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樫田秀樹

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●リニア計画にはまだまだ知られていない闇がある 日陰、騒音、液状化(?)、工事中断→知らなかった…
 リニア新幹線は神奈川県相模原市緑区小倉で、現在建設中の高架橋で相模川を横切る計画だ。

231214リニア相模川橋梁工事4←相模川でのリニア橋梁工事。写真右にSさんの自宅がある。

231214リニア相模川橋梁工事2

231214リニア相模川橋梁工事3

●傾いた
 問題の発生は10月11日。建設現場で、相模川の西岸に位置する工事ヤードでは、高架橋の下部工(橋脚の基礎工事)が行われていたが、ここに直径数mの鉄パイプを5本地中に掘った穴に打ち込んだところ、傾いた。
 12日、それを引き抜くのに重機が投入され、朝から夜19時半までかけての引き抜き作業が行われた。その間、すぐ隣に住むSさん宅は揺れ続け、「ドドド」との轟音もやまなかった。

231214リニア相模川橋梁工事 工事ヤード1←Sさん宅のベランダから臨む工事ヤード。隣接している。

231214リニア相模川橋梁工事 工事ヤード5←鉄管(ケーシング)の建込。Sさん撮影。

231214リニア相模川橋梁工事 工事ヤード4←次いで、鉄筋カゴの建込。この後、コンクリートを流し込みコンクリート土台を固め、ケーシングを引き抜き、またケーシングを建込して鉄筋カゴを入れてと、一定の深さに達するまで繰り返す。Sさん撮影。

 なぜ傾いたのか。
 穴が地下水で満たされたため、鉄パイプが安定して直立できなくなったからだ。
231214リニア相模川橋梁工事 工事ヤード地下水←青い丸で示したのが、鉄管などを重機で引き抜いた跡。地下水に満ちている。Sさん撮影

 この地域は昔は川で、その後、畑、そして宅地造成されたとのこと。地下はたっぷりと地下水に満ちているのか。
 ともあれ、鉄管は引き抜かれ、今はその上に鉄板が敷かれ、穴があった場所には鉄板の上に、実寸大で赤い円が描かれている。



231214リニア相模川橋梁工事 工事ヤード6←地下水で満ちた穴に鉄板をかぶせた。Sさん撮影。

231214リニア相模川橋梁工事 工事ヤード2←鉄板の上には薄くだが、穴の実寸大で赤い円が描かれている。Sさん撮影。

●水の問題、日陰の問題、騒音の問題…
 工事担当は銭高組だが、Sさんには「来年1月中旬からの工事再開に備え、今いろいろと計画している」と伝えているそうだ。
 Sさん宅は3年前に夫が亡くなるまで地元では有名な割烹料理店だった。お店、そして自宅で使う水はすべて地下水。飲ませてもらったがおいしい。
 だが、今、自宅のすぐ隣に橋脚の基礎工事が行われ、川の上の橋脚で使用するために酸素を送るコンプレッサー施設も建設され、さらには将来的には高さ18メートルという高架橋が自宅のすぐ南を通るので、Sさん宅は真っ暗になる。
 夫は生前、「もし日陰になったら家じゅうにカビが発生しやすくなり、寒くなり、料理店の経営が難しくなる」としてリニア計画には反対していた。
 また、隣地で大量のセメント、骨材、化学物質などを使う工事が行われる以上、Sさんが心配するのは飲み水にしている地下水が果たして汚染されないかだ。

231214リニア相模川橋梁工事 メモ1←先日見つかったというSさんの夫が生前に書き残していたメモ。

 だが、JR東海はその調査をしていない。

●市民団体の役目
 今回の取材は相模原市を拠点にする市民団体「リニア新幹線を考える相模原連絡会」の案内で実現したが、連絡会のメンバーは、それを聞き「JR東海に訴えるべきです。この近くでリニアルートの近くにある酒蔵は5年ほど前から、月に一度の地下水検査をJR東海にしてもらっています。飲み水は人間生活の基本。こちらから強く訴えて水質検査をやりましょう」と提案。
 また、Sさん宅が日陰になることでも、最長で30年間の日陰補償を受けられることで、その交渉も必要だと訴えた。
 実のところ、Sさんは、夫が亡くなり店を閉じ、子どもも独立して違う場所に住んでいるから一人暮らしで、さらに愛着のある家が今後日陰と騒音振動に見舞われることで、違う場所に住みたいと願っている。だが、リニアルートは家屋にはかからないので、移転補償の対象外だ。
 また、引っ越そうと思っても、こういう悪条件の下では、誰も家を買ってくれない。

