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樫田秀樹

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●樋口英明・元裁判長が「私が原発を止めた理由」を上梓
 昨日、本が届いた。フェイスブックでもツイッターでも、このブログでも何度か投降したことがあるが、原発の「運転差し止め」命令という画期的判決を下した樋口英明・元裁判長が書いた

私が原発を止めた理由」(旬報社)

私が原発を止めた理由

 奇しくも、私が最初のリニア関連の単行本を出した出版社だ。

 私が樋口さんに取材したのは1年前。

樋口英明元裁判長

●「原発裁判は簡単です。原告も被告もそれを難しくしているのが問題です」

印象深かったのは、

原発裁判は難しくない。あらゆる裁判のなかでもじつは簡単なほうなんです」と明言したこと。

 樋口さんが着目したのは、日本で実際に起きた地震の震度やマグニチュード、そして、原発の耐震設計基準。

 その二つを比べるのに要した時間はわずかに1日。以下が樋口さんが提供してくれた資料。確かに、これだけ簡単な資料でも、原発の危険性が判る。樋口さんは「これだけの内容なら、誰でも、パソコンで半日あれば調べることができます」。

樋口さんレジメ06 樋口さんレジメ05

 その結果、すべての原発が来るべき地震に備えるだけの耐震基準がないことが判明すると、住民の提訴からわずか1年半で判決を出した。

 樋口さんは、ほかの原発訴訟に判決まで時間がかかるのは、

原告も被告も「科学論争」に陥っているから」

 だと指摘しています。

 この本で樋口さんが訴えるのは、原告側にはそういう簡単な、そして根幹的な問題にこそ気づいてほしいということです。

 原告側が原発についての難しい数式や物理に踏み込めば踏み込むほど、文系の裁判官は「訳が分からなくなり」、結局は、同じ理屈であるなら、権威のある側(電力会社や国)に同意してしまうから。

●自分の頭で考えての判決を

 そして、樋口さんは、なぜ従来の原発裁判が住民敗訴で終わるかについて、

裁判長は過去の判例、特に最高裁の判例からはみ出さないように判決文を書く。自分の頭で考えずに『洗礼主義』に走るのが最大の問題」

 と明言していた。

 実際、樋口さんが自分の頭で考えたという判決文は、素人にも判り易い。

 ところが、高裁でこの判決は逆転敗訴となるのだが、樋口さんは敗訴は予想はしていたけど、「この判決文であれば、原発稼働は仕方がないとの構成であれば私もそこは文句は言いません。だが、あの判決文はただ単に、内容も示さずに『電力会社の規制基準に従っているから心配ない」と言っただけ。そんな理由で、私が絶対の自信をもって書いた判決がひっくり返されるのか」と、これを契機に樋口さんは、できる限り広く原発の危険性を訴えようとの行動に出る。

 すなわち、退官後に、弁護士になることはなく、請われれば全国のどこにも足を運び、講演活動に従事するようになる。

 昨年からはコロナ禍で講演は中止され、オンライン講演などが続くが、そのうち、生の講演を是非拝見したい。 
 
 脱原発を希望する方々には必読の一冊です。



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2021/02/25 18:17 福島原発 TB(0) コメント(0)


●この数字の乖離をどう説明するのか?
 JR東海が作成した資料のなかで、同じ項目について、あるページでは10.9という数字がありながら、違うページでは最小値で1.4、最大値で6.6と書かれている。

★2月7日。リニア中央新幹線の静岡工区での工事で大井川が「(無策なら)毎秒2トン減る」問題を、国交省の有識者会議(委員7人)が話し合っているが、その第8回目で珍妙な数字が出た。

