  など、せめてもの特典を用意いたします。  なお、いただいたカンパは以下の用途に限定します。 ★取材地までの往復交通費。 ★取材地での宿泊費。 ★リニア中央新幹線に係る資料代。  食費は自己負担としますが、使用明細は公開します。  ご協力いただける方は以下の口座への入金をお願いいたします。  みずほ銀行・虎ノ門支店・普通・1502881 カシダヒデキ  ご入金に際し、ご住所や連絡先などを教えていただけたら助かります。どうぞよろしくお願いいたします。
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR
必要か、リニア新幹線
リニア中央新幹線の問題点を『環境性』『技術性』『採算性』の3点から理論的、実証的に解説した一冊。リニア計画の入門書。
リニア新幹線 巨大プロジェクトの「真実」
リニア中央新幹線を巡る問題を語らせては、その理論に一部のすきも見せない橋山禮治郎氏の第2弾。このままでは,リニア計画とJR東海という会社は共倒れになることを、感情ではなく、豊富なデータを駆使して予測している。必読の書。
自爆営業
国会で問題にされても一向に改まらない郵便局の自爆営業。年賀状1万枚、かもめーる700枚、ふるさと小包便30個等々のノルマはほぼ達成不可能だから、ほとんどの職員が自腹で買い取る。昇進をちらつかせるパワハラや機能しない労組。いったい何がどうなっているのか?他業種の自腹買取も描いている。
アキモトのパンの缶詰12缶セット
スペースシャトルの宇宙食にもなった。保存期間は3年。しっとりおいしい奇跡の缶詰。24缶セットもある。
共通番号の危険な使われ方
今年10月に全国民に通知され、来年1月から運用が始まるマイナンバーという名の国民背番号制度。その危険性を日本一解かり易く解説した書。著者の一人の白石孝さんは全国での講演と国会議員へのアドバイスと飛び回っている。
マグネシウム文明論
日本にも100%自給できるエネルギー源がある。海に溶けているマグネシウムだ。海水からローテクでマグネシウムを取り出し、リチウムイオン電池の10倍ももつマグネシウム電池を使えば、スマホは一か月もつし、電気自動車も1000キロ走る。公害を起こさないリサイクルシステムも矢部氏は考えている。脱原発派は必見だ。