231214リニア相模川橋梁工事 メモ6←夫の生前のメモ。これはSさんの言葉を、忘れまいと夫が書き残していたものだった。

 どうすればいいのか。
 Sさんの悩みは深い。
231214リニア相模川橋梁工事 写真1←Sさんは時間があれば、隣接地の工事ヤードの写真を撮り続けている。

231214リニア相模川橋梁工事 カレンダー←Sさんはカレンダーを日記帳代わりにしているが、隣接地の工事のことはこまめにか、書き続けている。

 だからこそ、今回、相模原連絡会が積極的にSさんとつながったことは大きかった。Sさんには相談できる精神的支柱ができたのだ。
 市民団体の役割はここにある。地域で頑張っている住民個人、住民団体は各地にいるが、共通した悩みは、自分たちだけでどうやって対処すべきかが分からないこと、もしくは、何か発言したり行動すれば地域で生きづらくならないかと怖れていることだ。
 そのへんで、住所に縛られない市民団体は住民個人/団体に直接のサポートをすることができる。
 Sさんがちょっと安心した表情になったのは印象的だった。
 逆にいうなら、リニア全線を見渡しても、リニア計画に賛同する住民はいるものの、圧倒的多数は「反対」、「不安」、もしくは必要な情報が付与されない以上は「慎重」になっている住民だ。だが、その多くは声をあげても上げられない。その住民個人/団体をサポートする市民団体もまた少ないのも事実だ。リニアの市民運動の課題は大きい。

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●85歳の原告の意見陳述はリニア問題の要点を抑えていた
  JR東海のリニア計画では4つの裁判が進行中だ。その一つで、リニア工事差し止めを求める静岡県の裁判で、12月8日が第12回口頭弁論の日だった。
 原告の大石信生さん(藤枝市で29歳から昨年の84歳まで旧岡部町と藤枝市で議員を務めていた)の意見陳述は、とても具体的で、かつ、説得力のあるものだった。
231208 リニア静岡ミニ集会2←裁判前のミニ集会で発言する大石さん。

231208 リニア静岡報告集会2←裁判後の報告集会。手前が大石さん。奥にいるのが弁護団の事務局長である西ヶ谷弁護士。

 今までのJR東海と静岡県とのやりとりもよく勉強している。たとえばーー。
●1 リニア工事で大井川の水が「毎秒2トン失われる」、「最大で380メートルも地下水位が低下する」とJR東海が公表してから地域では極めて深刻な問題として受け止めている。だが、JR東海はいまだに住民が納得できる説明をしていません
●2 藤枝市の上下水道は7割が地下水、3割が大井川の漂流水。その地下水は90m級の深井戸20本から汲み上げられている。多くの事業者も井戸を掘っていて、
★藤枝市では62事業所が154本、★島田市は81事業所が160本、★焼津市は165事業所が304本、★吉田町は91事業所が250本と合計868本の井戸から一日30万トン超(毎秒2トン以上)をくみ上げている。
リニア工事での水減少が地下水利用者に計り知れない深刻な打撃と尊大を与える。
●3 県が公表している「大井川水系の過去の取水制限の記録」によると、過去30年間で取水制限された年は18年もある
 ★1995年は189日間、★2018年は147日間、★1994年は年間6回にわたり合計82日間の取水制限があり、上下水道は20%カット、農工業用水も38~50%もカットされた。
 リニア工事で大井川の水がさらに減少したら、もっと深刻な取水制限が起きる。
●4 JR東海は「毎秒2トン減少」「最大380mの地下水位低下」についてその根拠を明らかにしていない
 2020年9月10日の静岡新聞は、JR東海は「大井川直下で(トンネル工事すれば)高圧大量湧水の懸念がある」という資料を隠していたことが報道された。ここにトンネル工事で穴を開ければ、天然の水がめと言われる山体から水は抜けて、大井川が「河原砂漠」にある恐れさえある。本工事は差し止められるべき。