 JR東海が提出した資料は100ページ以上。その資料で同社が訴えたいのは、「トンネル湧水を導水路トンネルで大井川に戻すので、大井川の流量は増える」ということ。

 だが、当日、配布された資料を集中してパラパラめくると、私は、ある数字に違和感を抱いた。

 それは、JR東海が

★トンネル掘削前(つまり現状)では、大井川の椹島という地点においては、流量が毎秒10.9㎥との数字を出している。

椹島流量予測10.9

★だが、その数十ページも前にある「大井川の河川流量」というデータでは
 平成26年度には、同じ椹島で、流量平均が6.6㎥であること。平成30年度に至ってはわずかに1.4㎥ という数値を記載している。

椹島流量予測1.4-6.6

 なんだこれは。

 会議後の記者会見で私は手を挙げた。

――現状では、平均流量が1.4から6.6㎥と記載されている。ところが、同じ資料の違うページでは10.9㎥になっている。そしてトンネル掘削から20年後にはそれが(JR東海が増加すると予測する通りの)11.4㎥となっている。そもそもの数字がこれだけ違うと、JR東海の予測する最終的な数字の11.4に信ぴょう性がもたれない。この数字の違いは整合性をもって説明できるのか?

210207記者会見に応じるJR東海

 これに対して、JR東海の職員は「現状では、月に一度しか流量計測していない。これからは常時計測することで正確な数字を出す」。
 これはこれで注目したい。
 もし常時計測して、それでも平均値が6.6前後なら、JR東海の将来の予測値は根本から崩れることになる
 じつは、この質問はほかの記者もするのかなと思っていたら、誰もしなかったので、当初は、トンチンカンな質問と思われたのかとも思ったが、静岡新聞でこの数字について報じてくれていた。

●破砕帯のある断層でコアを取るボーリング調査をするのか?→しない
 また、もう一つ質問したのは、JR東海は、静岡県と山梨県との県境に大きな断層があると説明する。
 だが問題はたっぷりと水を含んでいる破砕帯があるその断層帯でJR東海はボーリング調査をしていないことだ。JR東海はあくまでも南アルプスでの「平均的」な透水係数として10のマイナス5乗(毎秒10万分の1センチ)を設定しているが、もしこれが10のマイナス4乗(毎秒1万分の1センチ)や10のマイナス3乗(毎秒1000分の1センチ)ならば、水が地中から抜けやすくなることを意味する。

 で質問したのは

――JR東海は今までその断層帯で、コアを取るボーリングを実施していない。コア取りボーリングを実施すれば、正確な透水係数が判り、工事で果たしてどれだけのトンネル湧水が出てくるのかの正確な数字に近づけることができる。それをやるつもりはないのですか? やるならいつ? やれないならその理由を教えてください

「難しい。破砕帯では特に難しい。仮にやっても局地的なボーリングになる。それですべてを判断できるわけではない」
 と、結局はやらないと回答した。

 要は、ボーリングをしてもしなくても、その地下にある地質の構造を抑えておくことだが、現時点では「断層帯」があることまでは判っているが、もしこのまま断層の調査をせずに工事をしたら、とんてもない量の地下水が地上に出てくるのではないのか。
 おそらくこの懸念は私よりも静岡県のほうが強い。引き続き、有識者会議は時間のある限り記者傍聴したい。
 
#リニア中央新幹線 #有識者会議 #大井川 #JR東海

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●「大深度工事は地上に影響を与えません」→本当か?

 外環道を建設するNEXCO東日本も、リニアを建設するJR東海も、その住民説明会では、大深度(概ね地下40m以深)でのトンネル工事では、「振動も騒音も地上には影響しない」と明言していた。

2018年5月開催のJR東海の大深度説明会の立て看板←2018年5月。東京都大田区での説明会の立て看板

2018年5月 神奈川県川崎市での大深度説明会←同じく2018年5月神奈川県川崎市での大深度説明会。JR東海ははっきりと「大深度地下工事での振動や騒音は地中で減水されるので地上に影響は与えない」と明言した。

 その説明が、地下47mの工事だった外環の工事で地上が陥没したことで、崩れた。

 そして、11月21日、外環のルート上に住む住民が開催した緊急集会で、過去数十年間も全国のトンネル工事に従事してきた大塚正幸さんが会場から発言を求め、こう明言した。

地下190mの工事で地上が陥没した

「今回の陥没事故の特徴は、陥没現場の真下を掘ったのは1か月も前の9月14日だったこと。なぜ1か月も経ってから陥没したのか。外環で使うシールドマシンは直径16mと巨大です。これだけの巨大掘削機が固い地盤に当たると長時間にわたって地盤を揺するように掘削するので地盤が緩むんです。それが時間とともに崩れていく。

 NEXCOは『大深度の工事は地表に影響を与えない』と言います。でも、2003年に北陸新幹線の工事で、長野県飯山市のトンネル直上の山林の中腹部で『直径50m、深さ30m』もの陥没事故が起きましたが、トンネルはその190mも下にあったんです。大深度だからこれからの工事も安心ということはできません」

筆者は、大塚さんが指摘した「地下190mの工事で地上が陥没した」との事実に驚いた。調べてみると、こういうことだった。

【事例1】飯山トンネル
 2003年9月11日、午前3時5分から22時までの間にトンネル内が4回崩落した。1回目と2回目の崩落ではトンネル内への土砂流入はそれぞれ350㎥と700㎥だったが、3回目の崩落では「ドン」という音とともに約9000㎥の土砂が流入し、作業用の重機械を約100m流した。そして4回目の崩落では、約3万㎥もの土砂と泥水が約1.2Kmにわたり流入。機械類のすべてが550m押し流され、圧砕された。

 これら崩落で190m上にある地表では、直径50m、深さ30mの陥没が起きたのだ。その原因は以下のように推測されている。(参考文献:『トンネル施工中に発生した大規模な岩盤崩落――北陸新幹線飯山トンネルの事例――』<日本材料学会学術講演会講演論文集。2006年5月26日。145ページ>)

 トンネル掘削により断層が薄くなったところで、その奥にあった高い圧力のかかっていた地下水がその断層を破壊した。その際に粗い砂で構成された砂岩層が地下水と一緒に断層を突き破って崩壊したことで、地上部にも影響が及んだ。

 「大深度」であっても地表に影響が与えた事例はまだある。その2つを紹介する。

【事例2】湖北トンネル
 1992年2月14日、長野県で建設中の国道142号線のバイパスである湖北トンネルで事故は起きた。この日、現場では地下水を低下させるための水抜きボーリングを行っていた。やがて切羽(掘削面)の奥からガラガラと音がして、「ドドーン」という音の後に鉄砲水が噴出して、トンネル内を土石流が襲った。作業員たちは必死に逃げ、死傷者はいなかった。流入土砂は1万4000㎥にのぼる。

 そして80m直上の地表では、直径25m・深さ30mの陥没が起きた。トンネルは活断層「糸魚川―静岡構造線」のすぐ北に位置する。この構造線の分岐の一部が粘土化して、地下水を通さない遮水帯となっていた。だがこの遮水帯が掘削されたことで、地盤内部の砂が高圧で閉じ込められていた地下水と混ざり合って泥水のように噴出したと見られている。

 これを「クイックサンド現象」というが、これが起きると地盤は支持力を失い不安定となり、その結果80m直上が陥没したのだ。(参考文献:「トンネルの異常出水」石井正之著、<『地学教育と科学運動』第78号97ページ>)

【事例3】日暮山トンネル
 1999年12月9日、群馬県の上信越自動車道で建設中の日暮山トンネルが大崩落した。トンネル内に約8000㎥の土石流が発生し、瞬時にトンネルの160mを埋めた。原因としては、事前調査で予測していたのとは違う地層であったこと。トンネル上方に圧力のかかった地下水があったが、泥岩層を掘削したことでその耐荷力が低下したことがあげられている。その結果、130m直上の地表では直径30m・深さ18mの陥没が起きた