 こういった具体的数値と具体的事実は大切。特に「大井川の水は余っている」と宣う某氏には聞かせてあげたい。

●加えて、弁護団が作成した準備書面(要旨)も判りやすかった
231208 リニア静岡報告集会1←裁判後の報告集会。ほぼ満席だった。

 弁護団は以下の項目について、JR東海に説明するよう求めた。
・なぜ着工前に正確な透水係数を求める作業をやらないのか?
・JR東海の資料(甲E6号証の5p54図31下部)には「ボーリングでは粘板岩の同一層準で大量湧水が発生している」と記載しているのに、同ページ本文には「湧水も僅少」と相反する検討結果となっている根拠と理由。
・山梨県境の断層帯の透水係数は「一括りで大きく設定している」とするが、具体的根拠は?
・ポンプアップで使用される釜場(トンネル湧水を一時的に貯めるプール)の最大貯留可能量は?
・ポンプアップにはどんなポンプを何台設置するのか?
・その電力をいかに賄うのか? 予定される電気代は?
・ポンプアップはいつまで続ける予定か?

 等々。
 でも、この要請は、じつは原告が裁判所に数年前に提出した「原告準備書面1」で被告に回答を求めた事項だ。しかし、被告は「被告準備書面3」で「回答の必要性はない」と明記した上で、この3年間本当にただの一度も回答していないのだ。
 つまり、今回「準備書面10」にこの要請を改めて書き込んだのは
★問題の根幹の整理を行い、
★今年から替わった新しい裁判長などに、こういう根幹に関わる質問にJR東海が回答しないその姿勢をアピールする
 との目的がある(ということを、裁判後の報告集会で、私の質問への回答で確認した)。

●今の裁判長は裁判の終結を急いでいるかも…との情報もあるが、とりあえず、もうこれから3回分の口頭弁論の期日が決まった。
・3月8日14時半。
・6月21日14時半。
・9月13日14時半。

 特に去年からだが、じわじわと静岡バッシングが強まっている。
国交省主催の「有識者会議」(有識者とJR東海とが協議する)では、議論不十分なままで報告書が提出された。県議会は川勝知事を叩き、静岡市での「評議会」(有識者とJR東海とが協議する)では、元県副知事だった難波市長が、なぜかJR東海を擁護するような発言に終始する。メディアはひたすら川勝知事と静岡県を批判する。そして、県と一枚岩だったと思われていた、大井川の水を利用する8市2町の首長たちもリニア工事に前向きになっている。
  この力学はどこから来たのか。
 それでも今、まっとうにリニア計画と対峙するのは、川勝知事を別にすれば、有識者とJR東海と県とが協議する「静岡県環境保全連絡会議」、県内の8つの市民団体、そしてこの裁判だ。この力はけっこう大きい。
 だがなぜかメディアは市民団体の声をほとんど伝えない。異常な事態といえる。
231208 リニア静岡ミニ集会1

←調査報道の鑑。信濃毎日新聞が半年にわたり連載した「土の声を」が単行本に。読み応え120%保証。

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●悩ましい汚染残土問題
 今回の北海道取材の後半のテーマ「北海道新幹線の残土問題」はじつに悩ましい。
 残土のなかでも、自然由来の重金属を含む「要対策土」は掘り出されて空気(酸素)や水に触れると参加し猛毒化する。
 問題はそれが杜撰に処理されていることだ。
 北海道新幹線の残土問題についての報道は極めて少ない。地元の函館新聞が何かあれば報道しているのが目立つくらいだろうか。 かくいう私は昨年、この問題を月刊望星にまとめた。基本情報を整理した記事だと自負している。購読したい方は https://amzn.to/3MBHb4m にアクセスを。
 安く済ませたい方は、こちらの送金サイト『ofuse』から100円カンパをしていただければ(それ以上も歓迎)、データを送付します。送金サイトのメッセージ蘭に「望星記事送れ」などと明記してください。