●大深度工事の直上には数万軒がある…

 JR東海は2027年に東京(品川駅)と名古屋駅を40分でつなぐリニア中央新幹線の工事を各地で進めている。2021年4月以降には、品川駅近くから直径14mのシールドマシンが大深度で掘削を始めることになる。品川~名古屋間の286Kmのうち、大深度区間は約50Km。そのほとんどの区間は住宅密集地であり、上記の事例のような山中ではない。陥没は間違っても起きてはいけない。

田園調布の大深度通過ルート図←田園調布の住宅街の真下をリニアは大深度で通過する

 だが本稿で見た3つの事例では、大深度であっても固い地盤ばかりではないことがわかる。そして大深度工事の指針として、国土交通省の「大深度地下使用技術指針・同解説」には工事前に100~200mおきのボーリング調査が目安とされている。しかし、JR東海は大田区と世田谷区においてはルート直上では約400mに1本のボーリング調査しかしていない。これでルート上の地質を把握できるのだろうか。

 ★だが知られていない…

 筆者が調べただけでも首都圏のリニア大深度ルートの直上には、保育園から高校までの教育施設が12もある。だが問題は、未だにルート直上に住む住民のほとんどが自宅の真下をリニアが通ることすら知らないことだ。

 ★まず、リニアが通過する町名は以下の通り。

●東京都品川区北品川3丁目、北品川4丁目、広町1丁目、広町2丁目、西品川1丁目、西品川2丁目、 豊町2丁目、戸越5丁目、戸越6丁目、東中延2丁目、中延3丁目、中延4丁目、旗台3丁目、旗台4丁目、旗台5丁目、
●大田区上池台1丁目、上池台2丁目、東雪谷1丁目、東雪谷2丁目、石川町2丁目、田園調布2丁目、田園調布3丁目、田園調布4丁目、田園調布5丁目
●世田谷区東玉川1丁目、東玉川2丁目
●神奈川県川崎市
★中原区
 等々力、宮内4丁目、上小田中3丁目、上小田中4丁目、上小田中5丁目、上小田中6丁目、新城中町、新城2丁目、新城4丁目
★高津区
 千年新町、千年、新作2丁目、梶ケ谷6丁目
★宮前区
 野川、梶ケ谷、馬絹1丁目、馬絹2丁目、馬絹4丁目、馬絹5丁目、小台1丁目、小台2丁目、土橋2丁目、土橋4丁目、鷺沼4丁目、犬蔵1丁目、犬蔵2丁目、犬蔵3丁目、水沢1丁目、水沢2丁目、潮見台
★麻生区
 東百合丘3丁目、王禅寺、王禅寺東1丁目、王禅寺東2丁目、王禅寺西3丁目、王禅寺西4丁目、王禅寺西5丁目、上麻生4丁目、片平1丁目、片平2丁目、片平5丁目、片平6丁目、片平
●東京都町田市広袴町、広袴2丁目、広袴3丁目、広袴4丁目、真光寺3丁目、鶴川4丁目、真光寺町、小野路町、下小山田町、上小山田町、小山ヶ丘1丁目、小山町
●愛知県春日井市坂下町1丁目、坂下町2丁目、坂下町3丁目、坂下町4丁目、上野町、東神明町、松本町、不二ガ丘1丁目、不二ガ丘2丁目、不二ガ丘3丁目、出川町、北城町1丁目、北城町4丁目、下市場町6丁目、下市場町、堀ノ内町、堀ノ内町北1丁目、堀ノ内町北2丁目、熊野町、小木田町、上条町2丁目、上条町3丁目、上条町4丁目、王子町、下条町1丁目、小野町2丁目、小野町3丁目、小野町4丁目、町田町1丁目、町田町2丁目、細木町1丁目、森山田町、勝川町1丁目、勝 川 町2丁目、勝川町10丁目、長塚 町1丁目、御幸町1丁目
●名古屋市
★守山区
 大字瀬古字15,大字瀬古字赤目,瀬古1丁目,瀬古3丁目,瀬古東3丁目地内
★北区
 上飯田町字北山,上飯田北町1丁目,上飯田北町2丁目,上飯田北町4丁目,上飯田南町2丁目,上飯田南町2丁目、御成通4丁目、織部町、下飯田町1丁目、下飯田町2丁目、下飯田町3丁目、若葉通2丁目、若葉通3丁目、紅雲町、城東町6六丁目、城東町7丁目、生駒町5丁目、生駒町6丁目、水切 町5丁目、長田町1丁目、長田町2丁目、大杉町3丁目、大杉町4丁目、中杉町3丁目、大杉2丁目、大杉3丁目、清水1丁目、清水2丁目
●東区白壁2丁目
●中区三の丸1丁目、三の丸2丁目、三の丸4丁目、二の丸、丸の内一丁目。以上