 2年ぶりに、北海道新幹線の残土の現場を訪れたが、相変わらず汚染はひどい。ここでは箇条書きに説明する。

●「富咲残土受入場」(八雲町)
 ここでは要対策土を仮置場している。
 要対策土を盛土する場合は、残土からの浸出水が有毒であるので、その水をためる調整池が設置されるが、ここでは、調整池はあっても、浸出水を調整池まで流すための流路があったり、なかったりだ。
 「ない」というのは、地べたにそのまま垂れ流し、あとは重力任せで数十m離れた調整池まで流れるに任せるということだ。

231107北海道新幹線 富咲の汚染水2←富咲の調整池。雨が降れば確実に溢れそうだ…。


231107北海道新幹線 富咲の汚染水3←富咲の盛土置場では、汚染水を直接調整池に送るだけではなく、地面に垂れ流しもしていた。写真上の黒い管から流している


DSC04814_size.jpg←垂れ流しのアップ

●「鉛川残土受入地」(八雲町)
 ここも要対策土を受け入れている。
 だが、職員の話によると、調整池はあるが、「濁水処理施設」がない。
 すなわち、調整池に汚染水がたまっても、時間が経てば、重い物質は沈殿するので、その上澄みのきれいな水だけを川に放流するのだという。
 職員は「ぎりぎり要対策土になる程度の濃度だから」問題ないというのだが…。

●黒岩C要対策土処分場(八雲町)
 北海道新幹線で掘削が進んでいるのは、函館に近い北斗市と八雲町だが、八雲町では、町内から出る要対策土を「黒岩」地区という標高の高い場所で盛土する。
 だが現場では、その浸出水と思われる灰色の水が地面を下り、そのまま細い溝に流れ込み、それが、そのまま「シラリ川」に流入する。シラリ川は、北海道南部の絶滅危惧種の魚類の全種が生息している「最後の川」だ。
 溝には、汚い水が流れ、それによりヘドロのような状態になった泥が溜まっていた。
 取材の案内をしてくれた稗田さんが「これはひどい!」と驚き、すぐに泥を採取した。近日中にしかるべき検査機関に汚染度を検査してもらうという。

231107北海道新幹線 黒岩の汚染水1←汚れた水が溝に入り、そのままシラリ川に流れ込む。

231107北海道新幹線 黒岩の汚染水2←杜撰な残土管理に、取材の案内をしてくれた稗田さんが泥をその場で採取。近日中に、検査機関での結果が公開される。

231107北海道新幹線 黒岩の汚染水3←幾本もの棒の上部での十字架のような交差点まで盛土をするという。その地面と溝は隣接している。

231107北海道新幹線 黒岩の汚染水4←溝から盛土現場に向けて撮影。

●村山地区(北斗市)
 ここの詳しい経緯は上記「望星」を読んでいただくとするが、簡単に書けば、元々八雲町に置かれるはずだった要対策土が八雲町の住民の反対で置けなくなり、それをなぜか北斗市長が「引き取る」と公言し、果たしてそうなった。
 ところが、その要対策土からの浸出水が流れる溝から汚染水をサンプリングした地元の住民団体がそれを県さしてもらったところ、環境基準値を超える値が出た。
231108北海道新幹線 村山からの浸出水←市民団体が汚染水を採取した場所。この市民の行動により、村山の公害問題は一気に世間に知れ渡ることとなった。

 こうして、この村山地区は一気に注目を浴びるのだが、さらに途中の経緯を割愛すれば、この盛土の山の地下30mほどの地下水でも重金属「セレン」の基準値超えが度検出され、そのたびにトンネル掘削は中断した。
 だが、事業者である鉄道機構は、「盛土周辺の地面に流れた汚染水が蒸発することで濃度が高くなり、それが地下水にまで達したことが原因」と説明。そして今、この盛土のすぐ近くでは、そのセレンで汚染された地下水をくみ上げ、浄化して地下に戻すという浄化装置を設置した。
 そして、その効果があるかどうかは、1年後に公表するのだという。
 おそらく、鉄道機構は、要対策土の残土山が日常的な汚染源だとは認めない。