 ★この中で首都圏での教育施設や公園は以下の通り(直上のみ)

●品川区
 ★戸越公園
 ★大崎高校
 ★源氏前保育園
 ★旗台小学校
 ★六踏園品川景徳学園
●大田区
 ★しばざくらきんたろう児童公園
 ★田園調布学園中学部・高等部
 ★ことばの森保育園
 ★多摩川台公園(北端)
 ★多摩川緑地公園(サッカー場B面周辺)
●世田谷区
 ★東玉川第2公園
●川崎市中原区
 ★等々力公園(等々力陸上補助練習場周辺)
 ★常楽寺
 ★まなびの森保育園新城
●川崎市高津区
 ★橘小学校
 ★春日台公園
 ★千年くすのき公園
●川崎市麻生区
 ★王禅寺北第6公園
 ★山口台公園
 ★麻生中学校(南端)
 ★県立麻生総合高校(グラウンド周辺)
●東京都町田市
 ★町田市立広袴公園
 ★町田市立広袴いせづくり公園
 ★町田市立真光寺清龍寺公園
 ★和光学園中学高等学校
 ★和光鶴川小学校
 ★小野路野球場
 ★小野路町田公園
 ★小野路ふるさとの森
 ★小山田緑地

 ★さらに、首都圏でのルート周辺(概ね100m以内)にある教育施設と公園は以下の通り
 ●品川区
 ★西品川2丁目 そよかぜ公園
 ★東中延公園
 ★荏原第五中学校(南側をかすめる)
●大田区
 ★洗足池
 ★田園調布2丁目保育園
●世田谷区
 ★東玉川小学校
 ★東玉川公園
●川崎市中原区
 ★等々力児童会館
 ★川崎市立聾学校
 ★太陽第一幼稚園
●川崎市高津区
 ★千年新町さくら公園
●川崎市宮前区
 ★馬絹東公園(隣接)
 ★もものか保育園
 ★小台東公園
 ★土橋原台公園
 ★土橋こども公園
 ★土橋4丁目公園
 ★菅生清水公園
 ★西長沢公園
●川崎市麻生区
 ★王禅寺源左エ門谷公園
 ★王禅寺北第1公園
 ★王禅寺瓦谷公園
 ★王禅寺公園
 ★真福寺公園
 ★片平2丁目公園(隣接)
 ★片平小学校
 ★片平中村通公園
●東京都町田市
 ★町田市立鶴川富士見第1児童公園
 ★町田市立真光寺中学校
 ★花の木保育園
 ★小野神社
 ★萬松寺
 ★町田市立小山中学校
 ★町田市立小山田小学校

●間もなく外環では2本目のトンネルが掘られるのか? そしてリニアでも大深度工事が始まるのか?

 外環に話を戻せば、外環は4m離れただけで2本のトンネルが並行して走るのだが、2本目のトンネル掘削はこれからの話だ。陥没事故により外環工事は中断したままだ。調布市の住民は今、果たして工事を再開するのか、2本目のトンネルがやってくるのかで、眠れない思いを抱いている。
 地下190mであってもその崩落が地上を陥没させた事実は、大深度であっても油断はできない。できるだけ多くの人、特に外環ルートとリニアルートの直上に住む人たちにこの事実を知ってほしい。

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●膠着状態に陥った静岡県とJR東海
 JR東海が計画するリニア中央新幹線は、2027年に東京(品川駅)と名古屋駅とを40分でむすぶ予定だ。
JR東海は2014年以来、リニアが通過する1都6県で着工したが、静岡県だけが本線工事を許可しない。

 理由がある。

 JR東海の予測では、県北部の南アルプスをトンネル掘削すると、「県の水源である大井川が毎秒2トン減るかもしれない』。
 これに対して、県は「工事で失われるトンネル湧水を『全量、大井川水系に戻せ』と主張。
 そのための話し合いを、県とJR東海は2014年から続けているが、未だに、JR東海は県が納得するだけの具体策を提示できないでいるからだ。

 それどころか、2019年10月から、県とJR東海とは膠着状態に陥った。

★膠着した背景
 2014年からの話し合いで、2018年になってようやくJR東海は「全量戻す」と県に約束した。
 ところが、2019年、この約束は反故にされる。
 JR東海は、掘削工事で発生するトンネル湧水を導水路トンネルで流し、11キロ下流にある椹島(さわらじま)で放流することを打ち出している。だが、トンネル湧水は、本来下流にいくはずの地下水もその場で出てくるので、椹島に放流すると、流量はむしろ増えると主張したのだ。
  この見解に県の難波喬司副知事は、2019年10月、筆者の取材に「椹島で増えるのは当たり前。でも、本来、椹島より下流で出てくるはずの地下水はトンネル湧水で先に出てきたので、下流側が増えるはずがない。誤解を与える説明だ」とJR東海の説明に不快感をにじませていた。

大井川、下流で流量は増えない←県が作成した、下流側で流量が増えるはずがないことを示すイラスト。本来、上流から下流に行くはずの地下水も、上流のトンネル湧水として出てしまうからだ。
 
 この10月にはJR東海は「標高の低い山梨県と長野県に工事中にトンネル湧水は流出するので、全量戻しは難しい」とも表明したことから、話し合いは進まなくなったのだ。

●有識者会議
 そこで、2020年4月から、国土交通省が「交通整理役」として、「有識者会議」を開催。
 ここでは7人の委員とJR東海とが、「全量戻し」に加えて、「南アルプスでの減流が果たして県中下流域の地下水にも影響を与えるか」の2つを主たる議題として会議を進めている。

210207有識者会議8←第8回有識者会議。2021年2月7日。

 だが今、この会議は、正確には、福岡捷二座長の運営は、JR東海の主張の追認に過ぎないのではとの疑念が記者たちにもたれている。

●唐突な座長発言
 2021年2月7日の第8回有識者会議を筆者は取材したが、会議中の福岡捷二座長の発言はあまりにも唐突だった。
 JR東海の提出した資料は、降水、表流水、地下水、導水路トンネルなどのイラストが描かれ視覚的に判りやすいものだった。そして資料ではこう予測されている。

「(導水路トンネルで放流することで)椹島下流側の河川流量は増加します

 ただ、よく見ると、「常に一定量の降水と蒸発散が生じていることとする」という仮定も書かれている。これは、年間降雨量を365日で割って、その雨量が毎日あるというあり得ない仮定だ。

トンネル掘削完了後の恒常時 毎日降雨との仮定

 つまり、JR東海は2019年10月の見解を変えていなかった。

 そして、福岡座長は突然、何かの紙を読みながら、「全体として、JR東海から出されたモデルについて、私としてどうとらえるかをまとめたい。今回、大井川の上流では水は減るが、中下流域では維持されることが示されたと思う。これを、本会議で確認できたということでよろしいでしょうか?」(要約)と発言した。