231108北海道新幹線 村山処分場の要対策土鉄道機構はここに八雲町で発生した要対策土を盛土するが、現在は、地下水調査のために搬入は中断されている。要対策土は、斜面はブルーシートで天井部は覆土をしてその流出を止めてはいるのだが。

231108北海道新幹線 村山処分場のセレン浄化装置鉄道機構が建てたセレン浄化装置を格納した建屋。

●野田追(北)工区(八雲町)
 ここも2年前に視察。
 相変わらず、要対策土の処分は杜撰で、ブルーシートで雨風の浸食を防ぐという目的のはずが、そのブルーシートはあちこち破け、しかも、そこから草や木が生えるにまかせている。
 また残土山の上に小さなブレハブ事務所まである。
 ここ、本当に「仮」置場なのか?

231108北海道新幹線 野田追(北)工区のトンネル←野田追(北)工区のトンネル現場。フジタJVによる工事だが、このトンネルで過去2例の従業員の死亡事故が起きている。

231108北海道新幹線 野田追(北)工区の要対策土 草が生え放題1

231108北海道新幹線 野田追(北)工区の要対策土 草が生え放題2←フジタ、そして鉄道機構に要対策土の飛散を防ぐという考えはあるのだろうか。あちこちでブルーシートを突き抜けた草や木が生い茂り、なかには、要対策土の盛土の上に小さなプレハブ事務所まである。
 
●柳沢処分場(北斗市)
 2年前から、要対策土の仮置き場として開設した。
 たまたま北海道新幹線のルートのすぐ横に設置されている。
 
231108北海道新幹線 柳沢処分場1←柳沢処分場。取材中に北海道新幹線が走りすぎていった。


 231108北海道新幹線 八雲駅予定地1←北海道新幹線の「八雲駅」予定地に立つ標識。現在、北海道新幹線の乗車率は約26%だが、札幌まで延伸してそれがどこまで伸びるかはまったく分からない。

231108北海道新幹線 八雲駅予定地2←写真手前から奥まで続く杭がおそらく新幹線建設のための中心杭。八雲駅予定地で。ここに降りて乗客はどこに行くのだろう?

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2023/11/15 01:51 北海道新幹線 TB(0) コメント(0)


 4日間の北海道取材。
 前半が「ダムのスリット化」、後半が「北海道新幹線延伸区間での有害残土問題」について。
●●「スリット化」について
●「漁獲高減少の原因はダムです」

 全国的に、一部の地域を除いて、シャケの漁獲高が減っている。
 専門家に言わせると「温暖化」の影響だそうだ。だが原因はそれだけなのか。
 もう半世紀もの間、北海道の川、魚、森の動物たちの写真・映像を撮り続けている北海道在住の稗田一俊さんは「ダムが原因です」と断言する。
 稗田さんが見てきた北海道の川から魚が少なくなっていったのは1990年代に入ってから。釣り仲間からも「あちこちの川の川底が下がってきた」「川岸が崩れて崖になっている」との話が伝わるようになる。
 稗田さんはそのメカニズムをこう説明する。
 ★利水・治水ダム、砂防ダムや治山ダムが建設されると、本来下流に供給されるはずの砂利、砂、小石がダムに溜まる。するとダムの下流では水流が砂利を押し流し、特に増水時はより大きな石までも流されてしまい、徐々に河床が下がる。すると川岸との落差が開き、川岸が崩落する。川岸が崩落すると、土砂が流出して細かい砂や泥が川底に堆積し、川幅が広がるので水深も浅くなるという「河床低下」が起きる。
 魚の産卵には石と石との間の隙間が必要だが、上記のような悪循環が始まると、その石がなくなり、産卵場所がなくなる…。
231105河床低下2←北海道八雲町。かつては右半分の石はすべて水の下だった。両岸がえぐられ、護岸ブロックすら流されている。
231105河床低下1←河床低下の結果、川の両岸がえぐられ、岸を支えてきた木々は倒れ掛かっている。