210207福岡座長


 え?
 ここで、委員の一人の沖大幹氏が声を上げた。
今のまとめ方は、若干、誤解を生む。川の流量は年間のなかで変動があるのに、減らないことを強調するのは非現実的。実際はわからない。JR東海が示した『平均的には減らない』と一般化する言い方は間違いだ」(要約)
 福岡座長はその意見を、会議後にまとめる座長コメントに反映させると発言した。

 筆者が関心を引かれたのは、この日、初めてJR東海が示したデータだ。静岡県のトンネル掘削で出るトンネル湧水をJR東海は導水路トンネルに流す計画だが、回収できずに標高の低い山梨県側に流出する期間が10か月あり、その総量は300万㎥もあるのに、それでも椹島下流で200万㎥も流量が増えるという。

JR東海モデルでの大井川流量変化

●不適切な座長コメント

 実際、会議後に記者に配布された座長コメントにはこう書かれていた(要約)。

座長コメントのキモ


JR東海より示された以下の事項を有識者会議として確認した。椹島より下流側の河川流量は、導水路トンネル等で大井川に戻される量を考慮すると、平均的にはトンネル掘削前の河川流量を下回らないことが示された。これにより、トンネル湧水が山梨県側に流出した場合においても、椹島より下流側では河川流量は維持される

 このコメントに、会議をWEB傍聴していた難波副知事はまたも不快感を露わにした。

210207難波副知事

「椹島で流量が増えるのは当たり前。解析は必要ない。ただ、そこから下流では、本来上流から出てくるはずの地下水が出てこないので、流量は増えない。工事中は、山梨と長野にもトンネル湧水が流出する。第1回有識者会議で、沖委員が『県外流出させても河川流量は増えるというおいしい話はない』と明言されたが、まさにその通り。今回、JR東海は『ゼロリスクです』と明確に説明した。こういう説明をする限り、県、流域住民は解析結果に信頼できない
 
 また、翌日の記者会見で、有識者会議の森下祐一委員(静岡県が選出)は「私は昨日WEB参加したが、座長コメントのとりまとめのときに、『JR東海の見解を会議が認めた』とは書かないでくれと要請した。だから、コメントでは『確認した』と、JR東海の見解を聞いただけとの表現になった。それでも座長コメントは、文章は正しいが、誤解を生む文章です。そもそも、会議の議事録は後日公開されるので、会議後に座長コメントを出すのはいかがなものかと思っている。それを国交省鉄道局の事務局に何度と伝えても、そのたびに『おっしゃることはわかります』だけです。ほかの委員? コメントに特に異論をさしはさむことはあまり聞いていません」

 また、森下委員は、有識者会議がそろそろ「中間とりまとめ」を出すと事務局から聞いていると伝えた。
 座長コメントについては、以前も記事に書いているが、JR東海寄りと思われる会議の運営で果たしてどんな「中間とりまとめ」が出てくるのか。

●川勝平太知事「座長コメントはいらない!」

 とここまで書いていると、ちょうど静岡県の川勝平太知事のYoutube配信での記者会見が始まった(2月9日14時)。川勝知事はそのなかでこう断言した。
「『全量戻し』が約束なのに、座長コメントでは、山梨と長野へトンネル湧水が流出するのが当たり前のように書いている。コメントにはJR東海の見解を会議が『確認した』と書いているが、それだけの内容に過ぎず、コメントと呼ぶにはあまりにも杜撰。また山梨側に300万㎥も流出するのに、あたかも当然のようにも書いている。あれほどの学者である福岡さんがなぜこんなことを言うのか。こんな座長コメントはいらない」
 この有識者会議では、確かに県との話し合いでは出てこなかった資料が続々とJR東海から提示されるなどの一定の進歩もあったが、今、静岡県庁、県の利水者、メディアは、この会議が結局はJR東海にお墨付きを与えるだけの機関になってやしないかを危うんでいる。