 そして、稗田さんや一部漁師が訴えたのが、可能であればダムの撤去、それが無理でも、ダムの真ん中部分を切り取る「スリット化」だ。それにより、上流からは常時、砂、砂利、小石、そして海に必要な栄養分が供給される。
 じつはこの件はある雑誌に書くので、詳しいことは書かない。その前宣伝として書けば、北海道の日本海側にある「せたな町」では、海に注ぐ2本の川の上流に計5本のスリット化を実現した結果…
221105 スリット化せたな町 bokasi←逆台形にダムの躯体の真ん中を切り取った。このスリット化に一役買った稗田さん(右。雑誌掲載時にはモザイクは外します)。
231105せたな町スリット化2←ここも逆台形で躯体を切り取った。

231105せたな町スリット化5←治山ダムでは逆台形にスリット化するが、砂防ダムでは長方形に切り取る。この写真のスリット化については幅が3.5mしかなく、稗田さんらが訴える最低6mには及ばない。だから流木などが間口に溜まって、流水を阻害するかもしれずで、6mのスリット化を目指しての訴えは続けるという。

★2010年12月に最初のスリット化→2011年の春には河口で海藻が繁茂し始めた。漁師さんたちはびっくり。海藻が繁茂すると、ウニが増えた。
★治山ダムや砂防ダムの下流には適度な砂、石、砂利などが供給されたことで、産卵場所が増えた。
★その結果、せたな町では、2019年と2022年とを比べると、その4年間でサケの漁獲高がなんと4倍以上になった。
 私はこのデータを数字でもっている。でもこれは、雑誌で初公表するので、ここでは出せない。ただし、せたな町漁協もその一地域である「北海道日本海南部」のサケの漁獲高データはインターネットでも公開されているので、その数字だけ見ても、以下に、スリット化以降に数字が上がったかが見える。この「日本海南部」の数字にしても、その多くはせたな町の漁獲高が反映されている。
スリット化 2013年~2022年・秋サケ漁獲尾数・日本海南部と噴火湾

 もちろん、稗田さんの考える河床低下に至るシステムを、いわゆる学者で肯定する人は少ない。学者の多くは「温暖化で」というが、スリット化で漁獲高が増えたこの事実はどう説明するのか。
 もっとも、温暖化の影響がないわけではない。たとえば今年は9月でも海水温が28度もあり、21~22度までしか耐えられないサケ(特にオス)は川に辿り着く前に死んだと推測されていて、せたな町でも漁獲高は上がっていない。今年に限っては確かに「温暖化のせいで」と言ってもいい。
 でも昨年まではそんな高水温はなかったわけで、この件、今後も継続取材したい。
今回の取材で残念だったのは、海がしけていたために、漁に出る船がなく、撮りたかった水揚げの写真が撮れなかったことだった。それは来年の宿題とする。
 今回の取材で感じたのは、やはり、行政とか研究者とかではなく、自分たちの川や海を守る主人公は地元の住民であり漁業者であることだ。せたな町の漁師はスリット化も推進したが、そこに至るまでもダムの魚道の清掃も熱心にやってきた。漁協関係者はこう言ったのだ。
「漁師の関心ないところには、サケもマスも来ない」
231105せたな町スリット化看板2←せたな町では2020年にもスリット化が実現し、その実現を目指してきた住民団体が感謝の思いを込めて作った看板。

「北海道新幹線」については、また後日。
 
★スリット化については、掲載誌が決まっているが、北海道新幹線残土問題については、取材はしたものの、掲載先は未定。関心をもつ雑誌はありますが、とりあえず今回の取材内容の結果に関心をもってくれるかどうかで掲載が決まります。つまり、もし企画ボツなら、今回の取材は赤字となります。以下、いつもながらのお願いです。

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2023/11/10 18:44 環境問題 TB(0) コメント(0)


数カ月先の雑誌掲載となるが、沖縄に行ってJVC(日本国際ボランティアセンター)の元代表の谷山博史さんに会ってきた。
 谷山さんはJVC時代から、現地に駆けつけての難民支援に加え、戦争そのものを起こさせない「非戦」活動にも尽力した。もう少し正確に書くと「対話」による平和構築運動だ。
231006沖縄 名護市 安和牛歩2

 2001年9月11日、いわゆる9.11のアメリカ同時多発テロのあと、アメリカはアフガニスタンを空爆し、その後も20年間に渡り同国に駐留し、「タリバン」と見なせば、一般市民にも容赦のない銃撃、爆撃を加えてきた。それがそののちに一般市民と判っても「誤爆」であるとして米軍はついにただの一度の謝罪もしていない。
 谷山さんは2002年から約5年アフガニスタンに駐留したが、その間も、JVCの現地スタッフやその親戚が「誤爆」で殺された。なかには結婚披露宴会場が爆撃されたこともある。JVCのクリニックが米軍に占拠され、米兵たちが人心掌握のためなのか、診察もなしに薬をばらまいたこともある。
 こういう行為にアフガン人は激しい敵意を抱く。そして復讐のため、昨日までの普通の村人が今日はタリバンになっている。
 JVCの現地スタッフにも、アメリカへの激しい憎悪をもっているS氏がいた。平和を導くのは武力しかないと信じていた。
 だが、上記のクリニック占領事件に抗議するために、谷山さんが米軍と対話する折衝を持つのだが、その場に同席したS氏は驚いた。米軍は谷山さんの要請を呑み、以後、クリニックの占拠はなくなり、NGO活動地での実弾演習などもなくなったからだ。
対話が米軍を動かした
 この事実に深く感銘したS氏は、その後、自ら現地NGOを設立する。その中心テーマは「対話」による平和構築。
 S氏は自分の村で、例えば、おもちゃであれ子どもが銃遊びをしないことや、大人同士の諍いには誰かの仲介で対話で解決することなどのプログラムを推進。これが、各村に広がっている。
 そして2021年8月に米軍がアフガニスタンから撤退するが、その後はタリバンが再び女子教育を制限した。ところが、S氏はタリバンと粘り強く交渉。その結果、S氏の活動地域で女子教育は認められるようになったのだ。これは、谷山さん自身がとても驚いたことだった。
 谷山さんは5年ほど前にJVCを卒業し、3年前に沖縄県名護市に移住した。
 JVC在籍中、アフガニスタンだけではなく、アメリカの戦争には日本の米軍基地も関わっていることを知ると、日本でこその対話による平和構築運動をしなければと痛感し、それを沖縄で実践しようとしたのだ。
 ただし、老舗NGOの元代表という看板は一切使わずに、ゼロからの一移住者として辺野古や安和(あわ)、塩川などでの住民による抗議行動に参加し、いろいろな活動家と知り合った。
231006沖縄 名護市 安和牛歩1

231006沖縄名護市 安和土砂ダンプ阻止行動3←沖縄県名護市安和(あわ)での、辺野古に土砂を運ぶダンプの前を牛歩で作業を遅らせる阻止行動。この場合、ダンプを止めてしまっては逮捕の可能性大なので、あくまでもゆっくりと歩く。その効果はともあれ、基地建設反対の意思を示し続けることがとても大切。ジーパンに灰色のシャツが谷山さん



●黒子のような中心人物に?
 その結果、詳しい経緯は割愛するが、谷山さんはいつの間にか、沖縄の対話による平和構築運動の中心的な位置にいる(本人に言わせれば、黒子に徹している…だが)。去年から谷山さんが呼び掛け人の一人として仕掛けたのが「『台湾有事』を起こさせない・沖縄対話プロジェクト」。
 これはウクライナ戦争が起きてから、なぜかマスコミは「次は台湾有事だ、沖縄有事だ」と深い根拠も示さずに報道を展開しているが、谷山さんは一貫して「戦争は『起きる』ものではなく『つくられる』もの。そうであれば対話で止めることができる」と信じている。
 これは全3回開催されたが、2回目は台湾の有識者が、3回目は、私も今年9月24日にオンライン視聴したが、なんと、中国大陸からの有識者も参加しての対話が実現した。
230909 沖縄対話プロジェクト 新聞記事(谷山さんのFBから転載)