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●リニア裁判、静岡で始まる
 1月15日。静岡地方裁判所で、県民が中心となった107人の原告が「県内のリニア工事差し止め」を求めた裁判の第1回口頭弁論が開催された。

210115リニア静岡裁判入廷行動←入廷行動

 原告団の共同代表の2人が意見陳述に立ったが、茶葉とオリーブを栽培する大石和央さんも、稲作と畑作を手掛ける桜井和好さんも「大井川の水があるから農業を維持できている。もし、JRのリニア工事で水源である大井川の水が1秒に2トンも減ったら死活問題だ」と訴えた。
 特にお茶農家ではスプリンクラーや農薬散布に水が必要となるために、各地に200以上の農業用水槽を設置している。その水槽の水も100%大井川の水であるとの説明には説得力があった。

210115リニア静岡裁判後集会←裁判後の報告集会。向かって左から、大石さん、桜井さん、西ヶ谷弁護士。

 私は後日、大石さん宅を訪問。大石さんがなぜ原告になるに至ったかについて、運営する茶畑、管理する農業用水槽などを視察して、近隣農家が大井川の水に生かされているその背景についてを尋ねた。
 66歳の大石さんは30歳のときから、「地産地消」と「健康な食べ物」を実現しようと無農薬茶畑と平飼いの養鶏などを営んでいる。だが、10年前の福島第一原発の爆発で静岡県の茶畑にも放射性物質が降り注ぎ、長年の固定客も離れ、同時に、収穫していた茶葉も泣く泣く廃棄した。脱原発運動をしていた大石さん自身がその被害者になったことで、より一層「環境は守らなければならない」と決意。

210122大石さんの卵←平飼いの鶏から採った卵。

210122大石さんの茶畑←大石さんは茶畑を無農薬で営んでいる。

 私はこの訪問で、大石さんが裁判で訴えていた「茶葉栽培農家が経営できるのは、各地に設置された200以上もの農業用水槽があるから」を確認したかった。これを頼むと、大石さんは二つ返事で案内してくれた。

 それぞれの農業用水槽には用水組合があり、たまたま大石さんが組合長(持ち回り制)をしていたことで入口の鍵をもっていたのはラッキーだった。

210122牧之原市農業用水槽←農業用水槽

 水槽はちょっとしたプールくらいの大きさがあり、なおかつ深い時には深さ5メートルもあるという。相当な量が貯められる。
 もしJR東海の工事で大井川の水が減ることがあれば、それはこの水槽の水量にもじかに響く。
 それを確認できた取材だった。

 詳しくはネット記事に書いたので、そちらも読んでください。

https://hbol.jp/238139

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 ここ数年、この場を借りて、広範囲な取材が必要となるリニア中央新幹線の取材についての、取材費カンパをお願いしてきました。お陰様で取材費の一部を賄うことが可能になっております。本当にありがとうございます。  しかしここにきて、新たに「入管問題」という、これまた取材時間と費用は掛かるけれど、ほとんど儲からない、だけど伝えなければならない事案と2年前から関わるようになりました。当初は、リニアの取材費だけでもお願いするのは申し訳なかったのですが、入管問題も長年の勝負になると決めてから、背に腹は代えられない以上はと、こちらの事案についてもご支援を呼びかけさせていただくことになりました。リニアでも入管問題でも、ご支援者には、記事の案内やデータ送付、はたまた単行本の送付などをさせていただきます。私の銀行口座は「みずほ銀行・虎ノ門支店・普通口座・1502881」です。私と面識のない方は、お礼をしたいので、ご支援の際に、できればお名前を連絡先を教えていただければ幸いでございます。どうぞよろしくお願いいたします。  樫田拝
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