 中国からの有識者は「中国はこれまで他国を武力制圧したことがない。日本政府が台湾海峡で問題を起こさない限り、台湾有事は起きるはずがない」と淡々と説明した。
 その有識者の「香港デモ制圧」への見解については、中国政府の広報官のような内容だったので「そりゃ違うだろ」と同意できない部分もあったが(ただし彼らの言動が政府に見られていることを思えば、割り引いて考えねばならない)、なるほどと思ったのは、確かに中国が台湾に攻め入るなどの情報はないが、それを意識づけたのは2021年に安倍元首相が「台湾有事は日本有事であり、日米安保有事である」と唱えてからだ。
 そして今、沖縄の南西諸島には、次々と自衛隊施設が建設されている。
 私は数年前に、自衛隊基地の建設が始まったばかりの石垣島を訪れ、その時、住民にはいろいろな意識があることを知った。
「自衛隊を歓迎する」
「自衛隊は歓迎するが、私たちの聖地である於茂登山に基地を作るのは反対」
「自衛隊そのものに反対」
「沖縄に中国が攻め入るなどあり得ない」
「いや、あり得る。その脅威はある」
 谷山さんは、これら意見、そして台湾側にも「独立すべき」「現状維持でいい」など様々な意見があることを知っているが、もっとも訴 えたいのは、「どんな意見があってもいい。優先すべきは戦争を起こさせないこと」だ。
  だが可能なのか?
「可能です。なぜなら戦争は意図的に作られているからです」
 沖縄では来る11月24日に「沖縄を再び戦場にさせない・県民の会」の1万人設立集会が開催される。
 そのキックオフ集会が9月24日に開催されたが、谷山さんはその基調講演を行った。これは30代の若い世代の実行委員数人からの推薦を受けてのことだった。
230924キックオフ集会谷山基調講演

 基調講演で谷山さんはこう訴えた。(抜粋)
「私は中国が武力で台湾を統一することにも反対ですし、台湾の中に独立したいと考える人がいることも当然だと思っています。しかし今私たちの目の前にある最大の命題は戦争を起こさせないということです。中国が好きか嫌いか、台湾の独立を支持するかどうかの問題ではありません。台湾が独立するよう仕向けたり、政治的、軍事的に介入すれば確実に戦争になることが分かっているのですから、現状を維持し、時間を稼ぎ、時間をかけて平和的な解決の道を見出していくしかないのです。台湾の世論の大半が現状維持であるということは、台湾の人たちもそのことが分かっているということです。あまりに明快なこの論理を、善悪論や人権論をさしはさむことで逸脱するのはとても危険なことです。戦争は作られるという大局的な視点に立てば戦争は止められるのです。台湾有事は起こらないのです。起こすとすれば私たちかもしれません

230924キックオフ集会←2枚とも谷山さんのFBからの転載

 来年1月には、対話プロジェクトの総括集会も開催されるが、その後どう活動を展開するのか。その課題に谷山さんが黒子としてどう関わるかは随時確認したいところです。
 
 谷山さんへの取材はとても面白いものでした。
 できれば、11月の1万人集会にも、1月の総括集会にも行きたい。しかし財源がありません。ということで、いつものお願いですが、取材資金へのご支援を賜れば幸いでございます。
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2023/10/13 17:22 戦争 TB(0) コメント(0)
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1都6県にまたがるリニア問題を一人で取材することは自分で選んだ道でありますが、それも多くの方から取材費カンパというご支援をいただいたからです。とはいえ、2022年末にその資金プールがついに底をつき、東京都や神奈川県以外の遠方への取材を控えざるを得なくなってしまいました。今一度、ご支援を賜りたくここにそのお願いをする次第です。ご支援者には、今年には発行予定のリニア単行本を謹呈させていただきます。私の銀行口座は「みずほ銀行・虎ノ門支店・普通口座・1502881」です。また100円からのご寄付が可能なhttps://ofuse.me/koara89/letter もご利用ください。私と面識のない方は、お礼をしたいので、ご支援の際に、できればお名前を連絡先を教えていただければ幸いでございます。どうぞよろしくお願いいたします。  樫田拝
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